2025年11月17日

「本屋になりたくなかった」

今週のゲストは株式会社Quest代表の黒田剛さんです。

黒田さんは1975年千葉県生まれ。芳林堂書店外商部、講談社でのPR担当を経て2017年に独立し、現在は多くの出版社で書籍PRを手がけています。今年はご自身の著書『非効率思考』を出版されました!

ご実家が本屋だった黒田さん、お母様は「伝説のセールスウーマン」だったそう!美術全集や辞典など、人に強く勧めないと売れない商品を販売する名人でした。その原動力は、損得ではなく、純粋な「本への愛」だったと黒田さんは語ります。 「私は本じゃなきゃ駄目なのって言うんですよ。やっぱ本が大好きで好きだからそれを伝えたいんだっていう話はしてましたよね。」

子どもの頃から本に囲まれて育ったものの黒田さん自身は幼いころ「本屋にだけはならない」と思っていたということ。大学卒業後、一度はフラフラしていたものの、親の勧めもあり書店の研修学校へ。その後、芳林堂書店の外商部に入り、図書館や学校を相手に教科書販売や新規営業に励むことになります。本屋になりたくなかったはずの黒田さんが、書店、出版社PR、そして独立と、一貫して本に関わる道を歩んでいるのは、ご自身も気づかないうちに、本を「伝える」という情熱を継承されていたからかもしれません。

staff| 21:00 | カテゴリー:


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