2025年08月24日
8月31日は「ボサノヴァで夏にサウダージ」
次週8月31日は「ボサノヴァで夏にサウダージ」。
記録的な猛暑が続いた今年の夏を、ボサノヴァが心優しく締めくくります。夏休みの思い出を振り返りながら、お楽しみください。
▼17:40頃〜 7月にブラジル・リオから初来日、小野リサのライヴにゲスト出演した27歳のシンガー&ギタリスト、テオ・ビアウが、スタジオライヴ生演奏!
次週8月31日は「ボサノヴァで夏にサウダージ」。
記録的な猛暑が続いた今年の夏を、ボサノヴァが心優しく締めくくります。夏休みの思い出を振り返りながら、お楽しみください。
▼17:40頃〜 7月にブラジル・リオから初来日、小野リサのライヴにゲスト出演した27歳のシンガー&ギタリスト、テオ・ビアウが、スタジオライヴ生演奏!
次週8月24日は、ブラジルとイタリアへの音楽の旅にご案内します。
カルチャートピック、ブラジルの名曲の歌詞もご紹介します。
▼ブラジル最北の州にある古代遺跡は、アマゾンの人々が作った天文台?
▼9月に来日。80歳を迎えたブラジリアン・ポップスのスター、イヴァン・リンスがリオからメッセージ
次週8月17日は、ブラジルとスペインへの音楽の旅にご案内します。
カルチャートピック、ブラジルの名曲の歌詞もご紹介します。
▼公開中の「アイム・スティル・ヒア」に続くか? 海外の映画祭でも話題を呼んだ最新のブラジル映画、主役は「世界一のお母さん」
▼今日が生誕91年。亡きボサノヴァの先駆者、ジョアン・ドナート作曲、海のそよ風がテーマの名曲の歌詞をご紹介
★LIVE & EVENT INFORMATION
▼11月末来日 ヴァネッサ・モレノ&サロマゥン・スアレス NEW
▼11/1&2【FESTIVAL de FRUE】
フーベル、アナイス&グルーポ・コスモ、ジョアナ・ケイロスらが出演
▼9月来日 イヴァン・リンス
★CINEMA INFORMATION
▼8月8日公開 ブラジル映画「アイム・スティル・ヒア」
▼イタリア映画「美しい夏」8月1日公開
★CD INFORMATION
▼CD『TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO』
伊藤ゴロー+パウラ・モレレンバウム+ジャキス・モレレンバウム 6月25日発売
★TOPICS
▼滝川クリステル:翻訳「本当の赤ずきん ー こどもは読んではいけません」
▼大阪・関西万博のブラジルパビリオン
▼リオのファッション・ブランド FARM RIO
▼漫画「ファヴェーラの漫画家」日本とブラジルで同時刊行
▼キモビッグ「たのしく学ぶポルトガル語サロン」
▼新刊書「アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽」
★GUEST 2025
▼8月3日のゲスト:ナンシー・ヴィエイラ&フレッヂ・マルチンス NEW
▼4月27日のゲスト:小野リサ
▼1月5日のゲスト:リアナ・フローレス
▼1月5日のゲスト:西陽子
★GUEST 2024
▼12月22日のゲスト:ブルーノ・ベルリ
▼12月8日のゲスト:チン・ベルナルデス(2025/1/5)
▼11月24日のゲスト:ジョアン・カマレロ
▼11月10日のゲスト:小曽根真
▼10月13日のゲスト:ドラ・モレレンバウム(2025/1/5)
▼9月15日のゲスト:アナ・フランゴ・エレトリコ(2025/1/5)
▼7月14日のゲスト:サウロ・フェルナンデス
▼5月12日のゲスト:ゼー・イバーハ(2025/1/5)
★Semana da Música Brasileira
organized by Kazufumi Miyazawaa
ヴァネッサ・モレノ&サロマゥン・スアレス✖️マルセロ木村
〜Brasil meets Brasil in Japan!〜
11月27日(木)@ビルボードライブ横浜
1st stage open 16:30 start 17:30
2nd stage open 19:30 start 20:30
8/23(土)12:00より受付開始
Vanessa Moreno (Vo,Gt) Salomão Soares (Pf)
Marcelo Kimura (Vo,Gt)
海堀 弘太 (Pf) 宮沢 和史 (Organizer)
サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレノ。
ピアニスト、サロマゥン・スアレス。
声とピアノのデュオ・アルバムを数多くリリースしている実力派の2人が初来日。
宮沢和史がオーガナイズする「ブラジル音楽週間」のプログラムとして、ライヴを行ないます。
「サウージ!サウダージ」のヴォイスも担当しているサンパウロ出身のシンガー&ギタリスト、マルセロ木村も出演します。
「ブラジル音楽週間」では、宮沢和史がメインとなったライヴも行ないます。
ヴァネッサ・モレーノ&サロマォン・ソアレス 「ヤトラター」
(アーティスト表記はCDに準じます)
Vanessa Moreno & Salomão Soares [Yatra-Tá]
(TAIYO RECORD / TAIYO 0041)
「2022年ブラジル・ディスク大賞」第4位
このほか、ヴァネッサのリーダー作「センチード(Sentido)」が2021年ブラジル・ディスク大賞の4位に、「ソラール(Solar)が2023年ブラジル・ディスク大賞の10位にランクインしています。
次週8月10日は、ブラジルとフランスへの音楽の旅にご案内します。
カルチャートピック、ブラジルから来日するアーティストのライヴ・インフォメーション、ブラジルの名曲の歌詞もご紹介します。
▼「夏の季節」を意味する曲。8月7日で83歳、ブラジル音楽のカリスマ、カエターノ・ヴェローゾが30代で発表したサマー・アンセムの歌詞を紹介
▼11月に開催、「FESTIVEL de FRUE 2025」「宮沢和史オーガナイズ "ブラジル音楽週間"」に出演するブラジルのアーティストは?
ポルトガル語圏の西アフリカの島国、カーボ・ヴェルデのシンガー、ナンシー・ヴィエイラ。
ブラジルのシンガー・ソングライター&ギタリスト、フレッヂ・マルチンス。
現在の活動拠点、ポルトガルのリスボンで出会い、今年、コラボレーション・アルバム『エスペランサ〜希望』を日本のリスペクトレコードからリリース。7月に来日公演を行ないました。
▼フレッヂ・マルチンス
「2012年、リスボンに引っ越して新しいアルバムを録音するときに、プロデューサーでピアニストのパウロ・ボルジスから、ナンシー・ヴィエイラという素晴らしい歌手がいると何度も言われ、彼女のアルバムを聴いて、録音に招きました。
私が作った「オ・サンバ・ミ・ヂス」という曲をデュエットしましたが、この曲は典型的なリオのサンバで、リオに住んでいる人でないと、歌うのは簡単ではありません。
でもナンシーは、エレガントに、自分のやり方で歌いました。それは、リオの人そのもので、さらに彼女の歌は、新たな要素も反映しました。
その時から、さらにナンシーのファンになり、友人になり、一緒にコンサートも行なってきました。
そして、念願がかなって、アルバム「エスペランサ」を、一緒に作りました」
▼ナンシー・ヴィエイラ
「私も、友人のパウロ・ボルジスから、フレッヂ・マルチンスという素晴らしいシンガー・ソングライター/ギタリストがいると、いつも聞いていました。
初めて共演した彼の曲「オ・サンバ・ミ・ヂス」を大好きになりましたが、レコーディングにあたって、私はカーボ・ヴェルデの人間のやり方で、歌いました。モルナ、コラデイラ、フナナ、バトゥーコといった、カーボ・ヴェルデの伝統的な音楽のエッセンスを、サンバにミックスしたんです。
それ以来、コンサートを一緒に行ない、2人のアルバムを作ることを夢見てきました。そして、日本のリスペクトレコードによって、夢が実現しました」
▼フレッヂ・マルチンス
「9歳か10歳の頃、ジョアン・ジルベルトが歌うジルベルト・ジルの曲をラジオで聴き、ブラジルの人々のスピリットを歌っていることに感銘を受けました。
ブラジル人の出身地には、アフリカ、イベリア半島などがあり、先住民もいます。
そうした多彩な文化が、ブラジルの音楽の中でミックスされていて、カーボ・ヴェルデの音楽にも、同じことが当てはまります。
私たちの出会いは、共にポルトガルの植民地だったブラジルとカーボ・ヴェルデの、長い歴史の上に成り立っていると思います」
スタジオライヴの生演奏では、CDの収録曲から2曲、歌ってくれました。
1曲目が「青い海」という意味の曲「マル・アズール」。
ナンシーによれば、これはモルナというカーボ・ヴェルデの音楽を代表するスタイルで、作者は、ベレーザこと、フランシスコ・シャヴィエール・ダ・クルース。カーボ・ヴェルデの偉大なシンガー、セザリア・エヴォラがレコーディングした曲を、モルナにボッサをミックスして歌い、演奏しました。
2曲目が「ハミングバード」という意味の、平和への願いを込めた曲「コリブリ」。
作曲したフレッヂ・マルチンスは、ブラジルを出てポルトガルに住んでから15年たちますが、自分は今でも100パーセント、ブラジル人なんだと話していました。
ただ近年のブラジルは、暴力、差別など、日常生活の中に問題が多く、それがとても悲しい。でも自分は、音楽を通じて、なんとかしていきたい。そんなときに、ハミングバードがヒントを与えてくれた。夢の中でなっていたメロディーをもとに、マルセロ・ヂニスに歌詞をつけてもらった。
★アイム・スティル・ヒア(Ainda Estou Aquí)
アカデミー賞「国際長編映画賞」受賞!
8月8日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン 池袋、アップリンク吉祥寺、kino cinema 立川高島屋 S.C.館、横浜ブルク13 ほかで公開
監督:ウォルター・サレス(Walter Salles)
脚本:ムリロ・ハウザー、エイトール・ロレガ
出演:フェルナンダ・トーレス、セルトン・メロ、フェルナンダ・モンテネグロ
音楽:ウォーレン・エリス|撮影:アドリアン・テイジド|2024年|ブラジル、フランス|ポルトガル語||137分|カラー|ビスタ||5.1ch|原題:AINDA ESTOU AQUI|英題:I'M STILL HERE|字幕翻訳:原田りえ|レイティング:PG12
提供:クロックワークス、プルーク 配給:クロックワークス
©2024 VIDEOFILMES / RT FEATURES / GLOBOPLAY / CONSPIRAÇÃO / MACT PRODUCTIONS / ARTE FRANCE CINÉMA
2024年11月にブラジルで公開され、ロングラン・大ヒットを続けた映画「アイム・スティル・ヒア」(オリジナル・タイトルは「アインダ・エストウ・アキ」)。
監督は「セントラル・ステーション」で1998年アカデミー賞2部門にノミネートされ、ベルリン映画祭で大賞の金熊賞に輝き、その後「モーターサクル・ダイアリーズ」なども手がけ、国際的な名声を確立したブラジル映画界のフロントランナー。ウォルター・サレス(ヴァウテル・サリス)。
主演はフェルナンダ・トーレス。「セントラル・ステーション」に主演したフェルナンダ・モンテネグロの娘です。フェルナンダ・トーレスは本作がアカデミーで主演女優賞にノミネートされる前、第82回ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得しました。また母のフェルナンダ・モンテネグロは、年老いた主演のエウニセ役で、ラストシーンに登場します。
この映画が「第97回アカデミー賞」で作品賞、主演女優賞、国際長編映画の3部門にノミネートされ、ブラジル映画として初めて国際長編映画賞を受賞の快挙!この結果を受けて、カーニヴァル真っ最中のブラジルは大変な盛り上がりとなりました。
【STORY】
1970年代、軍事政権下のブラジル。元国会議員のルーベンス・パイヴァとその妻エウニセは、5人の子どもたちと共にリオデジャネイロで穏やかな日々を過ごしていた。だが、スイス大使誘拐事件を契機に、国の空気は一変する。抑圧の波が広がる中、ある日、ルーベンスは軍に逮捕され、そのまま連行された。愛する夫を突然奪われたエウニセは、必死にその行方を追う。しかし、その過程で彼女自身もまた軍に拘束され、数日間にわたる過酷な尋問を受けることとなる。極限の状況の中でなお、彼女は沈黙を貫き、夫の行方を捜し続けた。自由を奪われ、愛する人の消息も知らされぬまま、それでもエウニセは諦めなかった。夫の名を呼び続けたその声は、やがて静かに、しかし確かに、歴史を動かす力へと変わっていくーーー
劇中の音楽にも注目!
ホベルト・カルロス、エラズモ・カルロス、ガル・コスタ、カエターノ・ヴェローゾ、トン・ゼー、ムタンチスなどの歌が流れます。
★「アイム・スティル・ヒア」で流れる主な曲
JIMI RENDA-SE / TOM ZÉ
É PRECISO DAR UM JEITO,MEU AMIGO / ERASMO CARLOS
AÇAUÃ / GAL COSTA
TAKE ME BACK TO PIAUÍ / JUCA CHAVES
BABY / OS MUTANTES
AGONIZA MAS NÃO MORRE / NELSON SARGENTO
AS CURVAS DA ESTRADA DE SANTOS / ROBERTO CARLOS
COMO DOIS E DOIS / ROBERTO CARLOS
FORA DA ORDEM / CAETANO VELOSO
UM ÍNDIO / CAETANO VELOSO
★カエターノ・ヴェローゾが語る「アイム・スティル・ヒア」
「この映画を映画館で観て、何度も泣きました。
私が2カ月間、逮捕され、6カ月間、監禁され、2年半もの間、国外追放された、軍事独裁政権下のブラジルの雰囲気を、この映画は見事にとらえているからです。
映画は落ち着いた雰囲気で、とてもよく出来ています。
フェルナンダ・トーレスの演技は素晴らしく、軍とその手下たちに逮捕されて拷問を受け、独房で殺害された、家族思いの元下院議員を演じる、セルトン・メロも素晴らしいです」
(2025年7月:mail interview by Jin Nakahara)
写真提供:クロックワークス
©2024 VideoFilmes/RT Features/Globoplay/Conspiração/MACT Productions/ARTE France Cinéma
FESTIVAL de FRUE 2025
2025年11月1日(土)2日(日)
@静岡県掛川市 つま恋リゾート 彩の郷(つまごいリゾート さいのさと)
OFFICIAL SITE
11/1(土)OPEN 10:00・START 11:00・END 27:00
11/2(日)OPEN 9:00・START 9:00・END 20:30
2017年にスタート、毎年11月に開催されている<魂が震える>フェスティヴァル「フルー」。2025年に出演するブラジルのアーティストをご紹介します。
★Rubel(フーベル)
ブラジル新世代を代表するシンガー・ソングライター、フーベル、2018年のアルバム「Casas」は「2018年ブラジル・ディスク大賞」第10位にランクインし、関係者投票では第1位! 2023年のアルバム「As Palavras」は「2023年ブラジル・ディスク大賞」第3位にランクインとステップアップ(関係者投票では第2位)。ヒップホップ、サンバ、オルタナロックなど多彩な要素をミックスしたサウンドと、翳りのあるサウダージ・ヴォイスが魅力です。待望の初来日!
★anaiis & Grupo Cosmo
(アナイス&グルーポ・コスモ)
アナイスはセネガル系フランス人のシンガーで、ロンドン在住。ブラジルのバイーアに長期滞在し、ブラジルの音楽家たちとのユニットのアルバム「アナイス&グルーポ・コスモ」を2024年に発表しました。グルーポ・コスモのメンバーは、シンガー・ソングライターとしてアルバムもリリースしているSessa(アコースティックギター、昨年のFRUEにオ・テルノのメンバーとして来日したBiel Basile(ドラム/パーカッション)、Marcelo Cabral(ベース)という強力メンバー。ソウル、ジャズ、アフロ・ブラジル音楽、サイケなど、幻想的で幽玄な世界が広がります。
★Joana Queiroz & Manami Kakudo
(ジョアナ・ケイロス&角銅真実)
2019年のFRUEにインスト・バンド、Quartabêで来日したクラリネット奏者&ヴォーカリスト、ジョアナ・ケイロスが6年ぶりに再来日。しかも打楽器奏者&ヴォーカリストで「TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO / 伊藤ゴロー+パウラ・モレレンバウム+ジャキス・モレレンバウム」にも参加した才媛、角銅真実とのデュオ! FRUEならではの一期一会です。
FESTIVAL de FRUE 2025
LINEUP:
Les Claypool's Bastard Jazz
anaiis & Grupo Cosmo
Enji
GEZAN
Joana Queiroz & Manami Kakudo
Nakibembe Embaire Group ft.Naoyuki Uchida
Rubel
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Tickets
Category 3
2days Ticket:¥24,000 / Parking Ticket:¥5,000 / Campsite Ticket:¥3,000
Category 4
2days Ticket:¥25,000 / 1day Ticket:¥16,000 / Parking Ticket:¥5,000 / Campsite Ticket:¥4,000
Category 5
2days Ticket:¥26,000 / 1day Ticket:¥17,000 / Parking Ticket:¥5,000 / Campsite Ticket:¥4,000
※チケットのカテゴリーは販売時期による価格の違いです。
・入場券1枚につき1名様のみ有効
・キャンプサイト券1枚につき1名様のみ有効
・1日券でキャンプは不可。会場内でキャンプされるかたは2日チケットをご購入ください
https://shop.frue.jp/
次週8月3日は、ブラジルを中心に音楽の旅にご案内します。
▼前半は、この夏、話題沸騰!8月8日からロードショー公開されるブラジル映画「アイム・スティル・ヒア」を特集します。第97回アカデミー賞で3部門にノミネートされ、ブラジル映画として史上初のオスカーを「国際長編映画賞」で受賞しました。挿入曲として流れる多彩なブラジル音楽、実質的なテーマ曲の歌詞もご紹介します。
▼後半はゲストを2人、お迎えします。ポルトガル語圏のアフリカの島国、カーボ・ヴェルデのシンガー、ナンシー・ヴィエイラ。ブラジルのシンガー・ソングライター、フレッヂ・マルチンス。2人は現在の本拠地、ポルトガルのリスボンで出会い、今年、ツインリーダー・アルバム「エスペランサ〜希望」を発表しました。スタジオライヴで2曲、生演奏!