2017年01月13日

1月16日から20日は、

シンガーソングライター、yaeさんをお迎えします。

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里山の暮らし、”半農半歌手”という
ライフスタイルについて、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
東京都生まれ。1999年から音楽活動を始めて、
2001年にシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。
歌手としてコンサートなどで
歌う一方で、2005年に「鴨川自然王国」に移住され、現在は、家族と共に
農業にも従事され、“半農半歌手”の活動をしていらっしゃいます。

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2017年01月13日

現在活躍する冒険家たちの今。来年の新たな研究テーマは?

探検家、医師、
武蔵野美術大学教授の関野吉晴さんをお迎えしています。

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最近、メディアに出ずとも、40代で活躍する
冒険家たちがたくさんいるそう。
「コツコツと目立たず凄い奴多いですよ。
 1人グリーンランドからカナダまで六ヶ月間、極夜の中、
 コンパスGPSなしでやってたり」
前衛的な登山を行う冒険家も、日本にいるとか。

「来年は大学でも、サバイバルをテーマにしようと思っています。
 サバイバルにも、いろんなものがあって、まずは
 心と体をしっかりさせる、医学。その他にも命のサバイバル。」
地球に生きるすべての命をどう守っていくか、を科学し、
アートで表現するという、”地球永住計画”を進めていくそう。

「永住なんてありえないですけど、言葉の響きがいいなって。
 共同研究でやって、オープン講座も…やってもいいかな?」

今夜の選曲:JABADAW / CHIEFTAINS

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2017年01月12日

人類の足跡を遡る旅、グレートジャーニーで感じた事と、現在の難民問題に思う事。

探検家、医師、武蔵野美術大学教授の関野吉晴さんといえば、
10年ほどかけて行った、人類の足跡を遡る、グレートジャーニーです。

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現在でも、グレートジャーニーを
自力で踏破したのは関野さんだけです。
「今はもう出来ないんですよ。僕の時は、偶然、
 ソ連が崩壊して、冷戦が終わって、内戦も終わって。
 今だったら、シリアだけじゃないですけど通れないところ多いです」

人類の起源、猿人はアフリカで生まれ、原人を経て、
ホモサピエンスがアフリカで20万年前に生まれたとされています。

「好奇心で動いたと思っていたんですよ。
 最初はそうだったかもしれませんが、時代が新しくなるほど、
 弱い者が突き出されたんじゃないかなって。
 住み良ければ人口が増えるので、弱い者が出て行かなくちゃいけない。 
 弱い者の中でも、新しい文化を作っていく人は、都を作って。
 これを繰り返したんじゃないかなって。証拠は、移民なんです。」

明治時代の日本では、長男以外は長男を手伝うか、
街を出るか、国を出るかという選択を迫られました。
現在進行形の”シリア難民”でもあるとも。

「弱い人が出て行く歴史なんですけど、
 ただ、シリア難民の場合は、本当に弱い人は動けなくて、
 空爆にあってますよね。出て行くのは小金持ちなんですね。」

今夜の選曲:COUNTRY BLUES / CHIEFTAINS , BUDDY & JULIE MILLER

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2017年01月11日

家畜とペットの違いと、”生を全うする” という言葉の意味。

探検家、医師の関野吉晴さん
武蔵野美術大学で行っている課外ゼミの
ドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』では、
最初、ダチョウカレーを目指していました。

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「全部学生の案なんですけど、牛は大きすぎたので、
 ダチョウはどうですか?って言われて。
 都内近郊のダチョウ牧場にヒナを買いにいきました。
 でも、ダチョウって、世界で1番大きい鳥なんですけど、
 世界で1番気の小さい鳥なんです。」

ただ、ダチョウは飼育でも生存率20%と難しく、
ゼミで飼った3匹のダチョウは、全滅となってしまいました。
その後、ホロホロチョウと烏骨鶏の飼育に取り掛かります。

しかし、飼育していた烏骨鶏が卵を産んだ時のことでした。
名前をつけ育てていたことで、家畜からペットに変化してしまい、
ある社会人の生徒から、“殺せない”という意見が。

「卵を生み続け、生を全うするまで殺したくない、って言うんで、
 みんなでどうしようか、って話あったんです。
 では、”生を全うする”ってなんだろうって事ですよね。
 病気があるかもしれないので、自然死を食べる民族は誰もいません。
 結局食べられないって、そんな馬鹿な話はないだろうと。」

1人の女子生徒が、きちんと食べるべきである、と主張し、
烏骨鶏の解体を行い、カレー作りは進んでいきます。

今夜の選曲:COTTON EYED JOE / CHIEFTAINS , RICKY SKAGGS

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2017年01月10日

小学生や中学生に見て欲しい、ドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』。

探検家、医師、
武蔵野美術大学教授の関野吉晴さんをお迎えしています。

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関野さんが大学で行っている課外ゼミの
ドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』は、
都内での上映を終え、明日1月11日(水)より、
川越スカラ座でロードショーされます。

「実は、これは、2年目だったんです。
 今年は3年目やっているんですけど、
 1年目の様子見て、ドキュメンタリーになるかなって」

”カレーライスを一から作る”は、
小学校や中学校でやるべき内容の授業である、
と関野さんは感じていらっしゃるそう。
「目に見えて変わることは、そんなにないかもしれないですが、
 目立った例で言うと、映画の中で、
 なんで化学肥料使っちゃいけないんだ!って言ってた奴が、
 今は後輩に、なんで化学肥料がイケないのか、教えているんですよ。」
さらに、今は変わらなくても、
5年後、10年後に何かに気づいてくれれば、とも。

映画「カレーライスを一から作る」公式webサイトは こちら

今夜の選曲:GUADELOUPE / CHIEFTAINS , LINDA RONSTADT , LOS LOBOS

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2017年01月09日

ドキュメンタリー映画になった、話題の課外ゼミ!カレーライスを一から作る、とは?

探検家、医師の関野吉晴さんをお迎えしています。

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関野さんは、現在武蔵野美術大学教授として
10年以上にわたり勤務されていらっしゃいます。
そんな関野さんの大学での課外ゼミ、
”カレーライスを一から作る”が、ドキュメンタリー映画になりました。

「別にカレーじゃなくても、ラーメンでもピザでも。
 普段食べているものが、どうやって作られているのか、
 1から作ってみようじゃないか、っていうものです。
 皿、米、スパイス、塩、肉など、全部最初から育てて飼育する。」

立ち上げでは、150人くらいの参加者がいたものの、
最後カレーを食べられたのは、5分の1、30人弱まで減っていきました。
「有機農業していると、雑草取りがメインになってきますので、
 みんな、”こんなはずじゃなかった”って。」

ドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』は、
川越スカラ座、1月11日(水)よりロードショーです。
映画「カレーライスを一から作る」公式webサイトは こちら

今夜の選曲:THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY / THE REEL WITH THE BERYLE
      / CHIEFTAINS

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2017年01月06日

1月9日から13日は、

探検家で、医師、
武蔵野美術大学教授の関野吉晴さんをお迎えします。


映画「カレーライスを一から作る」
探検家が憧れる探検家の素顔とは?
たっぷりとうかがいます。

■プロフィール■
1949年東京都生まれ。
一橋大学法学部在学中から、南米大陸を探検。
その経験から、現地医療の必要性を感じ、
横浜市立大学医学部に入学され、82年外科医に。
93年から探検家として、南米大陸アフリカまで遡行する旅、
グレートジャーニーを敢行されました。
現在では、武蔵野美術大学文化人類学の
教授でもいらっしゃいます。

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2017年01月06日

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

ゲストは、生物学者の福岡伸一さん。
2017年、読むべき1冊を伺うと、、、福岡さんご自身の本、
『生命科学の静かなる革命』をあげてくださいました。

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「すいません、この1月に満を持して出します。
 “生物と無生物のあいだ”の続編みたいなものです。
 ノーベル賞を受賞した、ロックフェラーの現役の先生に
 インタビューをして、”研究とは何か”、
 ”なぜロックフェラー大学は知の巨人を輩出できるのか”
 という秘密に迫りながら、自分の”小発見”の体験を含めて
 静かなる革命について書いた本です。」

そんな福岡さんの今年計画されていることは、”旨味プロジェクト”!
従来、旨味という概念は、西洋文化にありませんでした。
ですが、分子生物学の研究により、舌に基本四味の他にも
旨味の受容体が存在することが判明し、旨味が認知されてきました。
ラーメン、餃子、和食ブームのきっかけにもなりました。

一方で、旨味は”グルタミン酸ナトリウム”であるため、
毒でもあると、一時期言われていました。
「旨味というものが辿った、苦難の歴史、
 そして今これだけ世界が”美味い”という旨味ブームを
 もう一度アカデミズムと文化人類学的な観点から
 問い直したいな、というのが今年の学術プロジェクトです」

今夜の選曲: JUST YOU, JUST ME / JAYE P.MORGAN マリオン エヴァンス楽団

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2017年01月05日

プロの読者を育てる、知恵の学校。 2017年のテーマは、飛ぶ教室!?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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2015年11月にスタートした、プロの読者を育てる
会員制の学校『福岡伸一の知恵の学校』。
解剖学者:養老 孟司さん、エッセイスト:阿川佐和子さん
思想家:内田 樹さんなどをお招きし、
読書家が読んできた本を紹介しながら、
“読書の喜びを回復する”ことを目標に講義されてきました。

「今年のテーマは、”飛ぶ教室”です。
 東京に集まっている読者を連れて、どっか他所に行く。
 温泉地でも地方拠点都市でもいいんですけど、
 その地の人と本を通じて出会って、その中で議論をしてもらいたいんです。
 そういった場を作るために、私自身が出張する、というものです」

本を通じて文化的な日本を知ってもらえる機会にも
外国のお客様も大歓迎だとか!
福岡伸一の知恵の学校 (公式twitterアカウント)

今夜の選曲:SPEAK LOW / LENA HORNE / LENNIE HAYTON ORCHESTRA

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2017年01月04日

先輩である、大隅良典さんが受賞したノーベル医学 生理学賞! 日本における研究者の現状とは?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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大隅良典さんがノーベル医学 生理学賞を受賞したのも
2016年の大きなニュースでした。
大隅さんと福岡さんは、学会が同じ。
お互い時期は異なりますが、ロックフェラー大学で
研究していたという共通点もあります。

「大隅先生のオートファジー研究っていうのも、
 本当にオリジナル溢れる研究なのでノーベル賞に輝いたのは
 当然だと思うし、素晴らしい事だと思います。
 私として嬉しいのは、大隅先生の研究は、
 ”動的平衡”の証明なんですよ。」
オートファジーは、飢餓状態でなくても起きているそう。
本来、細胞は作る事よりも 壊す事に重きを置いていて、
その壊す仕組みを明らかにしたのが、オートファジー研究なのだとか。

大隅さんは、受賞後に ”基礎科学の重要性” について話されています。
「大隅先生の研究だって、最初は異端児的だったんですけど、
 だんだん花開いて、ノーベル賞につながったんです。
 だから、基礎研究って、役に立つかどうかは分からないんです。」

以前、研究には、薄く広く費用がかけられていましたが、
現在は、再生医療など産業界を潤す研究に、費用が集中しています。
「そうじゃない、地味な研究、地方大学は予算が足りたくなって、
 “貧すれば鈍する” みたいになって、
 大隅先生の中にも危機感があるんだと思います。」

今夜の選曲:IT DON’T MEAN A THING (IF IT AIN’T GOT THAT SWING)
      / ROSEMARY CLOONEY / DUKE WELLINGTON & HIS ORCHESTRA

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