2025年12月11日

小説「どろにやいと」と次回作の構想

今週のゲストは、小説家、劇作家の戌井昭人さんです。

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芥川賞候補作となった小説『どろにやいと』(講談社)。この作品は、お灸を背負って行商する男を主人公にした物語で、山形とは明記されていませんが、山形の山に入って出られなくなるという設定です。

戌井さんは、この珍しいテーマを選んだ理由として、小沢昭一さんの「日本の放浪芸」の録音にあった"お灸売りの工場販売のような音声"に強く惹かれたからとおっしゃっていました。実際に自分でお灸を試してみたところ、その「癖になる」感覚を研究しながら執筆したそうです。

また、次回作について、現在、文芸誌に書いた作品を直している段階とのこと。主人公は「足でたらいを回す女性」。1900年から1971年頃のサンフランシスコを行き来する、激動の人生を送る女性の物語となる予定です。

タイトルは『あんたはだいじょうぶ』。その独特なネーミングセンスは落語のタイトルから影響を受けているとおっしゃっていました!

staff| 21:00 | カテゴリー:


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