2011年08月02日
お茶のすべての始まりは中国
写真家で茶人の菊地和男さんが書かれた「中国茶巡礼」。ユニークなのは、お茶を<江南、華南、西南、江北>の4つのエリアに分かれて紹介しているということ。中国のお茶の産地は、一般的に揚子江より南なんだそうです。暖かく、よく雨が降り、寒暖の差がある場所が、どの国でもお茶の産地なんですって。
「すべてのお茶のルーツは中国にある」と菊地さん。中国茶も日本茶も紅茶も、植物としては一つの種類ですが、蒸したり、煎ったり、発酵させたり…製法が違うんですって。中国でも長い歴史の中でいろいろなお茶の形が流行ったそうですが、廃れていったそう。
日本の茶筅もルーツは中国。一般日本市民がお茶を飲みはじめたのは、なんと江戸末期。それまでお茶は、お坊さんや武士の飲み物で、市民はお湯を飲んでいたそうです。
今夜の選曲: UMA PRECE / LUIZ BONFA
| 20:48
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