2021年07月19日

「農業に見いだした社会貢献」とは?

ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒:まず、ネイバーズファーム
というのは株式会社なんですか?

川名さん:これはまだ個人事業で
やっています。

小黒:東京大学文科三類に
入学した後で、農学部を卒業…
大学に入る前は社会に出るのを
どんなふうに思っていたんですか?

川名さん:そうですね。全然
知識がなかったので、弁護士や
会計士などが浮かんでいたん
ですが、どれも面白くなさそう
と思っていました。

小黒:そういう人って、
若い頃に世界を旅したり
していないの?

川名さん:私は9歳まで親の
仕事の都合で海外に住んでいました。

小黒:そういう意味では
視野が広かったと思うんですが、
どのようなきっかけで
農業に興味を持ったんでしょう?

川名さん:海外に住んでいたことも
あって英語も喋れるので国際機関で
働くことも考えていたんですが、
大学時代に発展途上国を見て
いくうちに、フィリピンの農村を
見た時に心動かされました。
経済的に見たら貧しくて機械もない。
水牛で田んぼを耕しているような
姿を見たんですが、交流して
いくと言葉では皆さん貧しいと
言っているんですが、私から
すると豊かな生活に見えて、
自分たちとは違う生活をしている
人たちの生活を見た時に、
価値観の違いを感じました。

小黒:周りの同級生は東大に
入ったことを活かして稼ぎの
いい職場に入って行ったと
思うんですが、あなたが
それと真逆の世界に
飛び込んでいったきっかけは
あるんですか?

川名さん:大学で農学部に入って
もっと現場を知りたいと思い、
色々な農業経営者に会いにいって
インタビューをして、
フリーペーパーを発行すると
いう活動をしていました。
農業経営をしている社長さん達が
すごく生き生きして社会に
直接的に貢献しているかっこいい
仕事だなと思って、憧れが芽生えたんです。

今夜の選曲… COMB MY HAIR / KINGS OF CONVENIENCE

| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク


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