2025年03月24日
100年ぶりの新種発見!
今週のゲストは農学博士の勝木俊雄さんです。リモートでのご出演です。
勝木さんは1967年福岡県生まれ。東京大学大学院 農学系研究科修士課程修了。
専門は、樹木学や植物分類学などで、現在は、森林総合研究所 九州支所 産学官民連携推進調整監として、桜研究の第一線で活躍されていらっしゃいます。
主な著書には『桜』(岩波書店)、『桜の科学』(SBクリエイティブ)などがあります。
勝木さんの所属する森林総合研究所は、国の林業試験場の位置づけを持つ研究機関で、木材生産から森林生態系まで幅広い研究を行っています。全国に支所がありそれぞれ、地域の森林の特性に応じた研究が進められています。
勝木さんは2018年に「クマノザクラ」の発見に関わりました。
これは日本で100年ぶりの新種のサクラの発見とされ、きっかけは図鑑の改定作業でした。紀伊半島に特徴的なサクラがあるという情報を得て調査を開始し、最終的に新種と確認されました。
植物の分類において、一番大事なのは"花の形"。この観察をベースに研究を行っているということ!
staff| 21:00
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