2016年08月09日

娯楽は一切なし!命をかけて、ただひたすら、一人で歩く。

北極冒険家の荻田泰永さんをお迎えしています。

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2000年の初めての旅の1年後、
1人で2回目の冒険に旅立たれます。
「魅せられたとかそういうことではなく、
 日本に戻って、見知った日常を過ごし始めるんですよ。
 でもやっぱりエネルギーがまだあって。
 どこに行こうと思っても、今まで何もしてこなかったから、
 知っている土地は、1箇所なんです(笑)」

今年も3~5月にも、カナダ北極圏から国境を越え、
グリーンランドまで、48日間かけて1000キロを歩かれました。
「氷というのは、昔から明らかに減っています。
 クマが減ったかどうかは僕には分かりません。」

2ヶ月間、人間とは独り言を発し自分と荻田さん。
冒険中には娯楽も一切ありません。
「日中はただただ、10時間とか12時間歩くだけで。
 テントの中でゆっくり本を読むとかも無くて、、、
 命に影響しないものは何も持っていかないので(笑)」

今夜の選曲:WALKING BLUES / BIG MAMA THORNTON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月08日

北極へ冒険するきっかけとは?

極地冒険家は海外には多く存在しますが、
北極に限定し冒険をする、北極冒険家の荻田泰永さん

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北極というと、ホッキョクグマ。
1850年代中頃までは、オオウミガラスという
”元祖ペンギン”と呼ばれる絶滅動物もいました。
「北極はほぼ海で、南極は大陸なので、
 地理条件が全然違いますね。」
さらに、南極大陸は人類が到達できなかった場所ですが、
北極には、イヌイットの文化・生活の地となっています。

北極で冒険するきっかけは、
大学中退した後、2000年。当時22歳の時。
「大場満郎さんを偶然テレビで見て、
 エネルギーに引き込まれちゃって。
 その時に若者を連れて北極に行きます、
 という話をされてたのを見て、手紙を出しました」

海外旅行もアウトドアも全く経験がなかったにもかかわらず、
これがきっかけとなり、大場さんと若者8人と共に冒険へ!
初の海外旅行は、カナダの北極圏で700キロ、
37日間かけてキャンプしながら歩くというものになったとか。

今夜の選曲:WALKIN’ / CHET BAKER

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月05日

8月8日から12日は、

北極冒険家の荻田泰永さん
お迎えします。

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なぜ北極を歩くのか。
北極点 無補給 単独 徒歩到達とは?
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1977年神奈川県生まれ。2000年より現在まで、
カナダ北極圏やグリーンランドを中心に、
これまで14回、北極圏8000キロ以上を冒険され、
世界有数のキャリアを通じ、
海外からも注目を集めていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月05日

雑貨業界が注目する、バルト3国。その理由と、ツアー計画について。

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えしています。
「沼田元氣と行く、ロシアとエストニアのかわいい発見の旅」
というツアーも企画されています。

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工場見学が流行している今、マトリョーシカの製造について
興味を持ってくださる方が多いそう。
添乗員として沼田さんが同行し、ロシアで製造工程、
そして今注目のエストニアを巡ります。
「バルト3国っていま雑貨業界で注目されています。
 北欧が雑貨の一大ブームを作りましたが、旅費が高くて。
 それに比べバルト3国は、物価が安くて、
 古くからの民芸品が多く残っていて。」
今年は、8/24から1週間の旅になるそう。
詳細は、こちらをご覧ください。
*募集は終了しています。

日々介護を向き合う沼田さん。
今後は、プライベートで最後の願いを叶える計画をされているそう。
「母はカトリック教徒なので、
 フランスの聖地ルルドに連れていきたくて。
 92歳で車椅子なんですが、いかにすればロハスな旅が可能か、
 というのをレポートしてまとめたいなって思っています。」
お母様の介護を通じて新しい自分と向き合い、
介護についても考えていきたい、とも。

今夜の選曲:DON’T GET AROUND MUCH ANYMORE / MOSE ALLISON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月04日

こけしとマトリョーシカの共通点。新しいこけし、コケーシカとは?

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えしています。

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こけしとの共通点が多い、
ロシアのマトリョーシカの研究もされています。
身近な存在であることで、価値を見出されず、
現在でも研究者がほとんどいません。
そこで沼田さんは、マトリョーシカもこけし同様、
産地・系統を分類し「マトリョーシカ図鑑」という
本を出されています。

元々、マトリョーシカは貴族の飾りものでした。
その後、大量生産がされるようになり、
一般市民にも行き渡ります。
「1900年のパリの万博で発表したら、人気になって、
 1番の輸出品だったんです。」
沼田さんがオープンされている、鎌倉・長谷の
伝統こけしとマトリョーシカの専門店
「コケーシカ鎌倉」にも外国からのお客様も多いとか。

伝統を壊さず、新しいこけしを作ろう、と沼田さんは、
マトリョーシカにこけしを描いた
”コケーシカ”を考案されています。

「今まで色々やってきて、何が面白いのかって考えると
 人の思いつきなのかなって。マトリョーシカも、
 日本から輸入した時、7福神をそのまま真似するのではなく、
 ロシア独特の農民の少女 ”マトリョーナ” にして始まったんですよ。
 そういった思いつきが、国民的お土産になったように、
 “コケーシカ”も、単なる思いつきが、伝統として残っていけばいいなって」

今夜の選曲: ONE ROOM COUNTRY SHACK / MOSE ALLISON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月03日

編集・発行を手がける雑誌、こけし時代!発行のきっかけは、東日本大震災。

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんが編集・発行されている
雑誌「こけし時代」。
最新号の表紙は、木でできています!

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発行のきっかけは、東日本大震災。
「東北にはこけしを作る、こけし工人さんが
 いらっしゃるものですから。
 自分しか出来ない支援ということで、雑誌を出そうと。」
マガジンハウスの前身、平凡出版での経験を元に
紙文化を残すため敢えて本ではなく、雑誌を作ることにされたそう。

写真も美しく見応えのある雑誌”こけし時代”は、
元々こけしは、温泉場で販売されていたこともあり、
温泉とセットになっている、と沼田さん。
「温泉を旅することで、こけしを収集するという
 趣味人も多いので、そのガイドブックとしても
 この雑誌が役立つかな、と思います」

最新号は、山形県・肘折温泉を丸ごと1冊で特集しています。
「こけしを作る工人さんと、温泉宿を応援するということで、
 全旅館、全工人を載せている雑誌、という自負はあります」

問屋を通すのではなく、直接買うのが、こけしの買い方!
そのため、こけしが観光資源にしたい、というのが沼田さんの思いです。
「私も、うちの店で買わないでくださいって言っています。
 こけし工人さんと話して、思い出と一緒に、こけしを買って貰えば、
 一生の友達になれます、と推奨しています」

今夜の選曲:AIN’T YOU A MESS / MOSE ALLISON

staff| 20:58 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月02日

伝統こけしと、マトリョーシカに魅せられて。

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんは、2009年より鎌倉・長谷に
伝統こけしとマトリョーシカの専門店
「コケーシカ鎌倉」をオープンされています。

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最初に鎌倉に帰られた理由は、お母様の介護のため。
「何か商売始めようと思った時、
 母は、日本人なんですけど、
 革命前のロシアで生まれ育ったんです」
お母様がロシアで生活されていた当時、
こけし遊び (現在の人形遊び) の代わりに、
マトリョーシカで遊んでいたそう。

その話で興味を持った沼田さんはロシアへ!
そこで、マトリョーシカの起源が
”日本のこけし”であることを知り、
ますます興味が湧き、専門店をオープンさせたとか。

”こけし”とは、江戸時代より伝承されてきた
東北6県 11系統しかない”伝統こけし”のこと。
「使う木は様々ですが、必ずろくろという機械を使って
 作るということと、発祥から、描彩を伝承していることが
 条件になっているんですけど。
 でもこれは、こけし業界の決まりごとであって、
 自由なこけしがあっていい、という考えは、
 皆さんお持ちだと思います。」
現在では、お土産こけしや新型こけしなど、様々なこけしがあります。

戦前の昭和15年ごろに、第1次こけしブームがありました。
「こけしは常に廃れる運命にありました。
 プラスチックの玩具が出てきて、
 こけしが捨てられる羽目になった時、
 趣味人のおじさんたちが拾い上げて、研究されて。」
戦争にまた廃れてしまいますが、戦後昭和30~40年代には
お土産品としてこけしが再ブームになっていきます。
「どれだけ愛されているか、というのが
 こけしの価値だと思っています。」

今夜の選曲:I GOT A RIGHT TO CRY / MOSE ALLISON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年08月01日

アンディ・ウォーホルとの共演、そして喫茶ブームの先駆けも!

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えしています。

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コンセプチュアルアートとして始めた
東海道五十三次に盆栽を記念植樹していく活動もされました。
「そのあとNY行って、シルクロードで盆栽の起源をたどって。
 挫折したのは天安門事件の時。
 ちょうど盆栽パフォーマンスしてて、鉢が被弾して。
 西へ西へ逃げて行きましたね、、、」

喫茶店のブームの先駆けも沼田さん。
「孤独の会というのを1人でやっておりまして、
 自分の居場所は、喫茶店じゃないかなって。」
”ぼくの伯父さんの喫茶店学入門”や、”喫茶遺産”など
ブームを広める本も出版されています。

アンディ・ウォーホルとテレビ番組でも共演しています。
「僕が展覧会をやった時に来てくれて、
 その後パーティーやるから来いってことで
 それからお付き合いが始まりまして、
 勝手にファクトリーにあがりこんで、
 彼のかばん持ちもしていました。」

他にも、劇団に所属し役者をされたり、
荒戸源次郎さんの元で活動されていたり、、、。
「本当にあらゆることをしていましたね」と沼田さん。

今夜の選曲:PARCHMAN FARM / MOSE ALLISON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年07月29日

8月1日から8月5日は

ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えします。

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こけしとマトリョーシカに魅せられた
芸術家の、こけし愛!たっぷりと伺います。

■プロフィール■
東京生まれ。80年代に前衛芸術家としてデビュー後、
渡米されアンディ・.ウォーホルに師事。
帰国後はポエムグラファーとして雑誌や書籍で
「憩」「お土産」「観光」などをテーマに
作品を発表されているほか、2009年鎌倉には、
伝統こけしとマトリョーシカの専門店
「コケーシカ鎌倉」をオープン。
また、こけしと温泉の雑誌『こけし時代』を
出されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2016年07月29日

変わらない美味しさのお土産と、定番のオススメ弁当とは?

著書「翼の王国 おみやげ」を発売された
アートディレクターの長友啓典さん
お迎えしています。

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地方への旅も多い長友さんですが
クリエイティブが地方から発信されていると感じるそう。
「行き詰まったんじゃないかね?
 みんな東京向いてたけど、気づき始めて。
 九州は元々アジア見てたけどね」
インターネットの功績でもあるとも。

新しいお土産が増えていく中、
老舗のお土産もいろいろ工夫しています。
でも、昔ながらの美味しさは変わらない、と長友さん。
「この前京都行ったら、京都の懐石料理でも
 若い人が好むような料理にしてたり、
 新しいお店が出てきてて、面白いな〜とおもってる」

新幹線に乗る時、お弁当は3つ、おつまみも買ってしまう長友さん。
東京での定番は、じゃこ弁当、なだ万の季節の弁当、
つばめグリルのハンバーグの3つなのだとか。
「いや〜治らないね〜1人でいろいろ試してみたい(笑)」
長友さんの美味しい旅は、まだまだ続きそうです!

今夜の選曲:SOME KIND OF WONDERFUL / CAROLE KING

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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