2013年04月12日

4月15日から19日のゲストは

東京大学大学院教授のロバート・キャンベルさんです。

日本在住28年目のキャンベルさんが思う日本、日本文学、
そしてNEW STANDARDのお話を中心にたっぷりとお送りします。

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2013年04月12日

人間と共存する華の文化

今週は華道家の前野博紀さんをお迎えしました。

花に対する接し方が面白いのは日本!という前野さん。
「ヨーロッパは花を素材として見て、花を管理し、人間が花を美しい状態を
作っていくという文化。
日本は花と人間が同等。生け花が生まれた理由も、命をいただいて、その
命を美しく消化する、花と人間が共存共栄する文化。
万物調和、生物多様性などを、もともと捉えているのは日本人くらい!」

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今夜の選曲: MY SONGBIRD / EMMYLOU HARRIS

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2013年04月11日

サラリーマンから華道家へ

前野博紀さんは大学を卒業しサラリーマンになったんですが、30歳で華道の道へ。
その年齢で別の世界へ飛び込むのは勇気のいること。
なのに前野さんが踏み出せたのは孔子の言葉にありました。
「30歳にして立つ」…なのに自分は自立していない、生き方の
柱が欲しいなと思っていたとき花と出会い、花は強いなと思ったそう。
自分の人生に<花>という柱を立てることで自分を追い込んだとも。

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今夜の選曲:  WASTED ON THE WAY / C,S&N

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2013年04月10日

旅するクジラの旅

華道家の前野博紀さんが初めて手がけた絵本「旅するクジラ」が
発売になりました。
旅するクジラはその名の通り、いろいろな場所を旅されました。
南三陸町で生まれ、宮古、ガレキを受け入れてくれた群馬県中之条町、
東京護国寺、スカイツリー、熊野…。

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災害ガレキでのアート。
当時、多くのアーティストがチャレンジしたそうですが、やはり痛々しい
記憶のカケラが入っているので、いざ創ろうと思った時に難しいと
辞めていったそうです。
ところが華道の世界で生きる前野さんにとって、流木などを再生するスキル
がもともとあります。ガレキの中にも美しい流木がたくさんあるので
アートにできたのではないかと…。
将来的に、旅するクジラが日本を飛び出し、世界を旅して、日本にこういう
ことがあったということを子供達が使節団のように案内してくれるといいな
ともおっしゃっていました。

今夜の選曲: WILLIN' / LITTLE FEAT

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2013年04月09日

災害ガレキのオブジェに込めた思い

絵本「旅するクジラ」を手掛けた華道家の前野博紀さん

最初からどんな形を作ろうとは思っていなかったそうで、南三陸町で
海を借景にガレキをアートにしようと思った時に、無意識のうちに
クジラになってきたんですって。それを見た子供たちも、あ、クジラ!
それが旅するクジラの誕生。

「ガレキと言っても、もともとは命のカケラ。
 ある日突然ガレキになってしまい負の遺産になってしまっているけど
 それを未来に向けて正の遺産として、明るい希望のあるものに変えて
 いく活動が必要!」

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今夜の選曲: FAITHLESS LOVE / J.D.SOUTHER

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2013年04月08日

平成の花さかじじいになる!

今週は華道家の前野博紀さんをお迎えします。
前野さんが初めて手がけた絵本「旅するクジラ」が発売されました。
これは前野さんが東日本大震災被災地で行った支援活動に基づいた絵本。
災害ガレキで創ったオブジェがクジラとなって、子供たちと一緒に各地を
旅する中、さまざまな出会いをしていく物語です。

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震災1年後に、初めて訪れた南三陸町。1年経つので少しは復興が進んで
いるのかと思いきや、何も変わっていなく、変っていたのは植物が被って
いただけ…衝撃を受けた前野さんは<平成のはなさかじじい>になること
を決意!
「はなさかじじいは枯れ木に花を咲かせます。
 だから僕は平成のはなさかじじい。
 枯れ木とガレキが言霊も似ている、
 ガレキだって昨日までは家の大黒柱だったりする。
 もう一回、人の手で再生させるプロジェクトを!」

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今夜の選曲: LAS VEGAS TURNAROUND
/ DARYL HALL&JOHN OATES

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2013年04月05日

4月8日から12日のゲストは

華道家の前野博紀(まえの・ひろき)さんです。  
前野さんが東日本大震災の被災地で行った支援活動に基づいた絵本、
「旅するクジラ」の話しを中心にうかがいます。

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■プロフィール■
1970年福井県生まれ。2000年より草月流に師事、2006年に独立。
「花匠前野 花教室」をオープンさせ、個展、大型作品の創作、
フラワーパフォーマンスのほか、テレビ、CMなどでも活躍されて
いらっしゃいます

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2013年04月05日

ジェネレーション・スキッピングという考え方

今週は、生物学者の福岡伸一さんをお迎えしました。

高齢者問題は全世界の問題になっていますが…
ジェネレーション・スキッピングという考え方をご存知ですか?
子供が出来たというだけでは安心出来ない現代社会。その子供が
次の世代をつくかわからないからです。
そこで、孫が出来るところまで見届けるという考え方。
一世代、スキップしてケアしていかないとイケナイ、
子供が孫を育てることを助けたり、ある場合は財産を渡す。
そうするとうまく繋がっていく…それがジェネレーション・スキッピング。

★福岡さんはこの春、ニューヨークのロックフェラー大学へ客員教授として
 一年間、行かれます。来年、NEW福岡ハカセにご出演していただくのを
 楽しみに待っていましょう!

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今夜の選曲:LOWDOWN / CHICAGO

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2013年04月04日

白い嘘と黒い嘘

ジャレド・ダイアモンドさんと対談された、生物学者の福岡伸一さん
ダイアモンドさんは、嘘をついてはイケナイというのが徳目の上の方に
来ている社会は、そんなにも無いといっているそう。

ニューギニアでも研究をしていたダイアモンドさん。
あるとき、ニューギニアに油田が出て、アメリカ人が利権を求めて
エリート弁護士を連れてやってきて、ずるい契約をしようとしたそう。
いざ交渉を始めましたが、次の日になったら、ニューギニアの人たちは
そんなこと聞いてない!と変えてきて、アメリカ人たちは頭を抱え翻弄。
結局、現地の人たちに有利な契約になったそうです。

嘘をつくこと、それ自体が問題なのではなく、
自分たちがどう生き抜くか、自分たちのものを守るかに関しては
嘘をついてもいいという基準で生き抜いている。
だから、嘘をついてはイケナイというのが徳目の上の方に
来ている社会は、そんなにスタンダードではないのかもしれない…と
ダイアモンドさんはおっしゃっていたそうです。

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今夜の選曲: A HARD RISIN' MORNING WITHOUT BREAKFAST
/CHICAGO

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2013年04月03日

福岡ハカセおすすめの一冊

福岡伸一さんにご出演していただくたびに恒例になっている
おススメの一冊!

今回は、新しい社会を見れる本。
新しい社会を見るには、古い社会を見ないとイケナイ…ということで
ジャレド・ ダイアモンドさん『昨日までの世界』
ピュリツァー賞受賞作「銃・病原菌・鉄」で知られる米進化生物学者、
ダイアモンドさんの新作上下巻です。

「人間は700万年以上、狩りと採集の生活をしていて、その中で色々な
知恵を育んできました。私たちは現代社会の大問題と思っていること
(高齢社会、子育てなど)は、実は700万年も問題でしたが、ちゃんと
人類は解決してきました。
そこでダイアモンドさんは、私たちが未開社会と言っているアフリカや
アマゾンの奥地にその答えがあるんじゃないかという本です。」
と福岡ハカセ。

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今夜の選曲: SOMETHING TO MAKE YOU HAPPY/DAVE MASON

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