2016年02月04日

豊島区が消滅可能性都市に?未来ある子供のためにできること。

株式会社メゾン青樹 代表取締役の 青木純さんは、
株式会社 都電家守舎の代表も
務めていらっしゃいます。
会社の名前にある家守は、江戸時代の番人世話役
としてあった大家さんのような職業のこと。

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家守舎は、北九州・小倉で最初に立ち上がったそう。
その後、東京で立ち上げたきっかけは、
豊島区が消滅可能性都市として名指しされた事なのだとか!
ワンルームが多く、23区で一番空き家が多い場所で、
共働きできる環境がなく、子供も減ってしまっているそう、、、

青木さんがより良い街づくりを目指すようになったのは、
ご自身が子供を持つ親として視点をもった結果だとか。
「暮らしを魅力的にすると、その街、家に長く住もうと
 そこで結婚して、子供が生まれます。
 すると子供たちの故郷になる家が、この家が魅力的でないと、
 という責任が生まれるんですよね。大家っていう言葉も、
 ”大きな家族”として捉えれば、嫌いじゃない職業だなと思い始めて。
 そういうのを豊かにするには、街のコンテンツ作りや
 担い手を増やしていこうという活動に、結果としてなっていったんです」
と青木さんはおっしゃいます。

今夜の選曲: 伽藍堂 / SOGGY CHEERIOUS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年02月03日

全国で開催するリノベーションスクールと、育つ賃貸住宅。

株式会社メゾン青樹の代表取締役の青木純さんは、
全国でリノベーションスクールを展開する会社、
「Renova Ring」の経営にも携わっていらっしゃいます。

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参加者は、不動産のプロ、主婦、学生など様々!
東日本大震災後に、北九州の小倉でスタートし、
半年に1度のペースで開催され今年3月で10回になります。

リノベーションスクールとは、街づくりの実践者、
街の担い手を探し、育成するのが目的。
実際の空き家に対する事業計画を数日で作り、
最終日に大家さんに提案します。大家さんが気に入れば、
実際に資金計画が立ち、実施されます。
スクールを開催するたびに、街が少しずつ活性化されるのだとか。

その例の1つに、雑誌ソトコト1月号の表紙になった
“Hostel and Dining "Tanga Table”
老朽化が進んだ北九州・旦過市場の近くに作られ、
市場の素材を食べ、人とのつながりを持ちながら
街を感じるという場所です。

2014年にグッドデザイン大賞を受賞した、
育つ賃貸住宅「青豆ハウス」
“時間の蓄積で、価値が上がる物件”を目指したそう。
現在は、青木さんご家族と、7世帯が住んでいます。

入居者が受け身にならないように、
体験型のイベントを組みながら募集を行ったのだとか。
管理や清掃も住人たちで行い、共有部分にはピザ釜を作るなど、
街とのつながりも大切にされているそう。
「長屋みたいで、“懐かしい未来”の家です」と青木さん。

今夜の選曲:うつくしいとしること / SOGGY CHEERIOUS

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2016年02月02日

手間を惜しまず、魅力的な住まいを提案すること。

株式会社メゾン青樹 代表取締役の 青木純さん
お迎えしています。

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壁紙選びなど、カスタムメイドで個性が出せる
賃貸マンション「ロイヤルアネックス」
2011年にオープンして、1年後には満室になり、
待つ方までいらっしゃるほど人気になりました。

壁紙を貼る際には、水溶性の糊を使用され、
今では簡単に壁紙の上に新たな壁紙を
貼ることが可能です。
作業自体は簡単ですが、借主と話し合い、
関係性を作っていく、という意味では、”手間がかかる”そう。
大家さんの後継者問題が出てきた今、青木さんは次世代への
新たな大家業を伝えていく活動もされているのだとか。

ご自身も以前会社員として勤められていた時、
家は寝るだけの場所になってしまっていたとか。
「取引のことだけで、生活のことを考えてないし、
 自分の住まいが魅力的じゃないんですよ。そうすると、
 求められている、魅力的な暮らしの提案は、できなかったですね」
と青木さん。不動産の業界も、新たな時代を迎えつつあるようです。

今夜の選曲:あたらしいともだち / SOGGY CHEERIOUS

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2016年02月01日

個性を諦めない、新しい賃貸住宅とは?

青木純さんが4代目の代表取締役を務める
「株式会社メゾン青樹」
昨年ロハスデザイン大賞2015コト部門の
最終グランプリ候補にノミネートされました。

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今年で60年になる「株式会社メゾン青樹」
祖父と叔父が同年に他界したことで、
青木さん受け継ぎ、現在では建物の大家業をされています。

東池袋にある賃貸マンション「ロイヤルアネックス」 は、
カスタムメイドや、オーダーメイドが可能で、
行列のできるマンションとして有名です。
賃貸住宅を選ぶ際に諦めている、”個性を出すこと”を
“壁紙選び”などで実現しています。

ドイツやフランスでは壁紙文化が発達しており、
日本に輸入しているだけでも、
数万以上の種類があると言われています。
ファッションの趣味や色・模様の好みなどを指針に、
青木さんがアドバイスされながら、選んでいくのだとか。

壁紙選びの際、喧嘩をする夫婦もいらっしゃるそう。
「結婚式のプランニングをしている感じですよね。
 それぞれの趣味や意見を聞いて。
 暮らしの場を作るというのは、
 そういうことなのかもしれないですね」と青木さん。

今夜の選曲:ふやけたシリアル / SOGGY CHEERIOUS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月29日

2月1日から2月5日は、

株式会社メゾン青樹 代表取締役の 青木純さんを
お迎えします。

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新たな賃貸住宅の形と、理想のまちづくりのお話、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1975年、東京都豊島区生まれ。中古不動産の仲介実務や
不動産ポータルサイトの運営を経て、
2011年にマンションの大家業を継ぎ、
株式会社メゾン青樹の代表取締役に就任されました。
カスタムメイドやオーダーメイドが可能な賃貸マンション
「ロイヤルアネックス」や、共同住宅「青豆ハウス」など、
賃貸の新しい形を提案されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月29日

マメ予防!水虫予防!軽くて機能性に優れた和紙の靴下とは?

ファションデザイナーの浜井弘治さん
スタジオにお迎えしています。

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今回スタジオに、和紙の布で出来た靴下を
お持ちいただきました。この靴下は、”水虫予防”や
マラソン選手の”マメ予防”にもなるのだとか!
他にも、今年の夏に量産化する予定の
和紙で出来たポロシャツもあり、
“ベタベタしない夏体験”が身近になりそうです。

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今注目しているのは、山口県の萩の竹。
日本の中での丈夫な竹だそうですが、炭化させることで、
プラスチック以上の強度になり、
バックルなどを作ろうされているそう。
将来は、竹を使った糸を作りたい、とのこと。

山口県は、全国でも有数の竹林公害の地。
地元の方から頼まれ立ち上げた、竹繊維をイメージ、
原材料とする洋服のブランドも立ち上げていらっしゃるのだとか!

今夜の選曲:ASHES TO ASHES (SINGLE VERSION) / DAVID BOWIE

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月28日

地元、山口県に事務所を構え、地方から文化を発信!

介護など理由があり、地元:山口県に戻り、
事務所を構えているファションデザイナーの浜井弘治さん

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都心部にいなくても、
都会の良いところと、地方の良いところを
合わせて仕事がきちんと出来ている、とのこと。

また、浜井さんのように地元に戻ってくる方も
多くいらっしゃるそう。例えば、
東北新社に勤めていたという映画プロデューサー、
鴻池和彦さんは、実家である郵便局を継ぐために
下関市にUターンされたそう。鴻池さんは、映像制作を諦められず、
自主制作を行っていたところ、郵便局をしめることに!
そこで、郵便局を映像制作会社にしてしまったのだとか!

ファッションデザイナーというと、海外へ行き
情報を集めるというイメージ。浜井さんも一時期、
舞台衣装で海外で高評価を受け、
デンマークやオーストリアなどにも行かれていたそうですが、
今は、海外だけでなく地方も探ってみたい、と浜井さん。

今夜の選曲:BOYS KEEP SWINGING / DAVID BOWIE

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月27日

素材からデザインするようになった経緯とは?

ファションデザイナーの浜井弘治さんのご両親は、
”街の仕立て屋さん”。そのため、ご自身も
幼少期よりファッションに興味があったとか。

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さらに、中学2年生の時に「雑誌POPEYE」が創刊され、
文化的な記事たちに影響を受けたそう。

浜井さんが学生時代、素材に穴を開けたり
面白い素材を使うなど、”素材ブーム”がありました。
そんな中、就職先が決まらなかった浜井さんは、
他の人が行かないような就職先を目指そう!と、
八王子市にある工場“みやしん”に就職を頼みにいったそう。
そして工場で勤めていた時期に、装苑賞を受賞され、
三宅一生さんの事務所に勤めることになったのだとか!

現在では山口県に事務所を構え、
萩市の竹で家具を作る会社から端材をいただき、
ボタンやバックルなど商品展開もされています。

日本の工場の技術は、世界でも戦えるレベルですが、
価格帯が東南アジアや中国には負けてしまう、というのが現状。
そこから発信される浜井さんが手がけるブランド、
今後の展開がより楽しみになります!

今夜の選曲:UP THE HILL BACKWARDS / DAVID BOWIE

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月26日

エコの哲学から生まれる、新たなファッション。

ファションデザイナーの浜井弘治さん
小黒さんとが初めて出会ったのは10年以上前。
工場で残った糸を集めてTシャツを作るなど、
ファッションでエコの哲学を当時からお持ちだったとか。

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今回、スタジオに和紙で作られた服を
お持ちいただきました。
実際商品として売り出す場合、有名海外ブランドの
シャツと同じくらいの価格になりそう、とのこと。
昨年夏からは、一般の方々が売り場で購入できるようになり、
インターネットでの販売もされています。

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先日まで開催されていた
そんな浜井さんが手がける”和紙”での作品の展示、
“WASHINOITO -未来を着る、浜井弘治の和紙のプロダクト展-”でも
トークショーなどで販売していたそう。
今後は、ODM生産も取り入れていく予定だとか。

今夜の選曲:THIS IS NOT AMERICA
       / DAVID BOWIE , PAT METHENY GROUP

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年01月25日

和紙を着る!日本にある貴重な技術の数々。

ファションデザイナーの浜井弘治さん
2006年から介護などの理由で、
地元である山口県下関市に拠点を移されています。

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地方にある、貴重な技術を持っている工場と共に
ブランドを作るというお仕事をされています。
例えば、天然素材100%にプリーツ加工ができる工場や、
和紙の糸を開発している工場などがあり、
世界でもトップレベルの技術が日本にはあります。

戦後できた、大量生産出来る和紙。
その和紙を、細く長く切り、縒ることで繊維になり、
服を作るための布になるのだとか。

和紙は、洋紙とは異なり、繊維が残っているため、
吸水率はコットンの10倍以上で、コットンの3分の1の重量!
障子にも使われている和紙は、冬場に乾燥し夏場は高湿になる、
日本の気候に合った機能を持っているのだとか!

今夜の選曲:LOOK BACK IN ANGER / DAVID BOWIE

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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