2007年10月18日

築地市場移転問題

築地の市場は東京都の所有になっています。そして築地市場の土地を売って再開発すると2兆円にもなるといわれていて、来るかどうかも分からないオリンピックのためにも築地市場を移転しようと都は取り組んでいます。しかし、その移転先は元々ガス工場があった場所で、環境的に売却をしたガス会社もあまりお勧めしていない地区、、、。「TUKIJI」は今や世界用語であり、築地で取り扱っている魚は高級店にだけ流れるものではなく、家庭の食卓に並ぶ多くの魚も築地の市場を経由してスーパーに並んでいます。田中康夫さんはたった2兆円のために移転するのはどうかとおっしゃっていました。

-ROLLING STONES SPECIAL WEEK-
今夜の選曲: PAINT IT, BLACK / ROLLING STONES

staff| 20:50 | カテゴリー:ゲストトーク

2007年10月17日

政治はサービス

政治は総合愛情サービス産業と田中康夫さんはおっしゃっていました。人が喜んでくれてなんぼの仕事で、教育、福祉、環境問題など、採算が取れなくてもやらなければいけない事業も時にはあるそうです。

-ROLLING STONES SPECIAL WEEK-
今夜の選曲: JUMPIN' JACK FLASH / ROLLING STONES

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2007年10月16日

被災地を走るミニバイク

阪神淡路大震災の時、もしも自分が医者なら怪我をした人を助けられる、もしクレーン車の免許を持っていたら瓦礫の撤去作業が出来る、でも今の僕は何も出来ない、田中康夫さんは被災地の教会に電話をし、何か手伝えることは無いか相談したそうです。「車が渋滞のため救援物資が届かない。」、そして田中さんは50ccのミニバイクで救援物資を運ぶボランティアをスタートしました。

-ROLLING STONES SPECIAL WEEK-
今夜の選曲: (I CAN'T GET NO) SATISFACTION / ROLLING STONES

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2007年10月15日

作家・田中康夫

今週のゲストは、新党日本代表・参議院議員の田中康夫さんです。
1980年、大学4年生の時に発表した処女作「なんとなく、クリスタル」で第17回文藝賞を受賞。「なんクリ」と略され社会現象まで巻き起こした田中さんの大ベストセラーです。

1980年に作家デビュー、85年には朝日ジャーナルで「ファディッシュ考現学」の連載がスタート、90年に湾岸戦争が起こり日本加担に反対する声明に参加し、95年の阪神淡路大震災では50ccのミニバイクの乗ってボランティアに参加、2000年に長野県知事に就任と、田中さんの人生の転機は何故か5年周期でやってくるそうです。

-ROLLING STONES SPECIAL WEEK-
今夜の選曲: STREET FIGHTING MAN / ROLLING STONES

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2007年10月12日

10月15日から10月19日のゲストは、、、

新党日本代表の田中康夫さんです。
目指す政治、築地移転問題など、、、たっぷりと伺います。
お楽しみに。

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2007年10月12日

全国の庭園

涌井先生お勧めの全国の庭園をいくつか紹介してくれました。まずは、福井県の一乗谷朝倉氏遺跡。最後まで人に裏切られて滅びていった朝倉一族の残した谷、その谷全てが庭になっているそうです。そして岐阜県美濃市も素晴らしい、狭隘で誰も行かないような所に、活気があり大きな街が出来ているというのは凄い、風景と風土が対話してきた街とおっしゃっていました。最後に涌井先生が紹介してくれたのは滋賀県。滋賀県は日本の縮図、琵琶湖があり、池の周りを巡る庭園、池泉回遊式庭園が広がっています。大津や彦根、それぞれに美しい棚田があったり、お寺があったり、滋賀県は県そのものが庭園とおっしゃっていました。

今夜の選曲: NEVER ENDING SONG OF LOVE / DELANEY & BONNIE

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2007年10月11日

景観、風景、風土

涌井先生の講演内容や研究サイトを見ると、「景観10年、風景100年、風土1000年」とあります。景観は目に見えるもの、心に響くものであるだけではなく、その土地に培われてきた人と自然の関わりの遺伝子のようなもの。そして自然の中で暮らして行くうちに、その地に合う形、デザインが出来上がってきます、これが風景。そして風土は目には見えないけど、人間の体の中に浸透している自然観とおっしゃっていました。景観を大切にしていかないと、その地域の風景や風土は崩れていってしまいます。この文脈を意識した空間のデザインをいつも一番に心がけているそうです。

今夜の選曲: YOU MAKE LOVING FUN / FLEETWOOD MAC

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2007年10月10日

西洋の庭、日本の庭

西洋の庭園は上から下を見下ろすように造られています。王様の庭だからだそうです。そしてその王様が自分を神様に置き換えて造らせた庭で、あくまでも神の目線から観る庭なんだとか、、、。日本の庭は見上げるように造られ、一番遠くに山々などの借景の対象があり、それを中心に庭は形成されているんだそうです。

西洋の庭は王様のお部屋から撮影し一枚の写真に納まります。しかし、日本の庭は絶対に一枚の写真に収めることは出来ないそうです。串団子のように見せ場がいくつもあり、庭を歩くことで様々な景観が広がります。

今夜の選曲: BEAUTY / EARTH WIND AND FIRE

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2007年10月09日

自然と社会の関わりをデザイン

これまでに多摩田園都市、全日空万座ビーチホテル、ハウステンボス、東急宮古島リゾートなど、数多くのランドスケープ計画やデザインを手がけてきた涌井先生。国により土地の価値観は違い、ドイツは自然が貧しいため、その土地の資源性を一番に考えます。土地の広さを重視する国もありますが、日本は「心に感じる土地」、見る景色ではなく観る景色を大切にしています。

自然と社会の関わりをデザインするのが造園家の仕事。日本の建築は周りの景観と建物がどう融合されていくかによってデザインが決まってきます。都市の中にどう緑を増やすか、地方の田園風景の中に建っていてもおかしくない建物のデザイン、防災や地震への対策、そういった仕掛けと仕組み、そして結果としての空間表現が造園家の仕事とおっしゃっていました。

今夜の選曲: ALTOGETHER ALONE / HIRTH MARTINEZ

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2007年10月08日

応募殺到ケニア野生教室

今週のゲストは、桐蔭横浜大学教授で、造園家の涌井史郎さんです。涌井先生は、造園家として数々の省庁、自治体のランドスケープ計画やデザインを手がけ、2005年の愛・地球博では会場演出総合プロデューサーを担当。また、テレビのコメンテーターとしても活躍していらっしゃいます。

毎年ケニアのマサイラマで、桐蔭学園の生徒と野生教室を開催している涌井先生ですが、小さい頃から一生懸命勉強をしてきたんだけど、実感や体感のない子供達が増えているんだとか、、、。その子供達がアフリカに行って、今まで出会ったことのない自然に出会うと、これまでの自分とはぜんぜん違うものに目覚めて、新しい自分を発見しているそうです。実際アフリカでの野生教室後に進学、就職の進路を変える生徒さんが多いんだそうです。

今夜の選曲: VENTURA HIGHWAY / AMERICA

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