2006年07月13日

【第38回】「築地の朝めし」 持田商店

電話番号考
 このブログを書いていて、一つ発見があった。河岸のことは、大概分かっているつもりだが、ブログで店の情報を紹介することで、思わぬ副産物。たいしたことではない、かもしれない。だが、皆さんが築地でお店を選ぶときに、ちょっとした参考になるかもネ。

 あまり期待を持たせても何だから、いきなり結論。「3541で始まる電話番号の店は、古株」。どうだ? 期待はずれ? 築地は東京だから03で始まるのはあたりまえ。場内、場外を問わず、3541で始まる店は、築地の中でも古い部類に入るようだ。昭和何年にうんたら、というウンチクまでは持ち合わせないが。

 例えば、読者諸君が築地へ来て「どの店に入ろうか?」と悩むとする。うまい店、お気に入りの店を見分ける嗅覚の持ち主は、己の才能を信じて店を選びなさい。そうではない人、まず電話番号を調べよう。3541から始まる番号の場合、永い間河岸を相手に商売してきた店、つまり「いい店」である可能性が高まる。簡単。

 電話が普及する以前の歴史までは分からない、そもそも商売気がない店に入ってしまう、ということもあるが、結構あたっていると思う。決して、「新しい店がよくない」ワケではないのであしからず。


第38回 波除神社前のおにぎり屋 「磯野家」
 今朝は、何回か紹介している、「お持ち帰り」シリーズ。ここも電話番号が3541で始まる店だ。お昼に行っても、売り切れ店じまいということもある。それだけ人気があるということ。ポン酢も名物らしい。



1個150円

 場内市場へ入る手前、波除神社のまん前。コンビニのサンクスがある並びだ。両隣は飲食店でも、小売でもないので、ボーっと歩いていると見過ごしてしまうだろう。このあたりは、ターレも頻繁に走っているので、ゆめゆめボーっと歩かないこと。

 まずサイズが小ぶりなのがいい。築地サイズだと、いわゆる「爆弾サイズ」になっちゃうけど、ここのは普通のおにぎり。サケとタラコを選んで編集部に持って帰る。もちろん、エコバッグに入れては、ソトコトのお約束。みんなもやってネ。

 久々、築地サイズではない朝めし。このおにぎり、米がおいしい。それだけでうれしい。具の塩気がちょっと効きすぎているように感じるのは、築地風味だからか、歳のせいか?



持田商店
住所:中央区築地6-23-6
電話:03-3541-8168
営業時間:5:00〜13:30(売切れ次第終了)
定休日:休市日(日曜祭日、第2・4水曜日など)

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