2008年11月18日
人の話を聞くのが好きなんです
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| 昨年「悪人」で大佛次郎賞と毎日出版文化賞受賞をダブル受賞。この「悪人」というタイトル、吉田さんご自身が付けられたんだそうです。朝日新聞での連載ということで、新聞の記事に負けないよう(新聞は悪人ばかりがノンフィクションで載っているので)そんなタイトルにしたんだそう。この作品で、吉田さんのソフトなイメージがガラッと変わったと言われています。 |
作家の吉田修一さんです。
この番組には、二年前のちょうど今頃、一度ご出演いただいています。
今回は、小説、旅、そして新刊「あの空の下で」のお話など、たっぷりと伺います。
■■吉田修一さん■■
1968年長崎県・長崎市生まれ。法政大学経営学部を卒業後、アルバイトをしながら小説を書き続け、97年小説家としてデビュー作となった「最後の息子」で文學界新人賞。2002年に「パレード」で山本周五郎賞、さらに「パーク・ライフ」で芥川賞を受賞。そして昨年「悪人」で大佛次郎賞と毎日出版文化賞をダブル受賞。男女の機微や心のすれ違い、人間に潜む本質的な部分を絶妙なタッチで描き、新作が出るたびに注目を集めていらっしゃいます。
プロ棋士の島朗さんをお迎えしての最終日は、これからの将棋界についてでした。
海外の普及を考えるとデジタル化の時代で、インターネット将棋も普及しているそう。そして、将棋の側面が変わってきているとも。一昔前は<趣味としての将棋>が主でしたが、近頃は昨夜の話にもあった教育、そして脳科学(まだコンピューターが人間に勝っていない世界だから)の側面もあるとか。なぜ将棋の世界は人間が勝っているのか…それは捨てる技術があるからだそうです。コンピューターは読む量は人間に勝るけど、例えば300通りの中から2〜3を選ぶ力が将棋は大切でこれが人間にはある…将棋は読む能力も大事だけど、読まない能力も大事なんですって。
↓小黒さんが持っているのは島さん著「島ノート」。小黒さん曰く『阿佐田哲也さん著「麻雀放浪記」に負けず劣らずの渾身の一冊ですね。』
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| 将棋は自分で自分の負けを告げる、審判のいないゲーム。将棋をしていることで挫折に強い人間になるそうです。なぜなら…負けを体験しておくことで、実生活の負けでしなやかに次に立ち直ることが出来るから…と島さん。 |
| 将棋は自己責任のゲーム。後悔しても遅い、これ以上悪くならないようにその場でがんばるしかないゲームなんです…と島さん。 |
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| そんなCOOLな将棋のきっかけは、実は島さんで、20年前に羽織袴ではなくアルマーニのスーツで将棋の対戦…先輩の摩擦がスゴかったとか(笑) |
| 島さんの肩書きは現在、プロ棋士の最高位の九段。年間60〜70局の対戦。一日がかりの対戦なので、集中力を保つ体力が必要なのだそう。 |
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将棋のプロ棋士、島朗(しま・あきら)さんです。
■■島朗さん■■
1963年生まれ。東京都世田谷区の出身。12歳の時に棋士養成機関である奨励会に入り、1980年17歳でプロ棋士に。1988年25歳の時、米長邦雄さんに4−0のストレート勝ちで初代、竜王に輝く。
2004年プロ入り後、公式戦で通算600勝を挙げ、将棋栄誉賞を受賞。今年4月、プロ棋士の最高位となる九段に昇段。8月第16回富士通杯達人戦で優勝。著書に「島ノート 振り飛車編」「純粋なるもの〜トップ棋士その戦いと素顔」などがあります。