2008年12月25日
近頃のパリでよく聞く言葉「エスプリ・ド・パルタージュ」
ジャーナリストの南谷佳子さんはパリに住まわれて34年。「隣人祭り」(木楽舎)の著者でもあります。本の中にも出てきますが、最近パリではエスプリ・ド・パルタージュという言葉が多く登場するそうです。これはどんな意味なのか?2000年にパリでは35時間労働法が施行されました。失業者が多いパリ、35時間という決まった労働時間にして、その分働ける人を増やしましょうという労働法。仕事する時間が減ったことによって余暇が増えました。どう過ごすのか?それならボランティアでもしようかなという、人のために何かしようとする人が増えたそう。何か一つのものをみんなと共有しようという、繋がりの気持ち。「分かち合い・共有」という価値がエスプリ・ド・パルタージュ。その精神(エスプリ)が隣人祭りの根底にある考え方とリンクしていのでは、とも南谷さん。
今夜の選曲: SWINGIN' THE BLUES / DJANGO REINHARDT
| 20:48
| カテゴリー:ゲストトーク