2010年01月14日

「トゥルーフード・ガイド」とは?

国際環境保護団体グリンピース・ジャパン事務局長、星川淳さんをお迎えしています。グリーンピースジャパンでは、遺伝子組み換えを行っていない食品を紹介する「トゥルーフード・ガイド」を出されています。グリーンピースでは遺伝子組み替え食品について3つの点で危惧しているそうで (1)安全安心が担保されない(2)大きな多国籍企業が牛耳ってしまうのではないか(3)世界の伝統的な農家の人たちが大手企業から種などを買わなければならない事態になってしまうのではないか…。

日本は遺伝子組み換え食品の表記が曖昧なのが、現状。グリーンピースの原則の一つが<消費者が選択を出来るようにする>…だから「トゥルーフード・ガイド」を作り、こういう食品はOK、これはちょっと危ないなど、消費者が選べるようにしたそうです。また、「トゥルーフード・ガイド」が生産者にプレッシャーをかけ、政府にも表示をもっとしっかりやりましょうというキッカケになればとも星川さんはおっしゃっていました。
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今夜の選曲: YESTERDAY AND TODAY / YES

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月13日

持続可能なエネルギーのシナリオ「エネルギー・レボリューション」とは?

星川淳さんが事務局長を務める国際環境保護団体グリンピース・ジャパンでも、自然エネルギーの拡大の取り組みが行われています。

グリーンピース全体としては「エネルギー[r]eボルーション」という、持続可能な世界のエネルギー・シナリオを発表しました。2050年までに化石燃料への依存を激減させ、原子力もいらない世界が、充分に出来るとのこと。「エネルギー[r]eボルーション」には2つの柱があり、(1) 自然エネルギー(2)エネルギーの効率化に取り組まなければならないとのことです。

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今夜の選曲: WONDEROUS STORIES / YES

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月12日

グリーンピースの活動。柱は市民と一緒に声を出す!

今週のゲストは国際環境保護団体グリンピース・ジャパン事務局長の星川淳さん。グリーンピースが今、一番関心があるのは(1)気候変動や温暖化 (2)フロンガスを使用しない冷蔵庫「グリーンフリーズ」を商品化 なんだそう。国際的に活動する団体ですが、柱になっているのは「市民と一緒に声を出すことで、政府や企業を変えていく」。生活のレベルに根ざした活動は、組織の7割以上なんですって。

グローバルな組織、グリーンピース。各国の支部があってそれをまとめるリーダーがいるそう。全体の意思統一は、年2回開かれる事務局長会議で行われるそうです。
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今夜の選曲: SOON / YES

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月11日

グリーンピースって?その成り立ち

国際環境保護団体グリンピース・ジャパン事務局長、星川淳さんをお迎えする一週間。まずは名前を聞いたりはしますが「グリーンピースって何?」と思われている方も多いと思います。そこでグリーンピースの成り立ちからお話しいただきました。
1971年、カナダの若者たちがアメリカ合衆国がアリューシャン列島のアムチトカ島で行おうとしている地下核実験に反対するために作った団体。(アメリカ合衆国は、結局その後のアムチトカでの核実験を断念)
グリーンピースの日本事務所(グリーンピース・ジャパン)が設立されたのは1989年。現在、40カ国で活動をしていて、支部は20。会員は290万人いるそうです。日本は少なくて5000人弱ぐらい。
星川さんはグリーンピースジャパンが出来る前から携わっていたそうですが、実際に入ったのは2005年とのこと。

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グリーンピースというと、ちょっと過激なイメージがありますが、そんなことはなく「完全非暴力」が原則。生命や身体を傷つけたりはせず、思い切ったことはやるけど過激なことはしないそう。

今夜の選曲: DON'T KILL THE WHALE / YES

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月08日

1月11日から15日までのゲストは

国際環境保護団体グリンピース・ジャパン事務局長、星川淳さんです。

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■■星川淳さん■■
1952年、東京生まれ。九州芸術工科大学、アメリカ ワールドカレッジ・ウェスト大学を中退。インド、アメリカ滞在後、1982年より屋久島在住。
環境問題に積極的に取り組まれ、2005年、グリーンピースジャパン事務局長に就任。また、作家・翻訳家としても活躍され2004年、TUP(平和をめざす翻訳者たち)監修『世界は変えられる』に対し、日本ジャーナリスト会議より市民メディア賞を受賞されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月08日

ちょっとした我慢、ちょっとした不便のススメ

東北大学大学院環境科学研究科教授、石田秀輝さんは、最近、小学生の環境教育にも強い関心を持っていらっしゃいます。本来、子供が持っている興味や熱心さが、中学校・高校になると専門分野にすすむために捨てていかざるをえない状況。だからこそ小学生への教育に力を入れていらっしゃるそうです。
例えば…カタツムリは汚れ知らず。カタツムリの殻に油性マジックでマーキングをして、水をかけて拭くとキレイにとれます。なぜなのか?

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『ちょっとした我慢、ちょっとした不便さが、いかに想像力を豊かにしたり快適なのか。これをベースにして楽しい、遊べや遊べのライフスタイルを絵として提示していきたい』

今夜の選曲: KEEP ON RUNNING / SPENCER DAVIS GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月07日

鉱物に魅せられて

今週のゲスト、石田秀輝さんは、東北大学大学院環境科学研究科の教授として教鞭をとられていて、研究の専門は地質・鉱物学。
子供の頃から宝石が大好きで、どうしてキレイに、その形になるのか不思議でたまらなかったとか。鉱物オタクだったとご本人談。自然の不思議が魅力だったそうです。

鉱物が出来上がるのには条件があり、地球の循環にはその条件を満たすものが入っています。何で自然が当たり前にやってることを、人間はちょっとでも習えないのか…いつもそちらに考えがいってしまうそうです。
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今夜の選曲: EVERY LITTLE BIT HIRTS / SPENCER DAVIS GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月06日

懐かしい未来〜江戸文化

私たちがもう一回、学ばなければいけない懐かしい未来は「江戸の粋」あるのかも知れません。
今週のゲスト、東北大学大学院環境科学研究科教授、石田秀輝さんはコラムで「江戸の粋」についてよく取り上げていらっしゃいます。粋の文化、その根底は「遊び」=「ためない」。盆栽にみる手のひらサイズの宇宙観・自然観は、西洋にはありません。見立てという概念がないそうです。江戸時代はエンターテイメントを楽しんだ文化。

環境問題をシンプルに考えると、難しいことを目指さなくて、心の持ちよう。ライフスタイルをどうつくるか…と石田さん。

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今夜の選曲: STRONG LOVE / SPENCER DAVIS GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月05日

COP10に向けて、生物多様性の大事

東北大学大学院 環境科学研究科教授、石田秀輝さんをお迎えしています。
今年は10月に名古屋で、世界の生物多様性を守るための目標を決定するCOP10が開催されますが、その生物多様性の認知度が低い…と石田さん。石田さん曰く「生物多様性を簡単に言うと、生態系サービス」。私たちは自然に生かされているのです。人間がどんなに頑張っても多くは作れない水とか、そういったいろんなサービスを無償(タダ)で受けています。このサービスが無いと、私たちは生きていけません。だから結果として、種や遺伝子を守らなければいけないのです…とのこと。


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今夜の選曲: STEVIE'S BLUES / SPENCER DAVIS GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年01月04日

ネイチャーテクノロジーとは?

ネイチャー・テクノロジーの第一人者として、国内外で活躍していらっしゃる東北大学大学院環境科学研究科教授、石田秀輝さん。石田先生が新しいものつくりとして提唱されている「ネイチャー・テクノロジー」とは…?
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一言でいうと「自然のスゴさを賢く活かす」。自然は持続可能な世界を、地球で唯一作っています。もう一回地球の循環を学ぼうよ、それをテクノロジーの形に仕上げよう、というのがネイチャーテクノロジー。そして、その先にあるものは「ライフスタイルが見えるテクノロジーを作っていこう」。

今夜の選曲: I'M A MAN / SPENCER DAVIS GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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