2026年01月22日

日本障がい者乗馬協会の活動

今週のゲストは、法政大学人馬のウェルビーイング研究所の深野聡さんです。

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日本障害者乗馬協会の理事を務めている深野さん。日本障害者乗馬協会では、「ホースセラピー」の普及に加え、パラリンピックに直結する「パラ馬術」の選手育成・強化に注力しています。各地のセラピー活動から競技を目指す流れを作ることで、馬の持つ可能性を多角的に引き出しています。

乗馬は場所や維持にコストがかかるため、一般的に「安くない」というイメージがあります。
しかし、深野さんは「体験乗馬」などを通じて心理的・経済的なハードルを下げ、より多くの人が馬と触れ合える機会を作ることを重視しています!

「やっぱり私自身のライフワークにしたいなと思っているのが、やっぱり人と馬と触れ合う活動をもっと身近なものになってほしいってのがあるんですね。そういった意味で、この研究所での活動と共感している部分があるんでやらせていただいてるんですが、やっぱり馬と人の関わりの中で、すごくその人が輝く時間というか、関わった人が笑顔になるというか、そういった部分があるので、その世界をどんどん知っていただきたいと思っています。」

深野さんのライフワークは、馬と触れ合うことで人が笑顔になり、輝く時間をより身近にすること。国内外の研究者と連携を深めると同時に、日本の馬産業を支える「引退競走馬」のセカンドキャリア(第二の馬生)の創出にも取り組んでいます。馬を「競馬」だけの存在にせず、セラピーや教育の場で活躍する場所を整えることが、人と馬の双方にとって豊かな未来に繋がると確信し、活動を続けています。

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2026年01月21日

馬の癒やし=ホースセラピー

今週のゲストは、法政大学人馬のウェルビーイング研究所の深野聡さんです。

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日本で「ホースセラピー」と呼ばれる活動は、馬との関わりを通じて身体的・精神的なプラスの作用を期待する取り組みの総称です。海外では「馬への治療」と誤解されやすいため注意が必要ですが、国内では独自の支援の形として定着しています。

かつては身体障害を持つ子どもたちが中心でしたが、現在は知的・精神的障害、さらには現代社会での「生きづらさ」を抱える人々へと対象が広がっています。この活動を支える馬には、高度な訓練に加え、穏やかな性質と「人との交流を好む」高い経験値が求められます。引退した競走馬(サラブレッド)であっても、リトレーニングを経て個体差を見極めることで、セラピー馬として活躍する道が開かれています!

ホースセラピーは、大きく分けて「医療・教育・スポーツ/レクリエーション」の3分野で展開されています。「医療」は医師や療法士が関わり、具体的な症状の改善データを収集する治療的側面。「教育」は情操教育や学びの場としての活用。「スポーツ・レクリエーション」は乗馬を通じた心身の活性化。

馬との触れ合いがもたらす「心の平穏」は数値化が難しい領域ですが、現在、国内でもエビデンスとなるデータの蓄積が進められています。

都内でホースセラピーを大々的に掲げる施設はまだ少ないものの、馬のいる環境に身を置くだけでも癒やしの効果は期待できます。深野さんが管理運営する渋谷区の「代々木ポニー公園」では、無料で馬を眺めたり触れ合ったりすることができ、ホースセラピーの入り口として気軽に体験できる場となっています!

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2026年01月20日

馬と心を預け合い、共に歩む未来を創る

今週のゲストは、深野聡さんです。

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深野さんは、人と馬が互いに心地よく生きる「人馬のウェルビーイング」の向上を目指し、引退競走馬のセカンドキャリア支援など、馬と人が共生する社会づくりに取り組まれています。

「馬との関わりを深めていくと、体だけじゃなく自分の気持ちというか、心を預けられる関係を作れるのがとても素敵な存在だなと思っています」

かつては移動手段として敬意を払われてきた馬ですが、現代ではその多くが競走馬として生を受けています。日本国内では年間約7,000頭が生産されているとのこと!
一方で北海道の生産牧場は担い手不足などの厳しい状況に直面しており、引退後の進路確保が大きな課題となっています。

「馬を増やすこと自体はできるかもしれませんが、大切なのはその後の活用です。引退した後にどのような進路があるのかを考えることが、何より重要になります」

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2026年01月19日

馬と人の共生で幸せな暮らしをデザインする

今週のゲストは、法政大学 人馬のウェルビーイング研究所 大学院特任研究員の深野聡さんです。

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深野さんは、1973年、東京都出身。学習院大学卒業後、村役場勤務を経て、東京乗馬倶楽部に転職。現在は日本障がい者乗馬協会、東京都馬術連盟などで理事を務め、パラ馬術、ホースセラピー、学生馬術の現場に関わる他、全国乗馬倶楽部振興協会の中央委員として馬の多様な活用推進に取り組んでいます。

この研究所自体は、引退競走馬をはじめとした馬を活用した事業活動や文化を、地域の皆さんと良好な関係を築いて、持続するような形で推進することを目的に設立したとのこと。

研究所では、スポーツや教育を融合させ、人馬双方が健康で幸せに暮らせる社会の実現を目指しており、スポーツ健康学部や現代福祉学部など、複数の学部の先生方が学問の枠を超えて研究に携わっているといいます。

馬と人の長い歴史についても伺いました。
当初は荷物を引く動力だった馬ですが、口に「銜」という道具を入れる発明により、人が直接乗って操れるようになったそうです。

「それを口の中に入れてしまおうっていうのを見つけたっていうのが、人類と馬との関わりの大発見だったんじゃないですかね」

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2026年01月15日

定期開催している酒粕に関する講座!

今週のゲストは、管理栄養士で酒粕研究家のさけかす子さんです。

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さけかす子さんが著書の帯で掲げる「四毒抜き」。これは乳製品、油、小麦粉、砂糖(甘いもの)を控える食事法を指します。酒粕はこれらを使わなくても料理に深いコクや満足感を添えられるため、意識せずとも自然に「四毒」を減らし、体を健やかに整えられるのが最大の利点です!

現在、東京・日本橋に構えるサロン「酒かす研究所」では、この知恵を広める活動を行っています。2時間の単発講座から、全4回の「酒粕料理ベーシックコース」「酒粕サイエンスコース」まで、対面・オンラインの両方で展開されています。

「私は酒粕で新しい食文化を作りたいと思って活動していまして、酒粕を日常に取り入れることで美味しく日々の食事を楽しんで、いつの間にか体の調子が良い。そんな暮らしを提供したく、ここに向かって進んでいきたいと思っているんですが、一つ夢がありまして、美味しく健康に良い酒粕を自分自身で作りたいと思っています。今、日本酒を造るための酒造りが普通だと思うんですけれども、私は酒粕を造るための酒造りがやりたいなと思っているので、今年はその準備期間ということで進んでいきたいと思っています。」

2026年、さけかす子さんは「酒粕による新しい食文化の創造」を掲げ、さらなる高みを目指しています。最大の目標は、これまでの「酒を造った後の副産物」という概念を覆す「酒粕を造るための酒造り」への挑戦です。最高品質の酒粕を得ることを主目的とした酒造りの準備を、今年から本格的にスタートさせます!

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2026年01月14日

レシピ本『カラダにうれしい酒粕レシピ帖』

今週のゲストは、管理栄養士で酒粕研究家のさけかす子さんです。

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さけかす子さんの著書『カラダにうれしい酒粕レシピ帖』(日東書院)は、
伝統的な酒粕を現代の健康ニーズに合わせ、美味しく取り入れる知恵を凝縮した一冊です。

本書の最大の特徴は、多くのレシピで乳製品や小麦粉を使用せず、油や砂糖も最小限に抑えている点!酒粕特有の深いコクと乳製品に近い風味を活かすことで、ヘルシーでありながら満足度の高い料理がつくれます。

例えば、油を使わず重ね蒸しで仕上げる「豚肉の酒粕レモンねぎ塩炒め」や、ヨーグルトの代わりに酒粕で肉の臭みを取り柔らかくする「酒粕タンドリーチキン」、米粉を使った「酒粕キャロットケーキ」など、おかずからお菓子まで幅広く提案しています。なお、加熱調理を丁寧に行えばアルコール分が飛ぶため、お子様でも安心して楽しめます。

また、初心者が使いやすい酒粕の選び方についても詳しく解説されています。ポイントは雑味の少ない「純米」や「吟醸・大吟醸」の白いものを選ぶことです。

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そしてなんとスタジオに、酒粕を持ってきていただきました!酒粕には4つの種類があります。板状の「板粕」、板粕がバラバラになった「ばら粕」、ドロドロの形状の「ゆる粕」、熟成した茶色い「熟成粕」。特に熟成粕はカカオ系のお菓子と合わせることで、より濃厚な味わいを生み出します。

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2026年01月13日

日本が誇るスーパーフード酒粕!

今週のゲストは、管理栄養士で酒粕研究家のさけかす子さんです 。

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かす子さんは東京農業大学栄養科学科卒。現在は、新潟大学大学院博士課程(日本酒学)にて酒粕の機能性研究に従事。2025年3月には合同会社酒かす研究所を設立され、11月にはレシピ本『カラダにうれしい酒粕レシピ帖』を出版。「おいしく食べて健康」をモットーに酒粕の魅力を発信されています。

これまで300種類以上の酒粕を実食してきたというか子さんは、酒粕に含まれる豊富な栄養素に注目しています。
たんぱく質やビタミンB群、食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や肥満抑制などの効果も研究で示されているといいます 。

「酒粕は発酵の過程でタンパク質がアミノ酸に分解されているので、体に消化吸収しやすい形になっています」

まさに日本が誇るスーパーフード!

酒粕は産業廃棄物として捨てられてしまう現状があり、
特にトレンドのお酒を作ろうとすると、酒粕の割合が増えてしまうとのこと。
また、近年は気候変動の影響もあり。酒粕の活用が課題となっています。

「日本酒はやっぱり、食べるお米で作っているので、お米から作られる酒粕は食用に向いているのが大きなポイントです」

staff| 20:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2026年01月08日

簡単な食養生で健やかな未来を

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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2026年を迎え、井澤さんは薬膳の知識を正しく伝え、次世代を育てる「学校」の活動を本格化させています。確かな知識を持つ人材育成に加え、料理そのものを楽しむ人々を増やしたいという熱い想いのもと、春には薬膳習得を志す人へ向けた新たな著書の出版も控えています!

特に重要視しているのが、薬膳の本場・中国でも基本とされる「蒸す」調理法!現地の薬膳ではスープやお茶さえも丁寧に蒸し上げるほど「蒸す」ことは日常的で深い概念を持っており、単に特定の食材を加えるだけの簡易的なイメージとは一線を画します。この「蒸す」を家庭で手軽に取り入れる道具がセイロです。井澤さんは、セイロ調理こそが「温活(免疫力を下げない体作り)」と「腸活(発酵食による調整)」を同時に、かつ最も簡単に叶える手立てであるとおっしゃいます。

そんな井澤さん、近日メディア出演があります!
1月13日(火)放送のNHK『あさイチ』で、セイロが特集されます。フライパンでも代用可能なセイロレシピも紹介されるそうです。また、2月10日(火)放送のNHK『きょうの料理』では、ねぎと生姜を用いたポカポカ温活特集をご担当されます。ぜひ、チェックしてください!

最後に、将来のビジョンとして「セイロ専門の薬膳料理店」の立ち上げにも意欲を見せています。メイン料理から茶碗蒸し、さらにはプリンやマフィンといったデザートまで、セイロ一つで無限に広がるレシピの可能性。特別なことではなく「手軽な習慣」として薬膳を楽しみ、健やかな未来を築いてほしいという井澤さんの願いが、その活動の原動力となっています。

staff| 20:00 | カテゴリー:

2026年01月07日

『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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井澤さんの著書『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』(日本文芸社)は、薬膳初心者でも迷わず実践できるよう、丁寧な写真とともに構成されています。

本書の大きな特徴は、頭痛やダイエット、不眠などといった具体的な心身の悩み別にレシピが整理されている点です。「準備・詰める・蒸す」のわずか3ステップ、全レシピ10分という手軽さで、忙しい日常でも無理なく食養生を取り入れられます!例えば、冬におすすめする「レバニラ」は、炒めるのではなく蒸すことでレバーがふんわりと仕上がり、油を使わずヘルシーに調理できる利点が...!ニラで体を温め、レバーの鉄分で血を補うこの一品は、冬の不調に寄り添う理想的な組み合わせです。

また、井澤さんの著書にある「ご自愛フードは子どもの頃から好きなモノ」というコラムについて。

「私の中では2つありまして、一つは思い出の中の味がとても美味しいなと感じるもので、しかも自愛があると思っています。あともう一つは、小さい頃からこれが好きで、何か体が欲するというものは、やっぱり必要だったものが多いと思っています。薬膳を学んで、その2つが私が言うご自愛フードになっています。」

ご自愛フードは、単なる栄養学だけでなく、思い出の中にある美味しい味や、体が本能的に欲する食材を大切にする視点です。小黒さんが好きだという「豆腐と生姜」!体を涼やかにする豆腐と、胃腸を整え温める生姜の組み合わせが、実は互いの性質を補い合う理にかなったものになっています。

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2026年01月06日

「せいろ」で心と体を温め、食を整える

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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井澤さんは、発酵食や薬膳のレシピ提案を中心に、料理番組や商品開発など幅広く活躍されています。昨年には、昨今のトレンドでもある蒸し器に焦点を当てた著書『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』を出版されました。

かつては高価で扱いが難しいイメージだった「せいろ」ですが、現在は手軽に購入でき、栄養を逃さず調理できる道具として注目されています。電子レンジではなく、あえてせいろで蒸し上げる時間は、心にゆとりをもたらしてくれるといいます。

「せいろで蒸すと、いろんな調理が一緒にできるし、美味しくできる。湯気も温かくて心も体も温まります」

また、中医学に基づいた「五色」の知恵についても教えていただきました。季節ごとに、春は青(緑)、夏は赤、長夏は黄、秋は白、冬は黒といった色の食材を意識して取り入れることで、日々の栄養バランスが自然と整うそうです。

「冬は海藻類や黒豆などの黒いものを食べると、老化防止にもつながります。色を頭に置いて選ぶとバランスが良くなります」

旬の食材をせいろで蒸し、温かな湯気と共に自分を慈しむ。そんな「食養生」の習慣が、変化の激しい季節を健やかに過ごす助けになりそうです。

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