2025年08月04日

デジタル技術で建築の新たな可能性を切り拓く

今週のゲストは建築家で東京大学生産技術研究所特任教授の豊田啓介さんです。

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豊田さんは1972年生まれ、東京大学建築学科を卒業後、安藤忠雄建築研究所を経て、コロンビア大学建築学部修士課程を修了。建築デザイン事務所「noiz」代表として、コンピュテーショナルデザインを積極的に取り入れた活動を展開されています。

コンピュテーショナルデザインとは、デジタル技術を使ってデザインをすること。
ただ図面を引くだけではできない形や発想を、デジタル技術を使うことで可能にしていこうという取り組みです。

これはAIとは異なり、あくまで人間が行うもの。
「建築家が、これまで通りに図面を書くとか模型を作るっていう発想だと、出なかったようなアイディアとか形を、新しいコンピュータの造形や制御する能力を使うことで、いろいろと違う可能性が見えてくるんです。」

豊田さんは大学卒業後、安藤忠雄建築研究所に入られ、
1996年から2000年まで在籍。
淡路夢舞台や四国の光明寺、フォートワース現代美術館のコンペなどを担当されたそう。
その後はコロンビア大学の建築計画歴史保存学部へ留学、修了後はニューヨークの建築事務所「SHoP」で勤務され、ここはコンピュテーショナルデザインの最先端事務所でした。
「安藤事務所がすごくアナログで、いい意味でアナログですごく20世紀的な建築をやっていたのに対して、やっぱりせっかくなんで、全然違う方を極端にやってみたいなと思って」

staff| 21:00 | カテゴリー:


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