2016年03月23日

文章に空欄の穴があくと、人は考える。

健康社会学者の河合薫さんの最新著書
「考える力を鍛える 穴あけ勉強法」
草思社より発売されています。

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この”穴あけ”は、”穴開き”とは違い、
自分の気になった箇所を、空欄の穴をあけ、
自分だけの問題を作るというもの。
ご自身の気象問題ノートをスタジオにお持ち頂きました。

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小学校4年生~中学2年生まで、
アメリカのアラバマ州で生活していた、という河合さん。
日本に帰国し、大学受験を迎えると、
現代国語の成績が驚くほど悪かったのだとか!

そこで、”書いて覚える”という勉強法を実践。
しかし、書いているだけじゃつまらない!と感じ、
その時に生まれたのが、この穴あけ勉強法なのだそう。

今夜の選曲:GOODNESS GRACIOUS ME / PETER SELLERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年03月22日

へなちょこな自分でいい!健康社会学とは?

今週は、健康社会学者の河合薫さんを
スタジオにお迎えしています。

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心理学は個人にスポットを当てて、
個人の心の強化を目指します。
一方で、健康社会学は、
個人と環境の関連性にスポットを当てる学問。
そのため、”へなちょこな自分で良い”と河合さん。
「不安だけど一歩前に進もうという、
 環境作りをゴールにしているのが、健康社会学です」

健康社会学者である河合さんは、働き方や
職場の人間関係を取り上げた講演を数多くされています。
最近では、部下と上司の力関係が逆転したり、
部下も上司との関係性に悩むなど、
少し前の職場環境とは異った問題も。

さらに、河合さんは研究者の1人として、1対1で
リアルな声を聞く、フィールド調査を大切にされています。
「こういった研究って、量的な研究になって、
 量的で見えてきたものは、ある程度の納得感を持つんです。
 でも、リアルな言葉や個人の心模様を知っていかないと、
 本当の数字の意味、問題点を知る事は難しいんです。」
と河合さんはおっしゃいます。
実際に河合さんがインタビューした人数は、600人に迫るそう。

今夜の選曲:MICHELLE / DAVID AND JONATHAN

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2016年03月18日

3月22日から3月25日は、

健康社会学者の河合薫さんをお迎えします。

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最新著書、「考える力を鍛える 穴あけ勉強法」
のお話を中心にたっぷりと伺います。


■プロフィール■
1965年千葉県出身。千葉大学教育学部を卒業後、
国際線客室乗務員、お天気キャスターを経て、
東京大学大学院博士号を取得。
現在は健康社会学者として、大学での講義、講演、
メディアへの出演、執筆など、
多岐にわたり活躍されていらっしゃいます。

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2016年03月18日

ミャンマーで明治維新?新しい国づくりの現場へ!

投資家の 房広治さんをお迎えしています。

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ミャンマーに滞在した10日間、
房さんがアウンサンスーチーさんの自宅に
下宿していたとの情報を聞きつけた、
多くのビジネスマンたちが房さんの元へ!
ほとんどが軍関係の企業の中、
”岩崎弥太郎のような人材”として、
当時31歳の学生起業家の青年を選んだのだとか。

2012年5月には、アウンサンスーチーさんの
ヤンゴンの自宅に呼ばれ、農業と水産業に投資することを
しっかり話せた、と房さん。

さらに、分析を進めていくとミャンマーには、
美しい海岸付近の池で環境破壊の激しい、
エビの養殖がされている事が分かったそう。

しかし、アウンサンスーチーさんの考えは、
「環境破壊をしない、21世紀型の国作り」。
そのため、アウンサンスーチーさんが政権を取った
4年半の間に、公害の出ないエビの養殖システムを
房さんが導入しようとされているのだとか。

3/24~4/1までは、ミャンマーに入国される予定の房さん。
「新しい国づくり、やりがいがあります」とおっしゃいます。

今夜の選曲:AS TEARS GO BY / ROLLING STONES

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2016年03月17日

ミャンマーへの社会投資。まずは、外貨を稼ぐこと。

投資家の 房広治さんは、2014年から
ミャンマー・レストレーション・ファンドの
運営に携わっています。

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最初ミャンマーに訪れた、2012年2月の時点では
手探り状態だったそうですが、ミャンマーでこの先
成功するであろうと予想される、農業と水産業に
投資をされることになったのだとか。

最初にスタートしたのが、バゴーにある精米所!
(現在建設中で、4月に完成予定)
日本が戦後に輸入していたビルマ米は、
この地が拠点となって作られていたそう。

房さんたちが投資の目的としているのは、
「輸出をし、外貨を稼ぐこと」。
明治維新のような勢いで国が成長するためには、
まずは海外から技術や資本財を必要になるのだとか。
そのためミャンマーでも、まずは外貨を稼ぐため、
輸出産業に最初は投資しているそうです。

その精米所の機械も、広島のサタケの一部と、
スイスのビューラーを組み合わせ、
高性能ながら投資の額を抑えているそう。

今夜の選曲:LADY JANE / ROLLING STONES

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2016年03月16日

アウンサンスーチーさんとの再会!ミャンマーで産業維新とは?

投資家の 房広治さんとアウンサンスーチーさんが再会したのは、
下宿を終えた1985年夏から27年後の、2012年2月。

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アウンサンスーチーさんの夫:マイケル・アリスさんとは、
1992年より頻繁に連絡を取るようになり、
状況を詳細に教えてもらっていたのだとか。

マイケル・アリスさんは、妻の自宅軟禁がどうしたら解けるのか、
どうやって妻がリーダーになり、ミャンマーを民主化できるのか、
という事に、1999年に亡くなるまで尽力されていたそう。
「ある程度そのお手伝いをするという状況になりました」と房さん。

そんな房さんとアウンサンスーチーさんとの出会い、
房さんが目の当たりにしてきた真実をまとめた本、
「アウンサンスーチーのミャンマー」が木楽舎より発売されます。

房さんが最初にミャンマーへ向かったのは、2012年2月。
現在のような作戦はなかったものの、
先進国の上場株への信頼感がなくなってきたことで
長期的目線で見た際のマーケット、新興国への興味はあったそう。

「ヤンゴン空港に降り立った時、活気があって、
 明治維新の頃の日本のように見えた」と房さん。
活気のある都会、変わらず自然が広がる田舎の差をみて、
“明治維新のような勢い”に確信を持ったのだとか。

今夜の選曲:MOTHER’S LITTLE HELPER / ROLLING STONES

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2016年03月15日

アウンサンスーチーさんとの不思議な出会い。

投資家の房広治さんは、早稲田大学を卒業後、
すぐにオックスフォードへ。
大学の願書の準備をされていました。

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アウンサンスーチーさんとの最初の出会いは、この時期。
当時の房さんは、Nissan Instituteという研究所に
日経新聞を読みに行かれました。
その時偶然、アウンサンスーチーさんに話しかけられたのだとか。

そして2年後、道ばたで偶然再会!そこで、
アウンサンスーチーさんから、家族で住んでいる自宅の
下宿人にならないか、とお誘いを受けた房さん。
カレッジには最初の2年しか滞在できないこともあり、
ちょうど良い機会だ、と下宿をすることになります。
数ヶ月に1度は夫妻と食事を共にしたり、良い関係を築いていたのだとか。

房さんが下宿をしていたのは、1985年の夏まで。
その3年後には、アウンサンスーチーさんが
50万人の前でスピーチをされました。
アウンサンスーチーさんに関する
すべての情報が房さんの元に入ってきたのは、
スーチーさんがノーベル賞を受賞された頃なのだそう。

今夜の選曲:PAINT IT,BLACK / ROLLING STONES

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2016年03月14日

日本からロンドンに留学。金融の世界へ。

投資家の 房広治さんは、1980年代にはロンドンで
M&Aアドバイザーになられています。
M&Aとは、経営権が関わっている会社の売り買いの事で、
その解析・分析、提案をするのが、M&Aアドバイザー。

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日本において敵対的買収は、良くない印象があります。
しかし資本主義の原則に基づいているため、
それ自体が悪いというわけではありません。

房さんがM&Aアドバイザーとしてのキャリアを
スタートされたのは、イギリス・ロンドン。
オックスフォード大学に留学されている間に、
ビジネスマンからスカウトされ、
何でもやらせてもらえると言われたのだとか。
そこで迷わず、M&Aを始めたそう!

早稲田大学では、理工学部から経済学部に変更され、
為替の理論を学ばれた房さん。その時の論文が
オックスフォード大学の先生の目に留まり、
金融マンに向いていると、アプローチがあったそう。
「もともと金融に入ろうとは思っていませんでした。」と房さん。

今夜の選曲:IT’S ALL OVER NOW / ROLLING STONES

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2016年03月11日

3月14日から3月18日は、

投資家の 房広治さんをお迎えします。

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アウンサンスーチー と ミャンマー と 産業維新のお話。
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1959年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、
オックスフォード大学に留学。
インベストメント・バンクの勤務を経て2004年に独立。
2005年ファンドオブザイヤー受賞。2014年からは
ミャンマー・レストレーション・ファンドを
運営されていらっしゃいます。

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2016年03月11日

1000人以上の子供たちが支援を待っている!教育支援の先にあるものとは?

学生時代に、不登校の子供たちの支援をされていた
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン
代表理事、今井悠介さん。

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そこで不登校の子供たちの問題を紐解くと、
背景には貧困の問題が出てくる事も多いそう。
その後東日本大震災があり、チャンス・フォー・チルドレン
立ち上げる事になったのだとか。

チャンス・フォー・チルドレンは、東京都内で
講演会を毎月開催されています。
子供たちの貧困現状や活動の紹介などがあります。
今月は、3月26日(土)の開催です。
詳細はこちら

現在でも1000人以上の子供たちが、支援を求めています。
「今後は、どうやってその子供たちが、その地域の中で働き、
 活躍できるかを注目しなくちゃいけないな、と。
 復興を支える人材をどうやって作っていくか、
 重要な観点になっていくかと思います。」と今井さん。

今夜の選曲:BE NICE TO ME / RUMER

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