2026年01月21日

馬の癒やし=ホースセラピー

今週のゲストは、法政大学人馬のウェルビーイング研究所の深野聡さんです。

深野聡さんお写真③.jpg

日本で「ホースセラピー」と呼ばれる活動は、馬との関わりを通じて身体的・精神的なプラスの作用を期待する取り組みの総称です。海外では「馬への治療」と誤解されやすいため注意が必要ですが、国内では独自の支援の形として定着しています。

かつては身体障害を持つ子どもたちが中心でしたが、現在は知的・精神的障害、さらには現代社会での「生きづらさ」を抱える人々へと対象が広がっています。この活動を支える馬には、高度な訓練に加え、穏やかな性質と「人との交流を好む」高い経験値が求められます。引退した競走馬(サラブレッド)であっても、リトレーニングを経て個体差を見極めることで、セラピー馬として活躍する道が開かれています!

ホースセラピーは、大きく分けて「医療・教育・スポーツ/レクリエーション」の3分野で展開されています。「医療」は医師や療法士が関わり、具体的な症状の改善データを収集する治療的側面。「教育」は情操教育や学びの場としての活用。「スポーツ・レクリエーション」は乗馬を通じた心身の活性化。

馬との触れ合いがもたらす「心の平穏」は数値化が難しい領域ですが、現在、国内でもエビデンスとなるデータの蓄積が進められています。

都内でホースセラピーを大々的に掲げる施設はまだ少ないものの、馬のいる環境に身を置くだけでも癒やしの効果は期待できます。深野さんが管理運営する渋谷区の「代々木ポニー公園」では、無料で馬を眺めたり触れ合ったりすることができ、ホースセラピーの入り口として気軽に体験できる場となっています!

staff| 20:00 | カテゴリー:


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