2016年11月22日

あえてモノクロで撮影する、その意図と楽しみとは?

写真家の本橋成一さん
最新の写真集『築地魚河岸ひとの街』は、
完全にモノクロの写真で構成されています。

161122_motohashi_1.JPG

「築地の場合は、カラーで撮ることはないですね。
 モノクロだと全体風景としてみてもらえて、
 落ちている物とか、余計な物が見えないからいいんです」
さらに、自身で現像プリントができるという
手間暇の楽しさも感じているそう。

本橋さんが築地に30年も通う魅力は、”単純に面白い”から。
「僕らの子供時代にはあったけど、今無くなったモノとか、
 どっかに囲われてしまった、どこか変わった人とか、
 そういうのが、築地にはあるんですよね。」
便利になり、豊かな生活の中で失われたものが
築地にはある、と本橋さんはおっしゃいます。

今夜の選曲:SWING 24 / DJANGO REINHARDT

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー

カテゴリー