2025年05月11日
5月18日はブラジルとフランスへ
次週5月18日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。
カルチャートピック、来日する音楽家のライヴ・インフォメーションもお伝えします。
▼春から初夏に鮮やかな紫色の花が満開となる、ブラジルなど中南米原産の樹木、ジャカランダ。日本でも熱海で見られます。6月にジャカランダ祭りも開催。
▼明日、5月19日で生誕96年。ボサノヴァの先駆者、ジョニー・アルフの名曲の歌詞をご紹介。歌はジョアン・ジルベルト。
次週5月18日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。
カルチャートピック、来日する音楽家のライヴ・インフォメーションもお伝えします。
▼春から初夏に鮮やかな紫色の花が満開となる、ブラジルなど中南米原産の樹木、ジャカランダ。日本でも熱海で見られます。6月にジャカランダ祭りも開催。
▼明日、5月19日で生誕96年。ボサノヴァの先駆者、ジョニー・アルフの名曲の歌詞をご紹介。歌はジョアン・ジルベルト。
★LIVE & EVENT INFORMATION
5月18日に小野リサ出演「EBISU Bloomin' JAZZ GARDEN 2025」
6月来日 モニカ・サウマーゾ&アンドレ・メマーリ「FRUEZINHO」に出演&単独ライヴも
7月開催 小野リサ & ホベルト・メネスカル with テオ・ビアウ
7月来日 ナンシー・ヴィエイラ&フレッヂ・マルチンス
★CINEMA INFORMATION
4月11日公開 映画「ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト」
5月2日公開 フランス映画「ロザリー」
ブラジル映画「アイム・スティル・ヒア」8月日本公開!
★TOPICS
大阪・関西万博のブラジルパビリオン
リオのファッション・ブランド FARM RIO
漫画「ファヴェーラの漫画家」日本とブラジルで同時刊行
キモビッグ「たのしく学ぶポルトガル語サロン」
新刊書「アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽」
★GUEST 2025
4月27日のゲスト:小野リサ
1月5日のゲスト:リアナ・フローレス
1月5日のゲスト:西陽子
★GUEST 2024
12月22日のゲスト:ブルーノ・ベルリ
12月8日のゲスト:チン・ベルナルデス(2025/1/5)
11月24日のゲスト:ジョアン・カマレロ
11月10日のゲスト:小曽根真
10月13日のゲスト:ドラ・モレレンバウム(2025/1/5)
9月15日のゲスト:アナ・フランゴ・エレトリコ(2025/1/5)
7月14日のゲスト:サウロ・フェルナンデス
5月12日のゲスト:ゼー・イバーハ(2025/1/5)
★from SAÚDE! SAUDADE...
大阪・関西万博のブラジルパビリオンの写真を、ApexBrasilからご提供いただきました。
ブラジルパビリオンのオープニングセレモニーでブラジル国歌などを歌い演奏したのは「サウージ!サウダージ」に2度、ゲスト出演したことがある歌手の松田美緒さん、番組のヴォイスを担当しているマルセロ木村さん(gt,vo,arrange)、90年代から2000年代前半まで番組の前後テーマ曲を担当していたショーロクラブのリーダー、笹子重治さん(gt)
上の写真3点に「パランゴロモス」を見にまとった来場客の姿が映っています。
ブラジルの現代美術家、エリオ・オイチシチカが1960年代に発表した「パランゴレー」と呼ばれるカラフルな、ポンチョのようなマント。そして、日本の「羽衣」このふたつをミックスして万博でデビューした、オリジナルの衣装です。
来場者は、パランゴロモスを身につけて歩いたり、踊ったり、さらに、顔や手にペインティングできるコーナーもあり、表現者、パフォーマーになれる、というコンセプトです。
大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーをつとめているメディア・アーティスト、落合陽一さんがSNSで「万博はブラジル館の優勝です」「1位ブラジル、2位ブラジル、3位ブラジル」と大絶賛。万博に行かれる方はゼヒ、ブラジル・パビリオンに足を運んでください。
6月21日(土)に「ブラジル・ナショナルデー」が開催されます。
1997年、リオで誕生した、レディース・ファッションのブランド、FARM RIO("ファーム・リオ"。ネイティヴに発音すると "ファルミ・ヒオ"。
ブラジル国内に約100店舗、海外ではUSA、フランス、イタリア、イギリスなどに出店しているブランドの2025年の春夏コレクションが日本にも入荷しました。
シャツ、ワンピース、バッグなど、自然に囲まれた都市、リオの環境にインスパイアされたデザインと色彩が特徴。夏に向かう、これからの季節によく似合います。
アマゾンの森林の再生など環境保護の活動にも取り組んでいる、ファーム・リオ。
ブラジルのファッションとアートを扱っているColoridas(コロリーダス)が、鎌倉店とウェブショップで販売しています。
FARM RIO official site(english)
FARM RIO ファームリオ Tシャツ 1997
税込 13,200円
FARM RIO ファームリオ スカート Azulina
税込 25,300円
FARM RIO ファームリオ ワンピース Luiza
税込 27,500円
リスペクトレコード設立30周年
ナンシー・ヴィエイラ&フレッヂ・マルチンス
「エスペランサ〜希望〜」リリース記念公演
7月20日(日)開場 17:30 開演 18:30
7月21日(月・祝)開場 12:15 開演 12:45
@南青山MANDALA(マンダラ) 港区南青山3-2-2南青山MRビルB1
料金:前売 6,000円 当日 6,500円(別途1ドリンクオーダー)
7月19日(土)神戸100BANホール
MORE INFO
大西洋に浮かぶアフリカの島国、旧ポルトガル領カーボ・ヴェルデ出身のシンガー、ナンシー・ヴィエイラは、2013年に初来日。番組にゲスト出演して歌ってくれました。
フレッヂ・マルチンスは、リオデジャネイロ生まれのシンガー・ソングライター&ギタリスト、現在はポルトガルを拠点に活動しています。
2人はポルトガルで出会い、ツインリーダーアルバム「エスペランサ〜希望〜」を制作。リリースを記念して、7月に来日公演を行ないます。フレッヂは初来日です。
アルバムのリリース元、リスペクトレコードは、フランスなどのヨーロッパ各国、ブラジル、ハワイ、沖縄など、世界各地のGOOD MUSICをリリースし、今年で創立30周年。おめでとうございます。
ナンシー・ヴィエイラ&フレッヂ・マルチンス
「エスペランサ〜希望〜」
MORE INFO
小野リサ & ホベルト・メネスカル
"The Final Japan Tour of the Bossa Nova Creator" with テオ・ビアウ
Lisa Ono & Roberto Menescal "The Final Japan Tour of the Bossa Nova Creator" with Theo Bial
7月21日(月祝)22日(火)24日(木)25日(金)
@BLUE NOTE TOKYO
7.21 mon.
[1st] Open 3:30pm / Start 4:30pm
[2nd] Open 6:30pm / Start7:30pm
7.22 tue., 7.24 thu., 7.25 fri.
[1st] Open 5:00pm / Start 6:00pm
[2nd] Open 7:45pm / Start8:30pm
Lisa Ono (vo,g) Roberto Menescal (vo,g) Theo Bial(vo,g)
Masaki Hayashi (p) Chris Silverstein (b) Daniel Baeder (ds)
小野リサの2025年「ブルーノート東京」でのライヴは、今年88歳を迎えるボサノヴァのレジェンド、ギタリスト/作曲家/プロデューサーのホベルト・メネスカルをゲストに迎えて初共演。メネスカルの最後の来日公演となります。
もう一人のゲストは、今年27歳の若手シンガー、テオ・ビアウ。著名なTV司会者ペドロ・ビアウの息子です。2023年に「NEO BOSSA」と題するニューアルバムを発表しました。
★EBISU Bloomin'JAZZ GARDEN 2025
2025年5月16日(金)17日(土)18日(日)
@YEBISU GARDEN PLACE
Official Site
2024年に続いて連休明けの週末、恵比寿ガーデンプレイスで開催される、上質な「音楽」と「食」をメインに、都会のピクニック気分を楽しめるイベント。昨年はブラジルからマリーザ・モンチが来日、ガーデンホールでコンサートを行ないました。
今年は小野リサが、ジャズ・ピアニストの海野雅威(うんのただたか)との共演で、センター広場のGREEN STAGEに出演。入場無料のフリーライヴです!
小野リサ meets 海野雅威
Lisa Ono meets Tadataka Unno
5月18日(日) 15:00〜 @GREEN STAGE[センター広場]
FREE LIVE(入場無料)
More Info
漫画「ファヴェーラの漫画家」
樽路実(漫画)/萩本創八(原作)
単行本第一巻 2025年4月25日発売 税込792円(AMAZON)
漫画のWEBサイト、一迅プラスで2024年6月から連載中の「ファヴェーラの漫画家」、単行本の第一巻が4月25日、日本とブラジルで同時に刊行されます。
漫画家になることをあきらめた日本の若者、ヒロトが、旅先のブラジル。サンパウロで、ファヴェーラに迷い込んだ時に出会った少年ジョアン。貧しい生活を送りながら、日本のマンガカ(漫画家)になることを夢見ているジョアンの才能にヒロトは驚き、彼をデビューさせようと動き出す、、、といったストーリーが、現在進行中です。
ブラジルでは以前から、日本の漫画、アニメなどが大人気。この「ファヴェーラの漫画家」はファヴェーラが舞台ということで、ブラジルのネットでも注目を集め、単行本の刊行につながりました。日本ブラジル友好交流130周年にふさわしいトピックです。
「ファヴェーラの漫画家」WEBでの連載は、一迅プラスで購読できます(第1話〜第3話は無料購読できます)。
アカデミー賞「国際長編映画賞」受賞!
ブラジル映画「アイム・スティル・ヒア(Ainda Estou Aqui)」
日本公開は8月
2024年11月にブラジルで公開され、今もロングラン・大ヒット中の映画「アイム・スティル・ヒア」(オリジナル・タイトルは「アインダ・エストウ・アキ」)。
監督は「セントラル・ステーション」で1998年アカデミー賞2部門にノミネートされ、ベルリン映画祭で大賞の金熊賞に輝き、その後「モーターサクル・ダイアリーズ」なども手がけ、国際的な名声を確立したブラジル映画界のフロントランナー。ウォルター・サレス(ヴァウテル・サリス)。
主演はフェルナンダ・トーレス。「セントラル・ステーション」に主演したフェルナンダ・モンテネグロの娘です。フェルナンダは本作がアカデミーで主演女優賞にノミネートされる前、第82回ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得しました。
この映画が「第97回アカデミー賞」で作品賞、主演女優賞、国際長編映画の3部門にノミネートされ、ブラジル映画として初めて国際長編映画賞を受賞の快挙!この結果を受けて、カーニヴァル真っ最中のブラジルは大変な盛り上がりとなりました。
この映画、日本では今年の夏、8月に公開されます。
【STORY】
1970年代、軍事政権下のブラジル。元国会議員のルーベンス・パイヴァとその妻エウニセは、5人の子どもたちと共にリオデジャネイロで穏やかな日々を過ごしていた。だが、スイス大使誘拐事件を契機に、国の空気は一変する。抑圧の波が広がる中、ある日、ルーベンスは軍に逮捕され、そのまま連行された。愛する夫を突然奪われたエウニセは、必死にその行方を追う。しかし、その過程で彼女自身もまた軍に拘束され、数日間にわたる過酷な尋問を受けることとなる。極限の状況の中でなお、彼女は沈黙を貫き、夫の行方を捜し続けた。自由を奪われ、愛する人の消息も知らされぬまま、それでもエウニセは諦めなかった。夫の名を呼び続けたその声は、やがて静かに、しかし確かに、歴史を動かす力へと変わっていくーーー
劇中の音楽にも注目! ホベルト・カルロス、エラズモ・カルロス、チン・マイア、ガル・コスタ、カエターノ・ヴェローゾなどの歌が流れます。
Mônica Salmaso & André Mehmari Japan Tour
Mônica Salmaso & André Mehmari in Shibuya
2025年6月9日(月) 開場 18:00 / 開演 19:00
@ 伝承ホール(渋谷区文化総合センター大和田)
前売:8000円 / 当日:9000円
※全席指定
※席番号が記載された紙チケットを5月14日(水)までに送付します
※受付にて1ドリンク代(1,000円)を別途お支払いいただきます
※本公演は未就学児童入場不可、小学生以上からチケットが必要となります。
チケット購入
6月10日(火) 久留米シティプラザ 久留米座(福岡)
6月12日(木) アンサンブルホールムラタ(京都)
地方公演MOFRE INFO
FESTIVAL FRUEZINHO 2025
2025年6月14日(土)
開場 11:00 / 開演 12:00 / 終演 20:50 ※予定
@立川ステージガーデン
出演者:Medeski & Martin
Mônica Salmaso & André Mehmari
and more...
チケット:中高生割 5,000円 / U25割 11,000円(枚数限定)/ 早割1 15,000円(枚数限定)/ 早割2 16,000円(枚数限定)
前売 18,000円 / 当日:19,000円
※受付にて1ドリンク代(¥1,000)を別途お支払いいただきます。
※1ドリンクチケットは場内のドリンクブースにてご利用いただけます。
※1階はスタンディング。2、3階席は全自由席
※来場順での入場です
※小学生以下は無料
MORE INFO(FRUEZINHO 2025公式サイト)
今年は6月に開催される「FESTIVAL FRUEZINHO 2025」。第1回のラインナップが発表されました。
ブラジルからは、神聖で厳かな声の歌手、モニカ・サウマーゾと、詩的な旋律と即興の妙技でブラジルの雄大な土壌、多様な生命の煌めきを奏でるピアニスト、アンドレ・メマーリがデュオで来日します。モニカ・サウマーゾはギンガ(作曲家、ギタリスト)と一緒に来日してから6年ぶり。アンドレ・メマーリは2024年12月に来日し「小曽根真クリスマス・ジャズナイト」に出演しました。
モニカ&メマーリは 2022年、80歳を迎えたミルトン・ナシメントへのトリュビュート・アルバム『MILTON』をリリースしました。2024年、アントニオ・カルロス・ジョビンとエリス・レジーナの1974年の名盤『Elis & Tom』のリリース50周年を記念したライブを行ないました。
東京・渋谷などでのツアーではミルトン・ナシメントへのトリュビュート・ライヴを、「FESTIVAL FRUEZINHO 2025」では『Elis & Tom』のトリュビュート・ライヴを行なう予定です。ブラジル音楽史上に残る歴史的傑作が、どのような編曲や解釈で歌われ演奏されるのか!?
アンドレ・メマーリは2019年の来日時、「サウージ!サウダージ」にゲスト出演。スタジオライヴで演奏してくれました(こちらのページ)。
「アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽」
ズーザ・オーメン・ヂ・メロ著
国安真奈訳
定価:本体3,400円[税別]
A5判・並製 | 440頁
発売日 : 2025年2月18日予定
ISBN 978-4-86559-303-7
アルテスパブリッシング
ジョアン・ジルベルトの人生、音楽、数々のエピソードを網羅した、これぞ決定版!と言える伝記です。ジョアンが世を去った翌年、2020年にブラジルで出版され、このたび日本語版が発売されることになりました。
著者のズーザ・オーメン・ヂ・メロは、この本がブラジルで出版された直後、87歳で世を去りましたが、ジョアンと長年の交流があり、信頼関係を築いていたので、知られざるエピソードも描いています。
今世紀に入ってからのジョアンの来日公演についても詳しく触れています。
J-WAVE [NX NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE...] が世界の音楽情報誌WEB「e-magazine LATINA」と共同主催、29回目を迎えたブラジリアン・ミュージックの年間アルバム・ベストテン「2024年ブラジル・ディスク大賞」。リスナーの皆様からの投票(総数2,962通)をもとに、2024年の結果が決定しました。
<1位>
ミルトン・ナシメント、エスペランサ
『ミルトン+エスペランサ』
Milton Nascimento, Esperanza Spalding
/ Milton + Espeanza(163票)
ステージから引退した "ブラジルの声" ミルトン・ナシメント(82歳)。21世紀のUSAジャズの新世代で、デビュー当時からミルトンを敬愛し共演もしてきたシンガー・ソングライター/ベース奏者、エスペランサ・スポルディング(40歳)。エスペランサの企画・プロデュースにより実現したコラボレーション・アルバム。第67回グラミー賞(現地時間2025年2月2日発表)「Best Jazz Vocal Album」にノミネート。
MORE INFO
音楽関係者投票5位
【投票コメント】
「エスペランサの、ミルトンへの崇拝の想いと深い愛情から生まれた、宝石のように美しく輝くコラボレーションです」(男性)
「ブラジル音楽の大御所と、ジャズの精鋭プレイヤーとのコラボは、完璧で斬新な音楽を作りました」(女性)
<2位>
リー・リトナー&デイヴ・グルーシン
『ブラジル』
Lee Ritenour & Dave Grusin / Brasil(155票)
USAジャズ・フュージョンの大御所、ギタリストのリー・リトナー(73歳)と、ピアニストのデイヴ・グルーシン(91歳)が、ブラジル音楽をテーマにブラジルの音楽家と共演した、サンパウロ録音。『ハーレクイン』以来、約30年ぶりの共演となるイヴァン・リンスのほか、セルソ・フォンセカ、シコ・ピニェイロ、タチアナ・パーハ、エドゥ・ヒベイロ、マルセロ・コスタらが参加。11月に来日公演も行なった。
MORE INFO
【投票コメント】
「二人の大御所による、ブラジル愛がたくさん詰まった、素敵なアルバムだと思います」(女性)
「来日コンサートに行ってきました。リー・リトナー、デイヴ・グルーシン、イヴァン・リンスのオシャレなサウンドを再び体験できて、幸せでいっぱいでした。いつまでもお元気で、と感謝の拍手。ムイト・オブリガーダ!」(女性)
<3位>アマーロ・フレイタス
『イーエーイーエー』
Amaro Freitas / Y'Y(147票)
北東部出身のピアニスト/作曲家、アマーロ・フレイタスが、アマゾンに滞在した体験をもとに作ったアルバム。2024年に2回、来日してピアノ・ソロ、トリオ、「FESTIVAL de FRUE 2024」での中村佳穂との初共演、DJからダンサーまで参加したセッションなど、多彩なパフォーマンスで圧巻の才能を発揮した。
MORE INFO
【投票コメント】
「一人の天才のブレイクスルー作品。"すごい" から "すさまじい" に開花した才能」(男性)
「ジャズとも、ブラジル音楽とも、なんと形容していいのか分からない音楽。自由奔放に自分の音楽をやっているようにも感じ、それが楽しく映る」(男性)
<4位>ドラ・モレレンバウム
『ピーキ』
Dora Morelenbaum / Pique(142票)
ジャキス&パウラ・モレレンバウムの娘ドラ(2025年で29歳)のファースト・フル・アルバムが、8位のライヴ盤に続き2作目のランクイン。親友アナ・フランゴ・エレトリコとの共同プロデュースによりポップ度がアップした。8月末から9月にかけてプライヴェートで来日。番組にゲスト出演しスタジオライヴで歌ってくれました。
MORE INFO
音楽関係者投票2位
【投票コメント】
「期待を一回りも二回りも上回る完成度!アンセム感が満載の曲
<5位>マルコス・ヴァーリ
『トゥーネル・アクースチコ』
Marcos Valle / Túnel Acústico(131票)
「2019年ブラジル・ディスク大賞」1位の『Sempre』などに続き、81歳のマルコス・ヴァーリがボサノヴァを封印して臨んだ新作。故リオン・ウェアとのヴァーチャル共演、USAのロックバンド、シカゴに提供した曲のセルフ・カヴァーなど、70年代末のUSA滞在期ともコネクト。
MORE INFO
【投票コメント】
「マルコスが生きている限り、ディスコ・ブギーというジャンルで彼を超えることなど不可能なのではないか。そう感じてしまうほど素晴らしい!何歳になってもクリエイティヴで、自信をアップデートする姿勢に脱帽です」(男性)
<6位>ブルーノ・ベルリ
『ノ・ヘイノ・ドス・アフェットス2』
Bruno Berle / No Reino dos Afetos 2(126票)
北東部出身、サンパウロ在住のシンガー・ソングライター、ブルーノ・ベルリ(31歳)が、トラックメイカーのバタータ・ボーイ(20代)と共同プロデュースした、近未来ローファイ・ポップ。11月に来日してバタータ・ボーイと共に「FESTIVAL de FRUE 2024」に出演。東京でもワンマン・ライヴを行ない、番組にゲスト出演しスタジオライヴで歌ってくれました。
MORE INFO
音楽関係者投票6位
【投票コメント】
「<サウージ!サウダージ>でブルーノ・ベルリの
<7位>マリーザ・モンチ
『ポルタス(アオ・ヴィーヴォ)』
Marisa Monte / Portas (Ao Vivo)(120票)
「ブラジル・ディスク大賞」1位の最多回数を誇る女王マリーザ・モンチの、「2021年ブラジル・ディスク大賞」1位「Portas」のコンサートツアーのライヴ・アルバム(デジタル・リリースのみ)。5月に通算4回目の来日公演を行なった。
MORE INFO
【投票コメント】
「至近距離で聴けて歌声に抱きしめられた、ブルーノート東京。ブラジル人のお客さんもたくさんいて大合唱で盛り上がった、恵比寿ガーデンホール。マリーザ・モンチはステージの女神だと感じたことを思い出しながら、このライヴアルバムを聞いています」(女性)
<8位>ゼー・イバーハ、ドラ・モレレンバウム、ジュリア・メストリ
『ライヴ・アット・グラスハウス』
Zé Ibarra, Dora Morelenbaum, Julia Mestre
/ Live at Glasshaus(94票)
バーラ・デゼージョのメンバーの中の3人、ゼー・イバーハ、ドラ・モレレンバウム、ジュリア・メストリが2022年、ニューヨークで行なったアコースティック・ライヴ。「2022年ブラジル・ディスク大賞」1位のアルバム『SIM SIM SIM』収録曲のほか、ゼーとドラのソロもある。この3人は2023年にバーラ・デゼージョとして初来日し、ゼーは2024年4月にソロで再来日、全国ツアーを行ない、番組にゲスト出演、スタジオライヴで歌ってくれました。
MORE INFO
「4月に聴いたゼー・イバーハのライヴもとても良かったですが、『Live at Glasshaus』ではバーラ・デゼージョならではの素晴らしいバンド・アンサンブル、曲の良さと、クォリティの高い演奏が楽しめました。ゼーさんや、ドラ・モレレンバウムさん、ジュリア・メストリさんは今後、ブラジルで、カエターノやマリーザ・モンチのような、ビッグ・アーティストになっていくのだろうと感じました」(男性)
<9位>リニケル
『カジュー』
Liniker / Caju(78票)
LGBTQ+のシンガー・ソングライターきっての実力派、人気も抜群のリニケル、ソロ2作目。ネオ・ソウル調の前作に比べ、サンバ・ソウル、アフロ・バイーア、パゴーヂなど、グッと幅を広げた。関係者部門では前作(2021年)に続いて2作連続で1位。ブラジルでは「Prêmio Multishow」で年間ベスト・アルバム、MPB部門、年間ベスト・アーティストなど4冠に輝いた。
MORE INFO
音楽関係者投票1位
「過去。現在。未来。時代を超えたスケールの大きさと、ブラジル・ポップスの多様性を感じることができました」(男性)
<10位>アニッタ
『ファンキ・ジェネレーション』
Anitta / Funk Generation(71票)
ファンキ・カリオカのクイーンを越えてワールドワイドなコラボと活躍を続けるアニッタが、ほとんどの曲を英語やスペイン語で歌ったインターナショナル・アルバム。サブスクの再生回数1億回を越えた曲も。2024年12月、ポルトガル語で歌った最新作『Ensaios da Anitta』をリリースした。
MORE INFO
「今年、入院してしまった時によく聞いていた、思い出深い1枚。体調を回復した今も愛聴盤です」(男性)
このCDには、朝でも昼でも夜でも不思議と日常に溶け込んでくれる魅力的なリズムがたくさん詰まっています。
そんなサウージ!サウダージ...の旅へ一緒に出掛けましょう!
滝川クリステル(J-WAVE NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE... ナヴィゲーター)
番組の放送30周年を記念して、30年間のブラジル音楽をセレクトした番組発のコンピレーションCD「SAÚDE! SAUDADE...30+beyond」が9月19日、ソニーミュージック、ユニバーサル ミュージックから2枚同時に発売!
ソニーミュージック編は、前半に現代のブラジリアン・ポップスをリードするスターたちの楽曲を、後半にボサノヴァ・テイストの楽曲をセレクトしました。前半は "サウージ!"、後半が "サウダージ"、といった構成です。
ユニバーサル ミュージック編は、番組でのオンエア回数が最も多い二大アーティスト、カエターノ・ヴェローゾとマリーザ・モンチの楽曲を軸に、アーバン・ポップス、ボサノヴァ、サンバ、ブラジル各地の音楽をセレクトしました。
2枚共に、番組のオープニング・テーマ曲を15年にわたって担当しているSaigenji(vo,gt)による、J-WAVEジングルの最新ヴァージョンも収録しています。
このコンピレーションCDで、音楽大国ブラジルへの旅に!
★「SAÚDE! SAUDADE...30+beyond」
ソニーミュージック編 SICP-31183
ユニバーサル ミュージック編 UCCU-1582
定価(2枚とも)2,000円+税
2018年9月19日発売
選曲・解説:中原仁
<収録曲:ソニーミュージック編>
01. J-WAVE Jingle / Saigenji
02. Não Me Deixe Só / Vanessa da Mata
ナォン・ミ・デイシ・ソー / ヴァネッサ・ダ・マタ
03. Vai e Vem / Mallu Magalhães
ヴァイ・イ・ヴェン / マルー・マガリャエス
04. À Procura da Batida Perfeita / Marcelo D2
ア・プロクーラ・ダ・バチーダ・ペルフェイタ(完璧なバチーダを求めて)
/ マルセロ・デードイス
05. O Vento / Los Hermanos
オ・ヴェント / ロス・エルマーノス
06. A Vida Não Tá Fácil pra Ninguém
ア・ヴィダ・ナォン・タ・ファッシル・プラ・ニンゲン
/ ジョタ・クエスチ feat. ナイル・ロジャース
07. Deliciosamente / Fernanda Abreu
デリシオーザメンチ / フェルナンダ・アブレウ
08. Conbustível / Ana Carolina
コンブスチーヴェル / アナ・カロリーナ
09. Aviso aos Navegantes / Lulu Santos
アヴィーゾ・アオス・ナヴェガンチス / ルル・サントス
10. Esqueci Como Namora / Nego do Borel feat.Maiara & Maraisa
エスケシー・コモ・ナモーラ / ネゴ・ド・ボレウ feat. マイアラ&マライザ
11. Ligia / Arto Lindsay
リジア / アート・リンゼイ
12. Coração Vagabundo / Toots Thielemans with Caetano Veloso
移り気な心(コラサォン・ヴァガブンド)
/ トゥーツ・シールマンス with カエターノ・ヴェローゾ
13. Yarabela / Joyce feat. Toninho Horta
ヤラベーラ / ジョイス feat. トニーニョ・オルタ
14. Saudade Vem Correndo / Bebel Gilberto
サウダージ・ヴェン・コヘンド(思い出は駆け足で) / ベベウ・ジルベルト
15. Minha Saudade / Lisa Ono
私のサウダージ / 小野リサ
16. Maracangalha / Mario Adnet with Antonio Carlos Jobim
マラカンガーリャ / マリオ・アジネー with アントニオ・カルロス・ジョビン
17. Coisa Feita / Toots Thielemans with João Bosco
コイザ・フェイタ / トゥーツ・シールマンス with ジョアン・ボスコ
18. Eu Sambo Mesmo / Rosa Passos
僕のサンバ(エウ・サンボ・メズモ) / ホーザ・パッソス
19. A Felicidade / Quarteto Em Cy
フェリシダージ /クアルテート・エン・シー
20. E Vamos Lá / Joyce feat.Ana Martins & João Donato
イ・ヴァモス・ラ / ジョイス feat. アナ・マルチンス & ジョアン・ドナート
21. Canja Caseira / Choro Club
カンジャ・カゼイラ / ショーロ・クラブ
*2000〜2003年 番組オープニングテーマ曲
<収録曲:ユニバーサル ミュージック編>
01. J-WAVE Jingle / Saigenji
02. Os Passistas / Caetano Veloso
オス・パシスタス / カエターノ・ヴェローゾ
03. Amor I Love You / Marisa Monte
アモール、アイ・ラヴ・ユー / マリーザ・モンチ
04. Bim Bom / Bebel Gilberto
ビン・ボン / ベベウ・ジルベルト
05. Só Danço Samba / Lisa Ono
ソ・ダンソ・サンバ / 小野リサ
06. Samba de uma Nota Só / Eliane Elias
ワン・ノート・サンバ / イリアーヌ
07. Canção Que Vem / Celso Fonseca
カンサォン・キ・ヴェン / セルソ・フォンセカ
08. Selva de Pedra / Marcos Valle
セウヴァ・ヂ・ペドラ / マルコス・ヴァーリ
09. Que Nem Maré / Jorge Vercilo
キ・ネン・マレー / ジョルジ・ヴェルシーロ
10. Verdadeiro Carnaval / Ivete Sangalo
ヴェルダデイロ・カルナヴァル / イヴェッチ・サンガーロ
11. Beija-Flor / Timbalada
ベイジャ・フロール / チンバラーダ
12. Maracatu Atomico / Sergio Mendes feat. Seu Jorge
マラカトゥ・アトミコ / セルジオ・メンデス feat. セウ・ジョルジ
13. A Cor Amarela / Caetano Veloso
ア・コール・アマレーラ / カエターノ・ヴェローゾ
14. Você Vai Estar Na Minha / Negra Li
ヴォセ・ヴァイ・エスタール・ナ・ミーニャ / ネグラ・リー
15. Infinito Particular / Marisa Monte
インフィニート・パルチクラール / マリーザ・モンチ
16. Bossa Negra / Diogo Nogueira + Hamilton de Holanda
ボッサ・ネグラ / ヂオゴ・ノゲイラ&アミルトン・ヂ・オランダ
17. Sai Dessa / Luciana Souza
サイ・デッサ / ルシアーナ・ソウザ
18. Gema / Teresa Cristina e Grupo Semente
ジェマ / テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチ
19.Este Amor / Caetano Veloso
エスチ・アモール / カエターノ・ヴェローゾ
20. Te Ver / Lô Borges
チ・ヴェール / ロー・ボルジス
21. Mountain Flight / Toninho Horta
マウンテン・フライト / トニーニョ・オルタ
*1988年〜1990年 初代番組オープニングテーマ曲