2025年10月06日

焚き火の普遍的な魅力

今週のゲストは、アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんです。

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寒川さんは1963年生まれ、神奈川県の鎌倉を拠点に、焚き火の本質を追い求める求道者として、
幅広くご活躍されています。著書に『焚き火の作法』などがあり、焚き火の達人としても知られています。
寒川さんは、人類が火を使い始めた太古の昔から、現代に至るまで「火」が
基本的に変わらない唯一のものだと指摘します。文明や時代は移り変わっても、
焚き火の炎は普遍的であり、人間が動物として唯一扱いこなしてきた「道具」であるという見解を述べられました。

「(焚き火は)長い年月、変わらないっていうことだと思うんですよね。
 その時代のものと今の火は基本的には同じものだと。そんなもの僕は世の中に他に知らないんですよ。」

寒川さんは20年ほど前から、焚き火の魅力を伝えるために「焚き火カフェ」を運営されています。
このアイデアは、寒川さんが東京から神奈川県の三浦半島へ引っ越したことがきっかけ。
相模湾に沈む美しい夕日と、シルエットになる富士山を眺めながら、
その豊かな時間を過ごす方法として「焚き火が最高にいい」と考え、サービスとして始められました。
「カフェ」という名前をつけた背景には、「焚き火は男の世界」というイメージを払拭し、
焚き火を全く経験したことのない女性にも気軽に体験してもらいたいという思いがあったそうです。

実際に焚き火カフェでは、道具は全て寒川さんが用意し、
コーヒー豆の焙煎や焼きリンゴ作りなど、焚き火を通じた様々な体験を提供されているとのことでした。

staff| 21:00 | カテゴリー:


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