2024年12月02日

塾前じゃないごはん

今週のゲスト、ライター、ポルトガル料理研究家の馬田草織さんです。

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馬田さんは1970年、東京都生まれ。上智大学文学部教育学科卒業後、出版社に勤務し2005年に独立。ポルトガルの食や文化に魅了され、家庭料理からレストラン、ワイナリーなど幅広く取材活動をされています。

馬田さんの最新著書『塾前じゃないごはん』がオレンジページより発売中です。

こちらは、現在高校1年生の娘さんが受験生で、塾に行っていた際、
Instagramにハッシュタグをつけて #塾前ごはん をつけてあげていたことがきっかけでした。

現在、子供たちの通う塾は、19時や20時から22時頃までの授業が普通ということで、学校から帰ってきて、塾に行くまでにご飯を食べる必要があります。このご飯が「塾前ごはん」、塾が無く、ゆっくりと食べられるごはんが「塾前じゃないごはん」(普通の夕飯)です。

また『塾前じゃないごはん』には、馬田さんの食事に対する基本理念についても、触れられています。

きっかけは、1967年に出版された松田道雄さんの著書『育児の百科』でした。
50ねん以上前に書かれた本ですが、今にもつながる、育児に関する母親の悩みを多々とりあげていたということで、特に食事、好き嫌いについて、馬田さんは痺れたと話していました。

「人の迷惑にならない限りは、好きなものを好きなように食べればいいんだ、食卓は揉め事の多い家庭生活のクッションみたいな役割を果たすべき場所だってあって、好き嫌いせず綺麗に全部食べなさいとかは、言う必要ないですよっていうことを書いてたんですよ。」

staff| 21:00 | カテゴリー:


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