2017年10月23日
ニューヨークを拠点に活躍する85才、芸術家の破天荒な人生とは?
前衛芸術家、篠原有司男さんです。
篠原さんの代表作のひとつが、丸めた布に
墨汁を染み込ませ、布に落としたり、
壁につるした紙にパンチしたりする「ボクシング・ペインティング」
1950年代から書き始めていましたが、これを始めたきっかけは?
篠原さん「アクションペインティングが世界で流行していて、
何か自分に良いものはないかなと思っていた時に、
『そうだ、ボクシングのグローブに絵の具をつけよう!』と。
ボカボカ塗っていけば、早く美しくなっていくと思ったわけ!
ところが当時はグローブはまだ高くて売ってなかったんだ…
それでも、毎日何かやってくれって言う人たちの為に、
500円貰って、そのうちの300円で遣唐使を
塗ったりなんかしてね… 後の200円で墨汁(絵の具)
なんかを買ってきたりして水で薄めて薄めて使ってりしてね…
グローブもなかったから、親父の下着かなんかを
全部巻きつけて使っていましたね。」
今夜の選曲:MAMBO NO.5 / PEREZ PRADO AND HIS ORCHESTRA
| 19:52
| カテゴリー:ゲストトーク