2017年09月29日

本屋に行かない人にこそオススメ! 袋とじ本屋「梟書茶房」について

株式会社鷗来堂 代表取締役 柳下恭平さんです。

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柳下さんは書店のプロデュースや選書の仕事がしている傍ら、
最近では池袋に『梟書茶房』という本屋さんを出されました。
この本屋さんは一体どういう本屋さんなのでしょう?
柳下さん「『茶房』とあるように本屋さんと
コーヒーショップを一緒にした空間を作りたいということで
ここの本屋さんはやっています。一般的な本屋さんが
コーヒーショップを併設するのと1番違うのは、
コーヒーショップが本屋さんを併設したら
どうなるかっていうことかもしれないですね。
書店にバリスタがいないように、カフェに書店員がいないんですね。
当たり前ですけど、この2つの仕事って全然違う技術なんです。
なので、選書をしてディスプレイをしてそれをメンテナンスしていく
というサイクルが書店だとすると恐らくそれができないんですよね。
別にカフェ店員のバリスタを否定しているのではなく、
この選書をしてディスプレイトレーニングしてっていう作業って
トレーニングしていかないとできない作業なんですよ。
でも、僕はここのコーヒーバリスタがいる『梟書茶房』で
本が売りたいと思ったので、最初から袋とじにしちゃおうと
思ったんですね、ブックカヴァーを巻いてそこに煽りの文だけ
書いておいて、本に番号を振っておく。その番号で何番の本を
読んで「こう思ったなら」、次に何番の本を読んでいったら
いいんですよというふうにしたんです。全部で1231冊あるんですけど、
その全部の本に番号が振ってあって全部リンクしてありまして
複雑に行き来きする仕組みになっているんです。
なんでこういったものを作ったかというと
実は僕たちって本が多すぎて選べていないんじゃないか
というふうに思ったんです。我々が買い物する時の選択のコストと
言いますか… 選択の多さに飽きているところがあると思っているんです。
普段本屋さんにいく人が、本を選べるかというと多分僕は
必ずしもそうではないと思っているので、今回の『梟書茶房』では
もうこれだけしかないんですよという風にして、しかも
何の本だかわかないないようにして
ピンときたら買ってもらうというふうにしたんです。」

今夜の選曲:あなたがいるなら / CORNELIUS

| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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