2009年11月05日
日本初の産後白書を作りました
産後女性620人のアンケートとインタビューを掲載。お母さんだけではなく、父親になる男性にも読んでもらいたい本だそうです。マドレボニータのオンラインストアで購入することが出来ます。 |
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| マドレボニータはNPOなので、ボランティアの方達に参加してもらうことが大切になってきます。産後白書でも、アンケートをグラフ化したり集計したりという作業はボランティアの方にやっていただいたそう。 |
産後女性620人のアンケートとインタビューを掲載。お母さんだけではなく、父親になる男性にも読んでもらいたい本だそうです。マドレボニータのオンラインストアで購入することが出来ます。 |
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| マドレボニータはNPOなので、ボランティアの方達に参加してもらうことが大切になってきます。産後白書でも、アンケートをグラフ化したり集計したりという作業はボランティアの方にやっていただいたそう。 |
全国に22カ所の産後ヘルスケア教室を持つNPO法人マドレボニータ。
子育てをしながら女性が企業でキャリアを積むことは、昔は難しい現状がありましたが、現在は育児休暇制度やサポート体制が整ってきていて、形式的には働きやすくなってきているとか。でも仕組みだけ整えても母親のマインドセットが必要で、例えば子供が気になるなど時間の使い方や責任も違ってきて、今までと同じような働き方は出来なくなってくるそうです。仕事に対するスタンスを変えていかなくては行けません。そこで育児休暇中の、体や心のサポートが必要になってくるというわけです。
今夜の選曲: MOTHER'S SPIRITUAL / LAURA NYRO
NPO法人マドレボニータでは、産後の心身に必要なこととして3本の柱を提唱していらっしゃいます。
1)有酸素運動(持久力、筋力を鍛え直す)
2)自己表現とコミュニケーション
(社会から取り残されてしまった感覚からコミュニケーションが出来るよう訓練)
3)セルフケアの知識と技術の習得(スクールだけではなく家でヘルスケア)
「核家族(夫婦と子供)で全部幸せになろうとする幻想が良くない」と吉岡さん。子供が出来れば夫とはうまく行くかというとそんなことはなく、子供のために生きていくわという決心もよくない。母親自身が自分のことを考える文化が無く、一人で抱え込んでしまうケースが多いそうです。
夫婦間ではコミュニケーションをして新たなルールを作るのが必要ですし、地域の力を借りて子育ても必要。そこで、体力・コミュニケーションをとって自分自身の人生についても考えるという機会を持とうというのが産後のヘルスケアなんだそうです。
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今夜の選曲: LU / LAURA NYRO
| 吉岡さんご自身が(現在小学校6年生の男の子のお母さん)、出産後に「先進国なのに産後は自己責任!」と衝撃を受けたのがきっかけなんだとか。 |
ちなみに、フランスは産後ケアで有名だそうで、公費で賄われているそうです。たとえば、産後の専門科に行ったら、その領収書をもっていけば払い戻されるそうです。 |
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NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんです。
■■吉岡マコさん■■
1972年生まれ。埼玉県出身。東京大学文学部を卒業後、同大学院生命環境科学科で運動生理学を学ぶ。98年、出産後の女性の心と体のヘルスケアをする「産後のボディケア&フィットネス教室」を立ち上げ、2008年にNPO法人「マドレボニータ」とする。著書に『産前・産後のからだ革命』『母になる女性のための産前のボディケア&エクササイズ』などあります。
| 隈さんの思う、世界で一番美しい街は「ブタペストの西駅」。エッフェル塔のエッフェルが作った駅なんだそう。そして日本では「富山・高山」。 |
建築家の隈研吾さんが独立したのは、1986年バブルの真っ盛り。当時は東京でたくさんの仕事依頼があったそうですが、1992年頃からパッタリと止まり、10年間も東京で仕事が無かったそうです。その間にしていたのは、地方の仕事。職人さんたちと手作りで建てていたそうです。そして、建築ってこうやって作るんだ、こういう面白さがあったんだと勉強をし、自分の建築感が変わったのだとか。そして2000年、東京へ…。
100年に一度の不景気と言われている現在。ところが、建築業界にとってはチャンスだと隈さん。ゆっくり考える時間があるからこそ、アイデアが浮かぶ…建築の転換が起きるのは不況のときなんですって。
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今夜の選曲: MORE THAN THIS / ROXY MUSIC
| 乃木坂にあるギャラリー間で現在「隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organic」が開催されています。国内外で、進行中のプロジェクトの模型やサンプルの展覧会で、どうやって建築の設計をしているか、プロセスが分かるようになっているそうです。11月1日(日)には12時からと3時の2回、隈さんのギャラリー・トークもありますので、是非お出かけください! |