2025年12月09日
浅草での生活とパフォーマンス集団「鉄割」の原点
今週のゲストは、小説家、劇作家の戌井昭人さんです。
祖父に文学座代表を務めた演出家の戌井市郎さんを持つ戌井さん。
演劇一家の環境もありつつ、自身の作品に色濃く反映されている「浅草」の空気感は、
学生時代の経験が大きいといいます。
祖父に連れられて訪れていた浅草に憧れ、
大学時代には浅草寺近くの団子屋でアルバイトをし、
そのまま就職せずに働きながら暮らしていたそうです。
20代で旗揚げしたパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」。
この名前は、小沢昭一さんの著書『日本の放浪芸』に登場する曲芸の名前「鉄割」と、
アホウドリ(アルバトロス)などを組み合わせた造語。
友人同士で集まり、短いナンセンスな話を矢継ぎ早に繰り出すスタイルで活動してきました。
これまでは1年に1・2回ほどの公演をしていたそうですが...
コロナ禍を経て現在はお休み中とのこと。またやりたいと思っている...!と話していました。
また2008年に『ふな鮒のためいき』で小説家デビューを果たしたきっかけについて、
「小説を書いたらどうだと言ってくださる人が何人かいらっしゃって、編集の方が見に来てくれて...。
定職に就いてなかったんで、本当小説でも書いて何とかしろみたいに言う人たちもいて(笑)」
その後、文芸誌に掲載された『まずいスープ』が芥川賞候補となり、本格的に執筆活動へ進むことになったそうです。




