2026年01月08日

簡単な食養生で健やかな未来を

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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2026年を迎え、井澤さんは薬膳の知識を正しく伝え、次世代を育てる「学校」の活動を本格化させています。確かな知識を持つ人材育成に加え、料理そのものを楽しむ人々を増やしたいという熱い想いのもと、春には薬膳習得を志す人へ向けた新たな著書の出版も控えています!

特に重要視しているのが、薬膳の本場・中国でも基本とされる「蒸す」調理法!現地の薬膳ではスープやお茶さえも丁寧に蒸し上げるほど「蒸す」ことは日常的で深い概念を持っており、単に特定の食材を加えるだけの簡易的なイメージとは一線を画します。この「蒸す」を家庭で手軽に取り入れる道具がセイロです。井澤さんは、セイロ調理こそが「温活(免疫力を下げない体作り)」と「腸活(発酵食による調整)」を同時に、かつ最も簡単に叶える手立てであるとおっしゃいます。

そんな井澤さん、近日メディア出演があります!
1月13日(火)放送のNHK『あさイチ』で、セイロが特集されます。フライパンでも代用可能なセイロレシピも紹介されるそうです。また、2月10日(火)放送のNHK『きょうの料理』では、ねぎと生姜を用いたポカポカ温活特集をご担当されます。ぜひ、チェックしてください!

最後に、将来のビジョンとして「セイロ専門の薬膳料理店」の立ち上げにも意欲を見せています。メイン料理から茶碗蒸し、さらにはプリンやマフィンといったデザートまで、セイロ一つで無限に広がるレシピの可能性。特別なことではなく「手軽な習慣」として薬膳を楽しみ、健やかな未来を築いてほしいという井澤さんの願いが、その活動の原動力となっています。

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2026年01月07日

『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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井澤さんの著書『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』(日本文芸社)は、薬膳初心者でも迷わず実践できるよう、丁寧な写真とともに構成されています。

本書の大きな特徴は、頭痛やダイエット、不眠などといった具体的な心身の悩み別にレシピが整理されている点です。「準備・詰める・蒸す」のわずか3ステップ、全レシピ10分という手軽さで、忙しい日常でも無理なく食養生を取り入れられます!例えば、冬におすすめする「レバニラ」は、炒めるのではなく蒸すことでレバーがふんわりと仕上がり、油を使わずヘルシーに調理できる利点が...!ニラで体を温め、レバーの鉄分で血を補うこの一品は、冬の不調に寄り添う理想的な組み合わせです。

また、井澤さんの著書にある「ご自愛フードは子どもの頃から好きなモノ」というコラムについて。

「私の中では2つありまして、一つは思い出の中の味がとても美味しいなと感じるもので、しかも自愛があると思っています。あともう一つは、小さい頃からこれが好きで、何か体が欲するというものは、やっぱり必要だったものが多いと思っています。薬膳を学んで、その2つが私が言うご自愛フードになっています。」

ご自愛フードは、単なる栄養学だけでなく、思い出の中にある美味しい味や、体が本能的に欲する食材を大切にする視点です。小黒さんが好きだという「豆腐と生姜」!体を涼やかにする豆腐と、胃腸を整え温める生姜の組み合わせが、実は互いの性質を補い合う理にかなったものになっています。

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2026年01月06日

「せいろ」で心と体を温め、食を整える

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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井澤さんは、発酵食や薬膳のレシピ提案を中心に、料理番組や商品開発など幅広く活躍されています。昨年には、昨今のトレンドでもある蒸し器に焦点を当てた著書『心と体が整う ひとり薬膳せいろ』を出版されました。

かつては高価で扱いが難しいイメージだった「せいろ」ですが、現在は手軽に購入でき、栄養を逃さず調理できる道具として注目されています。電子レンジではなく、あえてせいろで蒸し上げる時間は、心にゆとりをもたらしてくれるといいます。

「せいろで蒸すと、いろんな調理が一緒にできるし、美味しくできる。湯気も温かくて心も体も温まります」

また、中医学に基づいた「五色」の知恵についても教えていただきました。季節ごとに、春は青(緑)、夏は赤、長夏は黄、秋は白、冬は黒といった色の食材を意識して取り入れることで、日々の栄養バランスが自然と整うそうです。

「冬は海藻類や黒豆などの黒いものを食べると、老化防止にもつながります。色を頭に置いて選ぶとバランスが良くなります」

旬の食材をせいろで蒸し、温かな湯気と共に自分を慈しむ。そんな「食養生」の習慣が、変化の激しい季節を健やかに過ごす助けになりそうです。

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2026年01月05日

身近な食材で心身を整える「薬膳」

今週のゲストは、料理家の井澤由美子さんです。

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井澤さんは、海外雑誌「マーサ・スチュワート」の日本版 編集部料理班、広告制作部を経て、発酵食や薬膳、保存食作りをライフワークにし、料理家としてレシピを提案。NHK「きょうの料理」「あさイチ」などの料理番組出演の他、雑誌や商品開発などでも活躍されています。

前回は2022年2月のご出演なので約4年ぶり!今回はスタジオにお越しいただいています。現在は中国政府が認定する「国際中医薬膳師」を育てる私塾『東京食薬Labo』を主宰しており、日本の風土に合わせた知恵を多くの人に伝えています。

2025年の流行語大賞にノミネートされるなど注目を集める「薬膳」ですが、以前は「苦い」「難しい」といったイメージが強かったといいます。井澤さんによると、近年は身近な食材で体を整えられるセルフケアとして、人々の意識がポジティブに変化しているとのこと。

「身近な食材で、自分の体調不良や体質をケアできる。 食材を見極めて、それを適切な調理方法で食卓に出せることが薬膳ですね」

また、ご自身の活動の根底にある想いについて、次のようにも述べています。

「日本人なので、日本の風土に合わせた和魂漢才の精神で皆さんにお伝えさせていただいております」

薬膳だけでなく民間療法や郷土料理も、すべては健やかに生きるための「食養生」であると捉える井澤さん。日々の食事を通じて自分自身を慈しむことの大切さを発信されています!

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2026年01月01日

春も秋も楽しめる「津山の魅力」!

今週のゲストは、紀行作家・一級建築士の稲葉なおとさんです。

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稲葉さんは、岡山県津山市の観光促進のため、自ら企画・撮影したポスター
「春は津山、秋も津山」を展開しています。これは、日本有数の桜の名所として知られる「春」の集客力を活かし、まだ知られざる「秋」の魅力を発信しようとする試みです。一枚の中に、津山城を彩る桜と、秋の紅葉や祭りの風景を合体させたデザインはSNSで10万を超えるアクセスなど反響を呼び、JR西日本の各駅でも掲出されるなど、大きな観光促進ツールへと成長しました。

ポスターに収められた秋の風景は、1.5トンを超える江戸時代の大神輿が、大正時代の洋館「城西浪漫館」の前を通る瞬間です。歴史的建造物と伝統行事が重なり合う「津山ならでは」の美しさは、地元の人が見慣れて気づかなくなっている価値を再発見したものとなっています!

「ずっと僕がやってきていることは、一言で言えばもうすでにそこにあるもの。でも住民の方たちは見慣れてしまっているがゆえに、価値がすごいということを気づかないもの。それはもうやっぱり建築なんですよ。その合間のときのその秋の建築、真冬の雪景色の建築、春もそうですし夏もそうですし、その時々の建築を見に来てくださるということは絶対それは後悔しないと思いますので、一年通して満足いただけると思います。」

近年、津山は宿泊予約が困難になるほど活況を呈していますが、課題は繁忙期以外の集客バランスです。稲葉さんは、四季を通じてそこにある「建築」に注目することを提案!真冬の雪景色や夏の深緑に映える歴史的建築物は、一年中いつ訪れても後悔させない確かな魅力を持っています。「すでにあるもの」に光を当て、その価値を翻訳して伝える。秋、真冬の雪景色、春、夏それぞれの季節における建築物の美しさを観光資源として活用することで、一年を通して観光客に満足してもらえるのではないでしょうか。

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2025年12月30日

声と物語で街の魅力を胸に届ける

今週のゲストは、紀行作家で一級建築士の稲葉なおとさんです。

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稲葉さんは11月に発売された新刊『ものがたりの街 津山』において、文章と写真、そして「語り」を融合させた「ナラティブ・ボイス・ブック」という新しい書籍の形を提案されています。これは各ページにある二次元コードをスマートフォンで読み取ることで、一流声優によるナレーションを楽しめる仕組みだといいます。

語り手を務めたのは、数々の名作アニメで知られるベテラン声優の井上和彦さんです。自身の原稿に声が吹き込まれた瞬間を振り返り、稲葉さんはこう語ります。

「読んでもらった途端にですね、もう涙が出るぐらいに感動しまして。言葉でもって、魂をまた原稿に吹き込んでいただける方なんだっていうふうに実感しました」

本の中では、開館60周年を迎える「津山文化センター」などの名建築についても、井上さんの語りを通じて詳しく紹介されています。音声を取り入れた効果について、稲葉さんはこう語ります。

「井上和彦さんの音声で、まちの魅力を聞くとですね、またジワっと胸に沁みてくるというか」

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2025年12月29日

物語で名建築の価値を次世代へ

今週のゲストは稲葉なおとさんです。

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稲葉さんは、東京工業大学建築学科を卒業後、名建築ホテル旅行記『まだ見ぬホテルへ』で、紀行作家デビューされ、その後、ノンフィクション、小説、写真集と活躍の場を広げられて、永年に及ぶ 建築文化の発展と啓発に関する貢献により、日本建築学会文化賞を受賞されていらっしゃいます。

11月に発売された新刊『ものがたりの街 津山』では、岡山県津山市の名建築を「物語」という切り口で紹介されています。稲葉さんはこう語ります。

「物語であれば、やはり一般の人にも共感していただける。それをまずは伝えることが、建築の良さを伝える上での第一歩なんじゃないかなと」

対談では、建物そのものだけでなく、津山が生んだ偉人の功績にも光を当てています。執筆のこだわりについて、稲葉さんはこう語ります。

「一言で、小学生にもへえって言ってもらえるような、何か切り口を見つける作業をずっと私の方でしてたっていうのが...文筆をする上での一つの大きな作業だったと思います」

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2025年12月25日

新しい福祉の形を模索して

今週のゲストは、合同会社Grip Grap代表の仲西亮平さんです。

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中西さんたちは、単なる経営としての施設づくりではなく、ピザ屋や革製品など「自分たちが誇りを持てる」個性的な福祉施設の立ち上げを支援しています。莫大な資金力に頼るのではなく、まずは自分たちの手の届く範囲(5メートル)からできることを積み上げる。福祉を「難解なもの」ではなく「誰でも参加できるワクワクする実験」へと変え、その輪を広げていく姿勢を大切にしています。

その象徴的な活動が、日本財団の依頼によるスポーツの横断幕・応援幕の制作です。障害のあるクリエイターたちは、主役の選手のみならず、チアリーダーやMC、観客といった周囲の人々をありのままに描きました。彼らの持つ「フラットな目線」は、これまで光が当たらなかった場所へ感動を届け、福祉の新しい価値を証明しました!

今後の展望として、NODDおよび合同会社Grip Grapは、この「5メートルの点」を全国、そして海外へと繋げるネットワーク化を目指しています。各地で生まれる多様な「答え」を集め、コラボレーションを重ねることで、より豊かな社会のモデルを構築しようとしています。答えがないからこそ、皆で知恵を出し合い、繋がりを増やすことで、福祉の可能性を無限に広げていく。そんな共生社会のビジョンをおっしゃっていました!

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2025年12月24日

障がい者福祉の現状を打破する

今週のゲストは、合同会社Grip Grap代表の仲西亮平さんです。

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中西さんは「半径五メートル、手の届くところから」、身近なところからコツコツと取り組むことで影響範囲を広げていく考えで福祉を行っています。福祉事業所では従来、企業からの軽作業(箸の袋入れやパッケージングなど)を請け負うことが多いですが、納期の厳しさや低賃金の問題があるとのこと。

Grip Grapでは、福祉事業所が自主製品を開発し、自分たちで値付けして販売できるよう支援。また、企業と連携して障害のある方々が描いたアートを活用するプロジェクトも展開しています!

NODDの取り組みの一つ「気づいたらチャリティ」。従来は「かわいそうだから買う」「安いから買う」という視点で購入されがちでした。中西さんたちは、障害のある方々のアートには本質的な価値があると考え、適切な価格設定で魅力的な商品として提供することで、購入者が自然と福祉に関心を持つきっかけをつくっています。

日本の障害者福祉の現状については、「時代とともに変化すべきであるにもかかわらず、旧式の方法やルールに縛られすぎている」と中西さん。障害のある人を一方的に支援するのではなく、その人の良いところを見つけて「武器」として活かし、共に進む「共に行く福祉」を提案。

特に障害者アートにおいては、利用者だけでなく支援員の気づきや力も重要であり、両者が協力して作品を作り上げ、それを販売することで新しい福祉の形を模索しています。

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2025年12月23日

NO ODD -福祉×デザインで常識を覆す-

今週のゲストは、合同会社Grip Grap代表の仲西亮平さんです。

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仲西さんは、ビジネスパートナーの寺門さんと共に福祉デザインユニット「NODD」を結成しました。
大手おもちゃ会社で培ったノウハウを活かし、障がい者アートを社会に届ける活動をしています。
美大出身の仲西さんにとって、既存の美術教育のルールに縛られない彼らのアートは、
「後ろからバットで殴られたような衝撃」だったといいます 。

「美大といえども結構ルールがあるんですが、障がい者アートはそこを軽々と乗り越えてくる。『こういう見せ方もあるんだ』って逆に学ばせていただいたっていう感じですかね」

活動当初は自分たちでTシャツを販売して在庫を抱える苦労もありましたが、台東区からのオファーを機に、商品の販売だけでなく「ブランディング」で施設の工賃向上を支援する形へとシフトしました 。 ユニット名「NODD」には、「奇妙(ODD)」という言葉へのアンチテーゼが込められています。

「ODDには奇妙とか変だという意味があるんですが、そこに僕たちはNOを突きつけたい。正当に彼らを社会に出して、正当な報酬を得るという意味合いが入ってます」

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