2009年08月14日

江戸に始まった清潔好き文化

竹内明彦さんが江戸文化歴史検定協会に携わるようになって一番の発見が「国民的な清潔好き性格が、この時代に作られたこと」。
当時、外国から来た人たちが驚いたのが、100万人という江戸の都市がとても清潔だったことなんですって。(当時、ヨーロッパの街は人糞などでとても汚かったらしい…)
例えばお堀にゴミを捨てないように、とか、「生類憐みの令」にも馬や犬の死骸をその辺に捨てないように…などあったり、規制がひかれていたので庶民の末端まで清潔文化は浸透していたようです。
せまい土地に大人数が生活していたので、お互い気遣いながら生活していかなくてはイケナイ…そこから清潔観念とか文化(寺子屋に行って字を覚えたり)、そのようなことが始まったそうです。

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今夜の選曲: 東京ラッシュ / 森高千里

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2009年08月13日

江戸切り絵図を持って散歩ブーム!

いま、ちょっとした散歩ブームですが…江戸文化歴史検定協会理事の竹内明彦さん曰く、江戸の切り絵図を持って、今と照らし合わせながら散策する人もおおいとのこと。「ここは昔…だったんだ〜!」なんて。
ちなみに、9月13日(日)には江戸文化歴史検定協会も関わっていらっしゃる、江戸検カルチャーウォークが予定されています。

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散歩ブーム、下町ブーム…「今、生活は豊かですが、人と人との関係はコレでいいのかな?って思ってる人が多いのでは」と竹内さん。江戸時代の気遣いとか思いやりがあれば、もう少し生活に潤いがあるのかな〜ともおっしゃっていました。


今夜の選曲: ATTENTION TOKYO / SKETCH SHOW

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2009年08月12日

集中講座「江戸楽アカデミー」とは?

江戸東京博物館の方や学者の方々、約10人で作っているという江戸文化歴史検定の問題。今夜は1級にチャレンジでした。

徳川歴代将軍のうち、羊羹・カステラ・金平糖など甘いものに目がなく、30本もの虫歯があった将軍といえば、次のうち誰でしょう?
い)5代綱吉
ろ)8代吉宗
は)12代家慶
に)14代家茂
答えは江戸文化歴史検定の問題例で確認を!


江戸のことを勉強したい方々のために江戸楽アカデミーという講座を設けたそうです。もちろん誰でも参加することができ、テーマ別のコースもありますが、抽選をするくらい人気なのは、検定を受けるための集中講座なんだそう。

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今夜の選曲: 東京ワッショイ / 遠藤憲司

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2009年08月11日

人気の江戸文化歴史検定とは?

江戸文化歴史検定の試験のレベルは3級から1級まで。2級から受けてもOKなんだそうですが、1級は2級を持っていないと受けられないそうです。1級はかなり難しく、現在の取得者は42人だけ! 毎年、検定にはひとつのお題があり、11月の第4回目のお題は「東海道五十三次〜江戸の旅」となっています。
<では、ここで番組の中で紹介した3級試験にチャレンジ>
江戸時代、数々の動物が渡来して庶民の目に触れ、一大ブームを巻き起こしました。では、享保13年(1728)に渡来し、翌年、天皇から「従四位」の位を受けて宮中に参内した動物といえば、どれでしょう?
い)キリン
ろ)ゾウ
は)ライオン
に)ラクダ
答えは江戸文化歴史検定の問題例でチェック!!
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今夜の選曲: 東京ラッシュ / 細野晴臣&イエローマジックバンド
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2009年08月10日

2006年スタート、江戸文化歴史検定

今週のゲスト、竹内明彦さんは江戸文化歴史検定協会の理事でいらっしゃいます。江戸文化歴史検定試験は2006年秋に開始、今年は11月1日に第4回目が実施されます。前回は6〜7千人の受験生があったそうです。
男女比は、全体的には男性が多いそうですが…40歳くらいまでは女性の方が多いとか。年配になると男性が多くなる…池波正太郎、藤沢周平、佐伯泰英など時代小説人気が背景にあるようです。

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今夜の選曲:TOKYO JOE / 坂本龍一

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2009年08月07日

8月10日から14日のゲストは

江戸文化歴史検定協会理事の竹内明彦さんです。
人気高まる江戸の文化、カルチャーウォーキングなど、たっぷりと伺います。

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■■竹内明彦さん■■
1951年生まれ、足立区出身。
早稲田大学第一文学部卒業後、小学館に入社。ポスト編集局チーフプロデューサー、「週刊ポスト」「SAPIO」発行人として、長きにわたり編集に携わり、現在は、江戸文化歴史検定協会の理事として活動していらっしゃいます。

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2009年08月07日

デザイン業界の今。今は名作を作っても意味が無い!?

日本を代表する、グラフィックデザイナーの奥村靫正さん。水曜日には1980年代デザインのお話で手書きだった…というお話をされていましたが、今はインターネット社会。Macでデザインして入稿をしていらっしゃるそう。昔とは違って、名作を作っても意味は無い、明日には更新されてしまう…とおっしゃっています。
そして、今の世の中のデザインについては、古い体系が好きとおっしゃっていますが、今ウケている理由があれば、それはそれでいいともおっしゃっています。

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今夜の選曲: CUE / Y.M.O

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2009年08月06日

大学教授でもあるんです

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女子美術大学・芸術学部デザイン学部の教授でもいらっしゃる、グラフィックデザイナーの奥村靫正さん。学生には、ビジュアルコミュニケーションは言葉を使えないんだと言うことを、徹底的に教えているそうです。言いたいことをビジュアルで伝えなくちゃイケナイっていうことを把握させて、モノを作る…。
最近は環境を意識したデザインが多くなっていますが、奥村さんは環境と言ってもゴミの問題だけではないと考えているそうです。ちゃんと把握してからやらないと、違っていて何もやらない方がいいということになってしまう。だから、何もやらない方がいいというレベルでモノを作ったら、環境に対しては良くないと思う、とのこと。
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今夜の選曲: RAP PHENOMENA / Y.M.O

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2009年08月05日

YMOなど名作アルバムのジャケットをデザイン

グラフィックデザイナー、奥村靫正さんは、70年に桑沢デザイン時代の仲間と設立したデザインユニット「WORKSHOP MU!!」で、はっぴいえんど、サディスティック・ミカ・バンドなど数々のアルバムジャケットを制作されていらっしゃいます。当時のレコード会社は演歌ばかりで、アルバムジャケットはたいていブルーバックに人物写真。それはどうかと、自分たちでジャケットを作るようになったそうです。(それまではレコード会社専属の写真家やデザイナーが作っていたとか)
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1980年代にYMOのアルバム「BGM」のジャケットを始め、ポスター、映像、ステージなどのアートディレクターをされている奥村さん。当時は手書きだったそう!音楽はデータ(情報量)が少ないので時代の波が早かったそうで、ビジュアルは音楽について行くのが大変だったそうです。
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今夜の選曲: U.T / Y.M.O
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2009年08月04日

新書「エレファントム」

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グラフィックデザイナー、奥村靫正さんは木楽舎から発売になっている、ライアル・ワトソン著「エレファントム」の装丁をデザインなさっています。
象たちの神秘なる能力の数々を書いた本だけに、最初は象の幻影ばかりを考えていたそうですが、ある日の小黒編集長との電話で今回のデザインに決定!イメージとしてはアフリカの洞窟なんだそうです。大地や血の赤、緑のグリーン、そして死の世界や闇の黒…。
いつもどうやってデザインを考えているのか?ギリギリまで可能性は探るそうです。自分で何かやりたいというのは無く、過去の本を読んだり、編集者から話を聞いたりしてキーをもらうとのこと。
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今夜の選曲:第3の選択 / 細野晴臣

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