2025年09月29日
印象深かったホテルは?
今週のゲストはホテル評論家で旅行作家の瀧澤信秋さんです。
瀧澤さんは1971年生まれ。ホテル評論家、ジャーナリストとして、利用者目線を重視した徹底的な現場取材で多岐にわたる宿泊施設を評論し、各メディアでご活躍されています。前回来ていただいた時と変わらず、現在も年間300泊以上という驚異的なホテルライフを送っていらっしゃるそう!
その瀧澤さんが今年特に印象深かった滞在先として挙げたのは、
北海道石狩市にあるスウェーデンヒルズのヴィラホテル。
客室数や効率を重視した一般的なホテルの考え方とは全く無縁の、
大草原の中にヴィラが3棟だけあるという意外性に富んだ立地と雰囲気に感動されたそうです。
「本当に自然と一体になって心から体全てを洗濯をしてくれるみたいな感じでしたね感動しました。」
また、瀧澤さんは20年以上の活動のなかで、日本のホテル業界の大きな変化を肌で感じていらっしゃいます。特に2014〜2015年頃からのインバウンド(訪日外国人旅行者)の活況に伴い需要が高まり、シティホテルやビジネスホテルといった従来のカテゴリーとは異なる「個性的なホテル」が増加したということです。競合が激化するなかで、ホテルは「他にないこと」を追求し、異なる要素が「クロスオーバー」した形態が生まれているそう。
例えば新しいジャンルとしては、従来の年収や年代ではなく、趣味や趣向といった観点で客層をセグメントする「ライフスタイルホテル」が台頭しています。例えば、ロック音楽好きや環境をコンセプトにしたホテルなどがあるそう!