2026年02月04日

本好き、服飾史研究、准教授としての顔

今週のゲストは「TISSUE Inc.」共同代表で、編集者の桜井祐さんです。

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桜井さんは編集者であると同時に、九州産業大学 芸術学部のソーシャルデザイン学科で准教授を務められています。大学では、「課題解決」の技術以上に、日常から「何が問題か」を見出す「課題発見」の重要性を説いています。

「生活のそばに横たわる課題の始まりをデザインする学科になればいいなと思っています。最近、学科とか専攻みたいなところが、問題解決、課題解決の手段を学ぶところとして、例えば絵画や、写真とかみたいな手段を打つテクニックを学ぶところが多いのですが、そうではなくて、普段生活する中で、これが問題なんじゃないかとか、ここにこういうところがあるんじゃない?みたいなことを発見して言えるような人、そういうことにフォーカス当てて色々と学んでいける学科にできればいいなというふうに考えていますね。」

研究者としての顔も持ち、大学院では「天の羽衣」という呼称と形態の習合過程を、古代の風土記や世界各地の「白鳥処女説話」の系譜から分析。

今回の展示においても、単なる記録の整理に留まらず、そこに眠る文化的源泉を掘り起こそうとする桜井さん。理屈っぽさを自認しながらも、膨大な知識に裏打ちされた彼のクリエイティビティは、現代において稀有な輝きを放っています。

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2026年02月03日

来場者参加型の展示『三軒茶屋 大三角地帯展』

今週のゲストは「TISSUE Inc.」共同代表で、編集者の桜井祐さんです。

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三軒茶屋の象徴「三角地帯」の歴史と記憶を紐解く『三軒茶屋 大三角地帯展―ひらき、ひもとく記憶と記録―』では、街の劇的な変遷を視覚的に体験できます。地名の由来となった江戸時代の街道から、明治時代の練兵場設置に伴う商店の発展、そして田畑が住宅地へと変わる過程を、同縮尺で重ね合わせた各時代の地図や写真で展示。かつての風景と現代の迷宮のような横丁がどう繋がっているのかを浮き彫りに...!

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最大の特徴は、来場者が情報を書き加えていく「参加型」の構成。会場を白紙の地図に見立て、ワークショップを通じて記憶を蓄積していきます。注目のワークショップでは、ミュージシャンのVIDEOTAPEMUSICさんをゲストに迎え、20〜30年後の未来へ残す街の姿を撮影します。また、毎週土曜日には一般から古い写真(データ・現物問わず)の持ち込みを受け付けており、その場でスキャンして展示に反映させる試みも行っています。

記録を更新し続ける「生きた展覧会」への参加やワークショップの応募は、世田谷文化生活情報センター「生活工房」の公式サイトから可能です。定員制の企画もあるため、三茶の記憶を共に紡ぎたい方は早めのチェックを!

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2026年02月02日

『三軒茶屋 大三角地帯展―ひらき、ひもとく記憶と記録―』

今週のゲストは「TISSUE Inc.」共同代表で、編集者の桜井祐さんです。

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桜井さんは1983年兵庫県生まれ。大阪外国語大学大学院を修了され、2017年、東京と九州の2拠点でクリエイティブディレクションを中心に行う「TISSUE Inc.」を設立。紙・Web・空間など、幅広い領域において企画・編集・ディレクションを行っています。

桜井さんが携わる展覧会『三軒茶屋 大三角地帯展―ひらき、ひもとく記憶と記録―』が、世田谷文化生活情報センター 生活工房ギャラリーで開催中です。本展は、世田谷区・三軒茶屋にある世田谷通りと玉川通りに挟まれた通称「三角地帯」をテーマにした来場者参加型の展示です。1月20日から3月22日まで開催されています!

「来場者参加型では、来場者の人自身に新しい、例えば自分のところに眠っている写真、聞いたことがある話、ここにこういうのがあったよねっていうものをどんどん更新していくような内容にしようと考えています。」

戦後の闇市に端を発し、現在は個性豊かな飲食店が迷路のように入り組むこのエリアは、地域の文化的な中心地でもあります。展示では「大三角地帯」と銘打ち、狭い路地裏の記録に留まらず、そこから周辺に広がる文化的な繋がりや、街に埋もれた記憶を丁寧に紐解いています。

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企画制作を担当する桜井さんが共同代表を務める「TISSUE Inc.」は、公益財団法人 せたがや文化財団と深い縁が...!以前、同財団が運営する世田谷文学館で、伝説的な編集者・植草甚一の展示を手掛けた実績が今回のプロジェクトに繋がりました。また、生活工房のアニュアルレポート制作に3年前から携わってきた文脈もあり、今回の展示が実現。古本や雑誌を愛する編集者ならではの視点を活かし、地域の歴史を現代へと接続する試みとなっています!


展覧会『三軒茶屋 大三角地帯展―ひらき、ひもとく記憶と記録―』
会場:生活工房ギャラリー(3F)(東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内)
会期:2026年01月20日(火)~2026年03月22日(日)
時間:9:00~21:00 月曜休み(祝日は除く)
料金:入場無料

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2026年01月29日

レストランを取り巻く現状とこれから

今週のゲストは、東京最高のレストラン編集長の大木淳夫さんです。

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食の未来とトレンドについて、大木さんはファインダイニング(高級料理店)の先行きに厳しさを見ています。マンション価格のように高騰する料理代金と、人々の給料の伸びに大きな乖離が生じているため、今後は市場の二極化がさらに進むと予測しています。

また、フードテックの進化により「誰でも美味しい料理を作れる」時代が到来。だからこそ、テクノロジーでは代替できない「卓越した技術を持つシェフ」や「一流のサービス人」といった"個の力"に再び脚光が当たるとのこと。

「このレストランウィークを単年で終わらせるんじゃなくて、やっぱり10年、20年と続けていって、世界中からみんなが来るようになればいいなっていうのを一番今思ってますね。」

大木さんご自身の展望としては、現在開催中の「レストランウィーク」を一過性のイベントで終わらせず、10年、20年と継続させていくことを掲げています。世界中から美食家が集まる文化へと育て上げることが、これまで自身を支えてくれたレストラン業界への「恩返し」であるとおっしゃいます。世界一の食の都・東京のプライドを胸に、その魅力を次世代へ繋ぐための情熱的な挑戦はこれからも続いていきます!

staff| 20:00 | カテゴリー:

2026年01月28日

「東京最高の名物料理レストランウィーク」

今週のゲストは、東京最高のレストラン編集長の大木淳夫さんです。

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大木さんが企画・主宰する「東京最高の名物料理レストランウィーク2026」は、2026年1月19日から2月17日までの1ヶ月間、都内117の認定店で開催されている食の祭典です!

大木さんがこのイベントを立ち上げた背景には、「名物料理をコンビニなどで買って済ませるのではなく、実際にレストランへ足を運んでほしい」という強い願いがあります。また、レストランでの食事を、音楽のライブや演劇と同じく、その場の空気感までを味わう「一流のエンターテインメント」と定義。こうした"ライブ体験"こそが、人々の人生を豊かにすると信じているからです。

参加する117店舗は、大木さんや『東京最高のレストラン』の制作メンバー、そして有名アンバサダーシェフたちが厳密に選定。ニューヨーク、ロンドン、パリといった世界の大都市には、独自のレストランウィークが文化として根付いていますが、東京にはこれまで同様のオリジナルイベントがありませんでした。

本イベントには複雑な得票システムなどはなく、最大の目的は「まず店へ行き、お祭りを楽しむこと」にあります。各店自慢の名物料理を堪能し、SNSで発信するなどして、東京が誇る世界屈指のレストラン文化を肌で感じる動線づくりを目指しています!

staff| 20:00 | カテゴリー:

2026年01月27日

一人の食事を自由に謳歌する

今週のゲストは、東京最高のレストラン編集長の大木淳夫さんです。

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レストランのジャンルごとの魅力を舞台芸術に例える、大木さん独自の視点をご紹介いただきました。

「イタリアンはみんなで楽しくなるために行くミュージカル。フランス料理は総合芸術的なオペラ。そして、目の前で親方が技を披露する寿司は、まさにライブのような感覚なんです」

それぞれの店が持つ空気感を理解することで、外食の楽しみはさらに深まるといいます。
また、話題は「1人で食事を楽しむ極意」にも及びました。複数人での食事では相手への気遣いが必要ですが、
1人であれば読書をしながらお酒を嗜むなど、自分のペースで自由な時間を堪能できるのが魅力だそうです。

「一人のときは、自分の好きなことができる。複数で行くときに必要な『相手への気遣い』から解放され、自分だけの世界に浸れる自由があるんです」

2月5日には、「1人食べ」をテーマにしたトークイベントも開催!
山脇りこ×大木淳夫「達人(!?)が教える"ひとり食べ"の愉しみ」

大木さんと料理家でエッセイストでもある山脇りこさんとのトークショー!

会場は本屋B&B、チケットなどの詳細は是非こちらをご覧ください!
https://bookandbeer.com/event/20260205_pse/

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2026年01月26日

レストランを「道」として楽しみ人生を豊かにする

今週のゲストは、東京最高のレストラン編集長の大木淳夫さんです。

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大木さんは1965年東京生まれ。学習院大学を卒業後、ぴあ株式会社に入社され、2001年に『東京最高のレストラン』を創刊。「食」に関する書籍を数多く手がけていらっしゃいます。昨年には、50代からの人生を豊かにするための指南書『そろそろ50歳からの美食入門』を出版されました。

大木さんは、レストランでの過ごし方を茶道のような「道」として捉える大切さを説いています。店と客が互いに思いやり、想像力を働かせることが、美食を楽しむ本質だといいます。

「一番大事なのはポジティブな心だと思うんですよね。満面の笑みでお店に行って、僕は批判しに来たわけじゃないんだよ、ただ楽しむために来たんだよという心でずっと過ごしていくと、気持ちよく帰れるなあと」

また、対談では「お1人様外食」の魅力の話題へ2011年以降、都心から地元へと楽しみの場が移り、カウンター中心の小規模な店が増えたことで、1人で食事を楽しみやすい環境に!

ちなみに大木さんによると、1人のみは江戸時代に生まれた由緒正しい文化だそうです!

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2026年01月22日

日本障がい者乗馬協会の活動

今週のゲストは、法政大学人馬のウェルビーイング研究所の深野聡さんです。

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日本障害者乗馬協会の理事を務めている深野さん。日本障害者乗馬協会では、「ホースセラピー」の普及に加え、パラリンピックに直結する「パラ馬術」の選手育成・強化に注力しています。各地のセラピー活動から競技を目指す流れを作ることで、馬の持つ可能性を多角的に引き出しています。

乗馬は場所や維持にコストがかかるため、一般的に「安くない」というイメージがあります。
しかし、深野さんは「体験乗馬」などを通じて心理的・経済的なハードルを下げ、より多くの人が馬と触れ合える機会を作ることを重視しています!

「やっぱり私自身のライフワークにしたいなと思っているのが、やっぱり人と馬と触れ合う活動をもっと身近なものになってほしいってのがあるんですね。そういった意味で、この研究所での活動と共感している部分があるんでやらせていただいてるんですが、やっぱり馬と人の関わりの中で、すごくその人が輝く時間というか、関わった人が笑顔になるというか、そういった部分があるので、その世界をどんどん知っていただきたいと思っています。」

深野さんのライフワークは、馬と触れ合うことで人が笑顔になり、輝く時間をより身近にすること。国内外の研究者と連携を深めると同時に、日本の馬産業を支える「引退競走馬」のセカンドキャリア(第二の馬生)の創出にも取り組んでいます。馬を「競馬」だけの存在にせず、セラピーや教育の場で活躍する場所を整えることが、人と馬の双方にとって豊かな未来に繋がると確信し、活動を続けています。

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2026年01月21日

馬の癒やし=ホースセラピー

今週のゲストは、法政大学人馬のウェルビーイング研究所の深野聡さんです。

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日本で「ホースセラピー」と呼ばれる活動は、馬との関わりを通じて身体的・精神的なプラスの作用を期待する取り組みの総称です。海外では「馬への治療」と誤解されやすいため注意が必要ですが、国内では独自の支援の形として定着しています。

かつては身体障害を持つ子どもたちが中心でしたが、現在は知的・精神的障害、さらには現代社会での「生きづらさ」を抱える人々へと対象が広がっています。この活動を支える馬には、高度な訓練に加え、穏やかな性質と「人との交流を好む」高い経験値が求められます。引退した競走馬(サラブレッド)であっても、リトレーニングを経て個体差を見極めることで、セラピー馬として活躍する道が開かれています!

ホースセラピーは、大きく分けて「医療・教育・スポーツ/レクリエーション」の3分野で展開されています。「医療」は医師や療法士が関わり、具体的な症状の改善データを収集する治療的側面。「教育」は情操教育や学びの場としての活用。「スポーツ・レクリエーション」は乗馬を通じた心身の活性化。

馬との触れ合いがもたらす「心の平穏」は数値化が難しい領域ですが、現在、国内でもエビデンスとなるデータの蓄積が進められています。

都内でホースセラピーを大々的に掲げる施設はまだ少ないものの、馬のいる環境に身を置くだけでも癒やしの効果は期待できます。深野さんが管理運営する渋谷区の「代々木ポニー公園」では、無料で馬を眺めたり触れ合ったりすることができ、ホースセラピーの入り口として気軽に体験できる場となっています!

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2026年01月20日

馬と心を預け合い、共に歩む未来を創る

今週のゲストは、深野聡さんです。

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深野さんは、人と馬が互いに心地よく生きる「人馬のウェルビーイング」の向上を目指し、引退競走馬のセカンドキャリア支援など、馬と人が共生する社会づくりに取り組まれています。

「馬との関わりを深めていくと、体だけじゃなく自分の気持ちというか、心を預けられる関係を作れるのがとても素敵な存在だなと思っています」

かつては移動手段として敬意を払われてきた馬ですが、現代ではその多くが競走馬として生を受けています。日本国内では年間約7,000頭が生産されているとのこと!
一方で北海道の生産牧場は担い手不足などの厳しい状況に直面しており、引退後の進路確保が大きな課題となっています。

「馬を増やすこと自体はできるかもしれませんが、大切なのはその後の活用です。引退した後にどのような進路があるのかを考えることが、何より重要になります」

staff| 20:00 | カテゴリー:


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