2007年05月09日

作曲家、フェデリコ・モンポウ

1991年に世界初となるフェデリコ・モンポウのピアノ曲全集を発表した熊本マリさん。スペイン人で作曲家、ピアニストのフェデリコ・モンポウ。スペインというと闘牛やフラメンコなど原色なはっきりしたスペインをイメージする人が多いのですが、モンポウはしっとりとした独特な神秘的な音をつくり、奏でます。
ピアノの詩人と呼ばれた彼は俳句を書くほど東洋の文化が大好きだったそう。彼の作る音楽は詩のように音数は少ないけれど、深く染み込み、包み込まれるとマリさんはおっしゃっていました。

今夜の選曲: フェデリコ・モンポウ:静かな音楽 第11曲 / 熊本マリ
         フェデリコ・モンポウ:静かな音楽 第1曲 / 熊本マリ

staff| 20:50 | カテゴリー:ゲストトーク

2007年05月08日

スペイン・マドリードでの生活

スペインの音楽といえば真っ先に思いつくのはフラメンコ、そしてカンテ。スペインの人々は皆フラメンコしか聴かないという勝手なイメージをもってしまっていますが(私だけ?)、実際はポップも聴き、クラシックも聴くそうです。
世界的にクラシックのファンはやはり年配の方が多いそう。ただ、マドリードの場合は街が小さく、簡単に気軽に行けるよう劇場は街の中心にあり、日本よりもチケットがかなり安いので、色々な世代の人たちが気軽に様々な音楽に触れることが出来るそうです。

スペインの人々は皆、夜遊び好き。フラメンコは夜11時から始まり一番盛り上がるのは2時3時なので、子供にとっては遅すぎる時間。10代だった熊本マリさんは一度しか行ったことがないそうです。

今夜の選曲: AL MARIYYA / TOMATITO

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2007年05月07日

音楽教育の違い

昨年デビュー20周年を迎えたピアニスト熊本マリさん。5歳の頃からピアノを始め、10歳で両親と共にスペイン・マドリードへ移住。17歳の時に単身ニューヨークへ移り住み、その後20歳からロンドンで生活…という子供の頃からグローバルなお引越しばかり。

日本の音楽教育と海外では全然違ったそうです。今は分かりませんが、日本の教育は皆平等でないといけない。ヨーロッパ、アメリカの教育は1人の意見を大切にし、個性を尊重しています。特に音楽のような世界ではその個性がとても重要で大切とおっしゃっていました。

今夜の選曲: アルベニス:セギディーリャ〜スペイン組曲〜 / 熊本マリ

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2007年05月04日

5月7日から11日のゲストは

ピアニストの熊本マリさん
スペインでの生活、フェデリコ・モンポウのお話、たっぷりと伺います。
お楽しみに。

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2007年05月04日

料理を撮る

日本橋にも店を構えるスペインの三ツ星レストラン「サンパウ」の料理を中心に紹介した本、「二つのサンパウ−TOKYO〜SPAIN 奇跡の三ツ星レストランのすべて」を昨年発売された菊地和男さん。カタルーニャ地方の郷土料理を新しくアレンジしたレストランで、1年先でも予約が取れない状況。現地の人の予約率が7割と多く、観光客が多いお店より現地の人にもちゃんと支持されているのは本物の証です。

今、菊地さんがお勧めのお店は六本木の
「鼎(かなえ)」
。メニューが無いお店ですが、和食も中華も勉強した若い店主がいろいろ作ってくれて全て美味しいとのことです。
菊地さん以上に料理をうまく撮る写真家はいないという小黒編集長。最初に料理や食材を”より”で撮ったのは菊地さんだそうです。

今夜の選曲: OLD DEVIL MOON / CARMEN MCRAE

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2007年05月03日

中国茶のすすめ

1998年に講談社から発売された菊池和男さん著書の「中国茶入門−香り高き中国茶を愉しむ」。この本のあとに、様々な中国茶の本が出てきました。松任谷由美さんにも中国茶を教えていたんだとか。
日本茶は味が重要視されますが、中国茶の基本は香り。日本茶と中国茶では栽培法から違い、高級な中国茶は手積みが基本で茶樹と茶樹の間がスカスカにあいていて遠くから見ると荒れた茶畑にしか見えないそうです。そして極力肥料を与えないことで香り成分を増やしているそうです。日本茶の場合は肥料をしっかり与え、アミノ酸系の旨味成分を茶樹に増やすそうです。

1000種類以上ある中国茶ですが、学者達も正確には何種類あるか判らないそうです。実は紅茶の発祥も中国だったんですって。

今夜の選曲: YOU DON'T LOVE ME NO MORE / BETTY ROCHE

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2007年05月02日

返還10周年を迎える香港の食

菊地和男さんはこれまで3冊の本を出している程の香港通。音楽家だけでなく食通としても知られる加藤和彦さんや、関西を中心に活動している料理エッセイストであり評論家の門上武司さんなど、みなさん香港に行く時は菊地さんから最新情報を聞いてから向かうそうです。

今年6月に返還10周年を迎える香港。この10年でかなりグローバル化が進み、世界各国の人々がコミニティーをつくり、カフェや各国のレストランが驚くほど増えているそうです。香港本来のお店や屋台もまだまだ活気に溢れています。
食物を陰と陽に分ける習慣のある香港では、日本人以上に健康には気をつけ、食べ合わせや季節の旬の食材を使ったり、農薬も以前からしっかり管理しているそうです。

今夜の選曲: I THINK IT'S GOING TO RAIN TODY / NINA SIMONE

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2007年05月01日

写真家としての活動

ダライ・ラマの般若心経というPHOTO BOOK&DVDを3年前に発売している菊地和男さん。ダライ・ラマには、東京などのパーティーで来日した時に取材する人が殆どの中、菊地さんはインド・ダラムサラまで出向いて撮影。それでもシャッターをきれたのは5枚だけだったそうです。

ヌードを撮っている写真家は元々、社会派の人たちがほとんど。菊地さんがプレイボーイでヌードを撮影していた頃、ヌードを撮ることによって何かを主張しているのかと思ったら、その時は単に個人的な興味だったそうです。

今夜の選曲: AIN'T MISBEHAVIN' / SARAH VAUGHAN

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2007年04月30日

一番頼れるカメラマン

雑誌、広告で世界中の食文化を中心に幅広く撮られている写真家の菊池和男さん
小黒編集長にとって一番頼りになるカメラマンだとか。小黒編集長が不思議に思っているのは、かなり売れっ子なのに何故貧乏なのか?菊池さんから返ってきた答えは「この頃は単価が安い!」、、、。これも世の流れでしょうか?

現在、週刊新潮で「部屋の記憶」というグラビア連載をもっている菊池さん。著名人が泊まった名旅館などを取り上げています。最近面白かったホテルは、モハメドアリが壁を殴ってへこんだ跡がある京王プラザホテル。京王プラザホテルは記念に壁を直さず、あえてそのまま残しているそうです。


今夜の選曲: ALL THE THINGS YOU ARE / ELLA FITZGERALD

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2007年04月27日

4月30日から5月4日のゲストは

写真家の菊池和男さん
本業の写真はもちろん、年に何回も訪れているという香港、そして中国茶の楽しみなど、たっぷりと伺います。
お楽しみに。

staff| 21:10 | カテゴリー:ゲストトーク


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