2022年10月10日

最新著書「いつもよりも具体的な本づくりの話を。」について伺います。

百万年書房』代表取締役、北尾修一さんをお迎えしています。

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北尾さんは、1968年京都府生まれ。
1993年太田出版に入社され、
『Quick Japan』編集長、文芸誌『hon-nin』創刊など、
編集者として第一線で活躍した後に独立。
2017年出版社『百万年書房』を立ち上げていらっしゃいます。

この『百万年書房』は北尾さん1人の出版社。
自宅をオフィスにして本の出版をされています。
実は、北尾さんのように1人で出版社を立ち上げる
のが増えているんだとか。出版社と書店とをつなぐ
“取次”を通さずに、本を流通させる方法が
増えていることが理由の一つといいます。


そして先月、北尾さんの最新著書
いつもよりも具体的な本づくりの話を。
がイースト・プレスより、発売されました。

北尾「元々はお世話になっている浅草の
Readin’ Writin’ BOOK STOREという
本屋さんから何かイベントをやって
欲しいと言われたのがこの本を作るきっかけでした。
これまで24年……編集をやってきたノウハウ、
出版業界が一番盛り上がっていた時期のそれも
今の出版不況では通じないと思ったんです。
でも、その中でもすごく面白い本を作っている
若い人達に僕が生徒として教えを乞う姿を
お客さんに見せたいなと思ったんです。」

▼「いつもよりも具体的な本づくりの話を。」の詳しい情報、購入はこちらから。
https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781621043

今夜の選曲……Place Called Africa / Junior Byles

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年10月06日

文化の継承の喜びを……というお話、伺います。

英国アンティーク博物館 BAM鎌倉・館長の土橋正臣さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒から土橋さんに聞いてみたかったこと
アンティークを集めることで得られるもの…
とは?

土橋「アンティークって、作られてから
100年以上経ったもの、しかも人の手で
作られたものじゃないとダメなんです。
アンティークを引き継ぐということは
人の思いや技術も一緒に引き継ぐという
ことなんです。
なので、集めることで、また次の世代に
引き継ぐことができる…世代を超えた
喜びを感じることができるんですよ。」
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▼英国アンティーク博物館 BAM鎌倉
詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
https://www.bam-kamakura.com

今夜の選曲……Raytracing / Monobody

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年10月05日

アンティークとの出逢いとロンドン・タクシー

英国アンティーク博物館 BAM鎌倉・館長の土橋正臣さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

土橋さんがアンティークを集めるきっかけに
なったのは、大学院を卒業のタイミング。
卒業旅行として妹さんが留学していた
イギリスに行ったのが、本人曰く
“運の尽き”だったそうです。

土橋「妹のホストファミリーがとてもいい家庭
でした。色々な英国の文化……特にそこの
お父さんが、ジェントルマンとは何か、
と文化を教えてくれたんです。
連れて行ってもらったのは、本場の
ジェントルマンズクラブ……そこに
並んでいた英国のアンティークの数々。
将来は絶対これらを集めたい!と
思ったんですよね。」

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入り口に展示してあるロンドンタクシーも
土橋さんのコレクションの一つです。
様々な形のロンドンタクシーを全て
集めている世界でも随一のコレクター
なんだとか!

土橋「行き先さえ言えば最短距離で
連れて行ってくれるのがロンドン
タクシーなんです。心強い相棒でした。
なので、思い入れがあるんです。
シルクハットを被っていても乗り込める
背の高いタクシーが私の憧れだったんです。
みなさんにもまず、古いロンドンタクシーを
見てもらいたいと思って展示しているんです。」

▼英国アンティーク博物館 BAM鎌倉
詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
https://www.bam-kamakura.com

今夜の選曲……Opalescent Edges / Monobody

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年10月04日

隈研吾氏によって、設計された博物館!

英国アンティーク博物館 BAM鎌倉・館長の土橋正臣さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

BAM鎌倉の設計をされたのは
建築家の隈研吾さんです。
元々鎌倉の高校に通われていた隈さんが
この博物館を作る際にこだわった点を
伺いました。
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土橋「外装は鎌倉彫りを使ったファサード
で、前面の檜を下から上に、彫りの跡を
残して彫り上げたものになっています。
鎌倉の伝統的な街並みと抱き合って、
古いものと新しいものの技術を融合させた
ものになっています。」

そして、この博物館の建築途中で、
かつての家屋の土台が出てきたそうです。
当時の北条家の邸宅の跡地に建てられて
おり、それを隈先生が建築の一部として
応用し、茶室を製作されました。

▼英国アンティーク博物館 BAM鎌倉
詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
https://www.bam-kamakura.com

今夜の選曲……Echophrashia / Monobody

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年10月03日

鎌倉に、英国の歴史と文化を…英国アンティーク博物館・BAM鎌倉とは?

英国アンティーク博物館 BAM鎌倉・館長の土橋正臣さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

土橋さんは、1966年新潟県生まれ。
長崎大学薬学部大学院修了後、外資系企業を経て、
株式式会社ファーマブリッジを設立。
2012年に、英国アンティークの輸入や、
イギリス関連イベントのコーディネートを手掛ける 
鎌倉アンティークスを設立されていらっしゃいます。

そして先月、9月23日鎌倉に
「英国アンティーク博物館(BAM鎌倉)」を
オープンされました。
この博物館は、英国のアンティークが
集められたものです。
まず、1階の入り口には実際に使われていた
ロンドンタクシーと電話ボックスの
ヴィンテージが展示。階段を登ると
その傍に英国アンティークの風景画が
並びます。

2階はジョージアン時代……
200年ほど前に使われていたティーポット
などを展示されています。

3階はシャーロック・ホームズの
部屋を完全再現。
4階はヴィクトリア時代に上流階級が
使っていたピアノや蓄音機が……。
階層ごとのコンセプトに沿って展示を
ご覧いただけます。

土橋「物を引き継ぐということを
繰り返し、アンティークの
素晴らしさを若い世代に伝えたいという
博物館なんです。」

▼英国アンティーク博物館 BAM鎌倉
詳しい情報は下のリンクからどうぞ。
https://www.bam-kamakura.com

今夜の選曲……Formaer Islands / Monobody

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年09月29日

旅を通じて知った、老若男女全員に伝えたい思い

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんをお迎えしました。

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渡航を控えて2年半...
もう少しコロナ禍が落ち着いた時には、深く構えずに世界に出かけ、
写真をたくさん撮りたい!と、たかのさんは意気込みます。

小黒「こうやって、大学で教えたりして
   子供たちに命の大切さなどを伝えてこられてますけど、
   お年寄りには、何かメッセージないですか?」

たかの「毎日褒めちぎってください!それに尽きますね!
    小黒さん、毎日自分のこと褒めてはります?」

小黒「僕は、”反省しない” が人生のテーマだから(笑)
   どんなに人に迷惑かけても、全然平気ですよね〜」

たかの「うわ!小黒さんのこの仕上がり、は確かに自分を褒めてそうやもん!
    皆がこうなれば良いのに〜!(笑)
    人って迷惑をかけたり、かけられたりして、
    濃厚な思い出と人間関係ができますもんね!」

自費出版シリーズ『生きるって、なに?』の
第3弾『笑って、バイバイ!』は、アフリカで出会ったお葬式に
大きな影響を与えられて書かれたもの。

それは、ある時 アフリカで迎えた自身の誕生日。
現地の方がお祝いしてあげるとバーに案内されたものの、
盛り上がりはイマイチ...せっかくの滞在なのにと
気持ちが落ちかけていた中、”これから葬式行こう!”と誘われたそうで...

たかの「おばあちゃんの写真がポスターみたいに貼ってあって
    そこで人がめっちゃ踊っていて。
    第一会場は古典民族、第二会場はヨーロッパの音楽で...
    え????フェス????みたいな(笑)
    でも、それを見た時に、日本の悲しいお葬式も悪くないけど
    力一杯生きた人が卒業した日を、皆で祝おうっていうのも良くて、
    自分の葬式もこうしてほしいな、と思いました。」

小黒「てるちゃんは、もう自分が死ぬ時のことまで考えてるの?」

たかの「死んだ時のこと考えますよ!毎日が遺言やから。」

たかのさんの人生を生きるヒントが詰まった
自費出版シリーズ『生きるって、なに?』、ぜひ手にとってご覧ください。
詳細はこちらから

今夜の選曲:STAND BY MY GIRL / DAN AUERBACH

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年09月28日

毎日自分を褒める!ケチらない愛の秘訣

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんの手がける、
自費出版シリーズ『生きるって、なに?』の
第4弾『世界は、愛でできている』が今年9月10日に発売されました。

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新型コロナウイルスや戦争など、
世界中の悲しいニュースを耳にする中でも、
『世界は、愛でできている』ということを、伝えたいと書かれたそう。
表紙を飾る笑顔は、インド・ラダックで出会った少女です。

たかの「自分を褒めること、自分への愛が足りてない、
    ドケチやなって思ったんです。これ、2年ぶりの本なんですけど
    本が出た時にしか自分のこと褒められなかったら、
    2年に1回しか自分褒められないんですよ。なんてケチな!
    毎日、今日生き延びた自分を、なんで褒めてあげられへんのや!
    ケチってたわ自分への愛〜!人から褒めてもらうのを待たなくても!」

人生の生きるヒントを伝え続けるたかのさんは、
全国各地で行われている講演をされる際、
ご自身が訪れた国で撮影してきた映像を上映されます。

言語が苦手でも、世界中の人とコミュニケーションが取れて
コレだけ旅ができるということをまず伝えることで
参加者のハードルを下げています。

小黒「写真を見せながら語るんですか?」

たかの「そうです!レディーガガも、大谷翔平も、
    ご飯食べて、トイレ行って、寝てるだけやから!
    みーんな、やってること同じですよ〜!って」

小黒「ノリが岸和田のようだね(笑)」

たかの「爆笑ライブのように皆でワハハって笑って、
    最後には『心配しない!心配するなら行動する!』って
    自分に呪文をかけて終わります(笑)」

今後も自費出版シリーズ『生きるって、なに?』は
ライフワークとして書き続ける予定、とたかのさん。
これからどんな本ができるのか、まだまだ楽しみです。

期間限定の4冊セットはこちらから。
第4弾『世界は、愛でできている』発売記念 4冊セット(サイン・メッセージ入り)


今夜の選曲:SHINE ON ME / DAN AUERBACH

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年09月27日

自費出版で伝えたい、生きるヒント。

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんは、
2018年にシリーズ本『生きるって、なに?』の自費出版を始めました。

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500円で販売したい、という一心で始められたそうで
現在は全国の書店や、オンライン通販なので購入が可能です。
詳細はこちらから

この書籍を書き始めたきっかけは、授業を担当していた大学生から
”生きてる意味が分からない" と質問されたこと。

たかのさん自身も、人生に悩み、生きるのがツラいと感じた経験があったそうで、
そんな自分でも前向きになれる文章を!と本を書き、
相談してきてくれた生徒にプレゼントしたのだとか。

小黒「この『生きるって、なに?』は、その子を救ったんですか?」

たかの「この本の中に”迷惑をかけても良いんだよ”っていう
    フレーズが出てくるんです。
    日本って、人様に迷惑をかけたらアカンって言われるじゃないですか。
    だからその子も、悩みがあっても人に話せなかったんですよね。
    私の文章を読んで、自分が困った時
    人に助けを求めようと思いますって言ってくれて
    無事に大学も卒業して、楽しく北海道で生きてますよ。」

小黒「僕もこれ読ませて頂いて...文章が素晴らしいね。詩人のよう。」

たかの「ホンマですか?!!!? あら〜〜〜詩人になりたかったんです!!」

小黒「もう詩人でしょ」

そんな前向きになれる『生きるって、なに?』を2018年に出版された後、
全国各地から、学校や自治体からの公演依頼が殺到。
生きることに悩んでいる人の話を聞いてきた中で、
シリーズ2冊目の『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』が完成しました。

たかの「一番言いたいことをタイトルにしました。
    今、日本に人間が住んでいるのって、アフリカから逃げてきたからですよね?
    嫌なことがあったり、寒いのが苦手とか、美味しいもの食べたいとか、
    色々な理由があって、世界中に人が逃げたんですよね!
    7000万年分、1回も途切れずにアフリカから、勇気を持って逃げた
    先祖が繋がっていると思ったら!逃げるのは、人間のお家芸ですから!
    心がへし折られたら、命最優先で逃げて欲しいんです。」

3冊目は死をテーマにした『笑って、バイバイ!』。
インドネシア・バリ島で出会った男性が表紙。
思わず手が伸びるほどの、素晴らしい笑顔です。

死をタブー視し、懸命に生きた命に対して
”身内の不幸"や"可哀想" と表現している日本で
もう少し、死をポジティブに感じて欲しい、と書かれました。

今夜の選曲:LIVIN' IN SIN / DAN AUERBACH

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年09月26日

旅で知る、直感の大切さ。

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんをお迎えしています。

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たかのさんは、1971年大阪生まれ。
日本大学芸術学部を卒業後、映画会社に入社され、
テレビプロデューサーとして数々の番組を制作し、2011年に独立。
これまで、7大陸70カ国を旅し、紀行エッセイを数多く執筆されています。

この番組には、10年ぶりのご出演!
当時は、40カ国を旅された...とお話されていたので、
10年で訪れた国が30カ国増えている計算になります。

小黒「世界を放浪する人って色々いるけど、
   てるちゃんは、訪問する国を決める、決定的なものは何?」

たかの「映画とかの影響を受けることが多いですね。
    例えば、セブン・イヤーズ・イン・チベット見て
    ダライ・ラマに会いたい〜!とか、キューバの映画見たらキューバに!」

小黒「聞いてると...反射能力だな(笑)」

たかの「やっぱり直感が正しいな、といつも思うんです。
    気重い飲み会は、やっぱりツマラナイじゃないですか〜
    旅に出ると、直感が研ぎ澄まされて、本当は自分は何がしたかったのか
    って気が付けるのが良いなと思ってます。」

たかのさんは、基本旅では何も決めずに行動されています。
その日の泊まる宿も行き当たりばったり!
危ない目にも会いながらも、たかのさんらしい明るさで
全て笑い話になっています。

小黒「旅にネガティヴな思いが全くないんだね」

たかの「日本の方が、よっぽど傷つけられましたね。
    上司の小言とかね...(笑)」

前回ご出演いただいた時に話されていたのが、
”担当している大学の授業で、学生には実際に旅に出てレポートを書いてもらう”
という独特の授業内容。

実際に行われ、思い切って海外に行く学生や、
旅をきっかけに就職先を変えチャレンジする精神を持ち始めた学生など、
たかのさんとの出会いで、人生が変わった子達が多かったそう。

ご自身が唯一信頼できたという、中学時代の先生から受けた愛を
新しい世代に繋ぐことができた、と振り返りました。

今夜の選曲:WAITING ON A SONG / DAN AUERBACH

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年09月22日

睡眠の重要性と次回作の構想について伺います。

執筆家・森の生活者 ・Greenpeace Japan & 環境省アンバサダーの四角大輔さんをお迎えしています。

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四角さんは自給自足の生活をしながら、世界中65カ国を
旅されてきました。家族3人で今後旅をするなら、
船旅をしたいとか。

四角「飛行機って温室効果ガスの排出量が多いので、
元から船旅を軸にしていました。なので、船で地球を
一周して戻ってくるような旅がしたいなと思います。」

コロナ禍で働き方が変わった日本で、働く人たちの
コミュニケーションも軟化したと四角さんはいいます。
しかし、溢れている情報量は変わらないまま。
そんな日本人に対して著書「超ミニマル主義」の中でも
語られているのは、睡眠の大事さです。

四角「睡眠が整えば間違いなく仕事のパフォーマンスは
上がっていきます。国ごとにみても長期バケーションの
取得や、定時過ぎたら労働はしないという国の方が
生産性が高いです。」

今後は英語圏での活動も視野に入れている四角さん。
100歳まで生きるという今後の野望も語っていただきました。

今夜の選曲…Two Hands / King Crimson

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク


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