今回はUNISON SQUARE GARDENのツアー『Patrick Vegee』と
12月に行うXIIXのツアー『USELESS+』の話をしました。
*UNISON SQUARE GARDEN『TOUR 2021-2022「Patrick Vegee」』
10月6日の埼玉からスタートして全国19箇所20公演。
最終公演は来年1月26日のホールツアー。
コロナ禍により、工夫しながらライブをこれまで行ってきましたが
ここにきてやっとバンドの本筋となるアルバムリリースから
アルバムのツアーをまわるというところに戻れた今回。
昨年には配信ライブで一度行いましたが
今回は有観客ということもあり、前回とはまた別のライブになる予感。
アルバム曲以外にもかなりハイパーな、『これ本当にライブでできるの?!』
っていう曲も組まれているそう。
『このセットリストの中でアルバム曲が
どんな風に魅力を発揮するのか、どんな風な聴かれ方をするのか
というところで曲が熟していくと思っていますので
それも本当に楽しみ。
このツアーで「この曲はこんな曲だったんだ」って発見があれば
またこの後のツアーとかイベントとかでもやっていくことになるだろうし
結構そこは肌で感じたいところ。
この「Patrick Vegee」がどうなっていくのかめちゃくちゃ楽しみです。』
*XIIX LIVE TOUR「USELESS+」
12月に4箇所まわるツアー。東名阪+仙台。全5公演。
6月に行ったLIVE TOUR「USELESS」は
アルバムのこだわりをライブで再現するというものでしたが
今回のツアーでは、ライブで演奏しているという
生感を大切にしようということで
タイトルには「+」をつけたとのこと。
『コロナ禍でデビューしたバンドだから
全然ライブもできていないし、
本来なら味わえたものも味わえていないというところの
ジレンマもありますので
それを全5公演ですがワンマンライブを回れるので
あれもしたいこれもしたいというのを
全部詰めてしまおうかなという風に思っています。
多分、今までにない
新しいXIIXの形になるような気がしているので
ぜひ遊びにきてください。』
今回は“好きなライブハウス”をテーマにお届け!
中でも斎藤さんの特に思い入れのあるライブハウスについて
お話ししていきました。
【札幌ペニーレーン24】
楽屋にUNISON SQUARE GARDENのクッションが3つ置いてありまして
それは当時の店長さんが
物販の売れ残りのクッションを見て
「売れ残っているんだったら買ってあげるよ」って言って買って
そのまま楽屋に置いてくれました。
【岡山ペパーランド】
50人入ったらパンパンの狭いライブハウスなんですけど
スピーカーが演奏している自分より少し後ろにあって
みんなと同じ音を聴きながら演奏できる場所。
しかもめちゃめちゃお客さんと近いから
ステージに立っているという感覚がほぼなくて
路上ライブのような勢いでライブができるライブハウスです。
そこを経営されている夫婦もすごく素敵な方で大好きです。
山口県【周南RISING HALL】
UNISON SQUARE GARDENが唯一こけら落とししたライブハウス。
【心斎橋JANUS】
以前、番組にもご出演していただきました
大阪でライブハウス運営、イベントの企画・制作などを行う
HEADLINEの代表・岸本優二さんが店長をされていたライブハウス。
楽屋もライブハウス自体も綺麗ですが、すごく熱狂できて好きな場所です。
【浜松窓枠】
今の店長さんがめちゃくちゃUNISON SQUARE GARDENのことが好きで
東京でライブをしていたら、
客席でその店長さんが手を挙げているのを見つけちゃったりとか。
窓枠もとてもいいライブハウスです。
他にも【渋谷CLUB QUATTRO】
京都のライブハウス【磔磔】
香川県高松市のライブハウス【DIME】
【下北沢 CLUB QUE】など・・・
「好きなライブハウスというか
好きな“人”がいるライブハウスっていう感じがしますね。
自分の知らない街だったとしても
知らない街のそのコミュニティーのためだったり
そこに住んでいるファンのためにみたいな
それぞれの哲学を持ってやっているライブハウスはたくさんあるし
そういうところに演奏しに行くと
すごく晴れやかな気持ちになるんですよね。
『うちの街に来てくれてありがとう』みたいな感じで
感謝もしてもらえるし、
逆に自分の知らなかったところに
こんなに良い舞台を用意してくれてありがとう、という気持ちにもなって
すごく清々しい気持ちになるんですよね。
だから本当に自分の知らない場所で
自分の街のライブハウスを維持していくためにとか
もっといろんな人に来てもらうためにとか
本来、来る人のためにどれだけハードル低く
間口を広く来てもらえるか、みたいなものを
みんなそれぞれのやり方で真剣に考えていて。
そういうのを目の当たりにするとミュージシャンとしても
ちゃんと一本一本いいライブを自分から足を運んで
その街に住んでいる人と対面して
演奏しなきゃ意味がないな、と思うんです。
だからUNISON SQUARE GARDENは常にツアーをするし、
できるだけ前回のツアーじゃないところに次は行こう
みたいなブッキングをしながら回ろうと思えているのは
僕らの大好きなライブハウスのおかげだし、
そのライブハウスが出会わせてくれたお客さんのおかげ。
そういう風に考えると全国各地にあるライブハウスは
ずっと元気で続けて欲しいなと思いますので
皆さんの住んでいる街とか
家の近くのライブハウスとかに
マナーやルールを守った上で
ぜひ足を運んで欲しいなという風に思っています。』
今回は来年1月1日に閉館することが決まっている
Zepp Tokyoをテーマにお話ししていきました。
Zepp Tokyoは1999年3月、お台場にオープンしたライブハウス。
閉館の理由はお台場の複合型商業施設『パレットタウン』が
再開発のため営業終了を発表。
その一部だったZepp Tokyoはもちろん、
ヴィーナス・フォートやランドマークになっている観覧車なども
来年、営業を終了します。
このZepp Tokyoは斎藤さんにとって
思い入れが深いライブハウスの一つ。
Zepp Tokyoでの100sのライブを見て
ステージに立つことを志したとのこと。
『自分がいざステージに立ってライブしている時に
客席にその時の自分が呪縛霊のようにいて
20歳くらいの自分の視線を感じながらライブすることがある
唯一のライブハウスですね。』
UNISON SQUARE GARDENとして
これまで幾度もZepp Tokyoでライブをしてきましたが
その中でも斎藤さんにとっての一番思い出は
下北沢のCDショップ「ハイラインレコーズ」の
10周年を記念したライブ。
そのライブのオープニングアクトとして
UNISON SQUARE GARDENが出演。
シークレットゲストとしてBUMP OF CHICKENも出演。
憧れのバンドでもあったBUMP OF CHICKENと
同じステージに立てたことと、初めてZepp Tokyoに立てたことに
一日興奮していたと話す斎藤さん。
1曲目は「水と雨について」を演奏。
その時のサビでの出来事が鮮明に覚えているとのこと。
『今まで100人規模のライブハウスで
50人くらいのお客さんを前にライブをやって来た僕らが
パンパンのZepp Tokyoで
サビを歌った瞬間に、10数人だったけど
手が上がった瞬間をすごく覚えていて。
初めて音楽が誰かに届いた瞬間を目の当たりにした気がして
そのインパクトがいまだに忘れられないし
自分の中にずっと残っているんですよ。
すごく大事なものなんですよ。』
BUMP OF CHICKENはやはりライブが始まると
お客さんの熱気や盛り上がり、
音楽を真剣に聴いている感じなど
そんなライブを目の当たりにして悔しさがありました。
その悔しさや負けん気など
斎藤さんのプロのアーティストとしての
原体験の礎になっているのが「Zepp Tokyo」という場所だそうです。
今回は来年1月30日に閉館することが決まっている
新木場のSTUDIO COASTをテーマにお届けしました。
STUDIO COASTは2002年12月31日に
新木場にオープンしたイベントホール。
ライブや「ageHa」といったクラブイベントを
メインに開催していました。
今年1月からはUSENがネーミングライツを取得し
『USEN STUDIO COAST』として営業。
これまで土地所有者との協議・交渉を続けてきたそうですが、
再契約には至らず、来年1月30日で閉館することになってしまいました。
番組としても20回開催してきたキンプレライブのうち
12回をコーストで開催していて、大変お世話になったライブハウスです!
これまでにUNISON SQUARE GARDEN、XIIX、
斎藤さん個人としても何度もライブをしたり、観に行ったりと
思い出がありすぎるくらいお世話になったライブハウス。
客席が横に広い分、お客さんとの距離が近いことや
そして斎藤さんが初めてコーストでライブした時に驚いた豪華すぎる楽屋、
音が包まれるような感覚になる空間と、演奏しやすい環境など
斎藤さん自身、好きなライブハウスだったとのこと。
『良いライブハウスだって体で知ることができたから
それは生きてくると思うんだよね。
お客さんからしても良いライブハウスっていうのを知っていると、
また良いライブハウスに出会った時にすぐに気づけると思うし
良い音楽体験を知っていると
次に良い音楽体験をした時に
「これはちゃんと聞かないとダメなやつだ」とか
そういうことを知っているのと知らないのとでは
だいぶ違うから、そこをたくさん教えてくれたコーストには
本当に感謝しています。』
今回は8月31日に最終日を迎えた
UNISON SQUARE GARDENの
Revival Tour『CIDER ROAD』に参加された方に
スタッフが電話インタビューした模様をお届けしました。
RN:みうら さん 宇都宮公演に参加
『とにかくヤバな公演だった。
ずっとDVDを見ていたので、『あ、ここのアレンジが!』とか、
個人的には「いつかの少年」が胸に響いた。
「like coffeeのおまじない」の前に、
当時のMC再現します!と言う感じで
『踊れる?』とか、微笑みました。
好きになった当時はあまりライブに行けなかったので、
その分たくさんDVDを見て
『ライブってこういうものなんだ!』って
初めて思ったのがユニゾンのDVDだったから
当時の気持ちと一緒にライブが観れたこと、
あと、セットリストがわかってたから
『次この曲だ!』ってワクワクできたのがすごく良くて、
やっぱり当時の曲で
今はあんまり聴けないなっていう曲も聴けたのが
すごく良かったです。」
RN:りこぴ さん 神戸公演に参加
「8年前は初めて行ったユニゾンのライブだったから
『楽しすぎる!』と衝撃を受けました。
今回もかっこよくて楽しいライブではあったけど、
感動して泣いてしまうシーンがありました。
(UNISON SQUARE GARDEとの)出会いのきっかけは
双子の妹が勧めてくれたことです。
8年前のツアーも妹と一緒に行きました。
今、妹は関東にいるので関東での公演に行っていて、
本当に楽しくて、
明日仕事なのを忘れるくらい楽しいっていう話をしました。
楽曲とか、CIDER ROADだと
アルバムの良さを再認識できるツアーになっていると
思いました。」
ライブを続けていくことについて
リスナーさんの目線でどんな風に感じているのかも
伺いました。
*やっぱりライブをすることでしか
伝わらないことってありますし、
それを決意しやってくれていると思います。
あと、観客の私たちも
気をつけないといけないことはたくさんあると思うけど、
それを信じてライブを続けてくれるっていうことは
すごくありがたいし、
私も今一度すごく気をつけていかなきゃなと思っています。
*コロナ禍でライブをするっていうのは
すごく勇気がいることだと思いますし、
自分からするとライブに行くことが
自分の中でストレス発散の部分だったり、
人生を生きていくためのモチベーションの一つで、
その楽しみを奪われないっていうところで、
変わらずやってくれるというのがリスナーとしては
ありがたいです。
このまま変わらずユニゾンはライブを続けてくれると思うので、
また自分のタイミングで必ずライブに参加したいです。
*私にとってライブは本当に生きていく力になる源なので、
すごく大変な状況だけどライブが続いていくことで
前向きに生きていくことができるので、
本当にスタッフやメンバーやファンの皆さんと一丸となって
安全なライブを作っていきたいと思っています。