2017年02月17日

2月20日から24日までは、

作家の大宮エリーさんをお迎えします。

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規格外の行動、画家としての活動など、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1975年、大阪府生まれ。 広告代理店勤務を経て、
2006年に独立され、映画監督、作家、脚本家など、
様々なメディアで活動する一方、
2012年より本格的にアートの活動をスタート。
体験型の個展の発表や、2015年には
初の絵画展「emotional journey」を開催し、
精力的に活動されています。

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2017年02月17日

世界の海を見て、感じる奥深さ。次のフィールドは、日本の海?

水中写真家、古見きゅうさん
世界中の海で撮影されてきました。

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「アメリカといっても、西海岸と東海岸では海は違うし、
 自分で世界を描けるように、ちゃんと記録したいなと思って、
 その延長で日本の海を見ると、奥深いなって気づいてきました。」
最近では、クジラの撮影もされたという古見さんですが、
あまりの大きさに打ちのめされてしまったそう。

近年続けているのは、日本の海を作品にすること。
「いろいろな側面から日本の海のことを考えていくと、
 生き物の発生源のサンゴ礁があって。
 それが南の発生源だとすると、北では流氷になると思うんです」

ロシアから植物性プランクトンを含み、
北海道にやってくる流氷は、豊かな漁業資源につながっていきます。
流氷で撮影をしていると、トドやオットセイなど
大きな生物に遭遇することも。

今夜の選曲:WHEN DEBBE’S BACK FROM TEXAS / STINA NORDENSTAM

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2017年02月16日

トラック諸島の沈没船をテーマにした写真集。撮影のきっかけと苦労。

水中写真家、古見きゅうさん
2015年には写真集『ザ・セブン・シーズ』、
『トラック・ラグーン トラック諸島に閉じ込められた記憶』、
『WAO!』と、3冊続けて出版されました。

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中でも、『トラック・ラグーン』は、
トラック諸島の沈没船をテーマにした作品です。

きっかけは、トラック諸島(現在はチューク諸島)に
ダイビングショップを開くために移住した
インストラクターの同期の親友のところへ行ったこと。
「いつか撮影に来てよって言われて、
 行ってみたら、たくさん船が沈んでいることに気づいて、
 そこからでしたね。」

撮影していた当時は、航空機も合わせると43。
ですが、見ることの出来ないほど深いところにもあり、
数は正確にはわからない状況です。

「沈船って、僕らが普段潜る深度じゃないところに
 あったりするんですよ。一番深いと70m以上ありましたね。
 それは通常レジャーでは行かないところなので、
 上がってくる時の減圧の時間が数時間単位になって大変でした。」

今夜の選曲:I’LL BE CRYIN’ FOR YOU / STINA NORDENSTAM

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2017年02月15日

なぜ魚を撮り続けるのか? 作品のテーマは、WA !

ダイビングガイドだった古見きゅうさんは、
2003年に水中写真家に転身されました。

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「魚って、何考えているか分からないじゃないですか。
 どうやったら魚に近づけるんだろう、とは思ってました。」

魚たちのコミュニケーションを題材にした企画からはじまったという、
ウミガメが表紙になっている、古見さんの初の写真集『WA!』。

表紙の写真はよく見ると、亀の上にコバンザメが乗っていて、
これは、古見さんが表現したい
”海のコミュニケーション” が詰まっています。
「WA!っていうのは、輪っかの”わ” だったり、
 対話の ”わ”だったり、平和の “わ” だったり。」

この当時から、ダイビングガイドではなく、
水中写真家として活動し、自身のテーマを企画にして、
売り込むために、作品を撮る毎日なのだそう。

今夜の選曲:HE WATCHES HER FROM BEHIND / STINA NORDENSTAM

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2017年02月14日

転身前の職業、ダイビングインストラクターのお仕事。

水中写真家の古見きゅうさんをお迎えしています。

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古見さんが最初に潜ったのは、高校卒業後、
専門学校の授業でした。
そして在学中にダイビングインストラクターの資格を取り、
海の近くいるため、和歌山県串本町で
ダイビングガイドとして勤務されます。

1日2回潜り、1回では1時間半。
4〜5人の方をガイドしながら潜ります。
お客さんの緊張をほぐすのも、ガイドの仕事です。

「ファンダイビングは、10〜20mぐらいの間ですね。
 マックスでも30mぐらいですね。
 最近は、カメラを持っている方も多いので、
 事前には、どんな魚とか景色が見れるとか説明します。」

今夜の選曲:LITTLE STAR / STINA NORDENSTAM

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2017年02月13日

海の撮影でいち早く気づく、サンゴの白化現象。

水中写真家の古見きゅうさんをお迎えしています。

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もともとは、海に潜りたいと思うよりも前に、
魚を毎日見たいと思ったことがきっかけだったそう。
「家で魚を飼っていて、それが発展して
 海に潜れば、毎日魚を見る事ができるって思って。 
 淡水の熱帯魚じゃなくて、海の熱帯魚しか興味がなかったんです。」

古見さんが撮影した写真集「白化現象の記録」が
日経ナショナルジオグラフィック写真賞2016のネイチャー部門で
最優秀賞を先月受賞しました。
「去年1年の中で起こった現象を記録したんですね。
 フィールドは、沖縄西表島、石垣島、宮古島、
 あとインド洋のモルディブですね」

珊瑚の白化現象は、昨年夏、日本でもやっと話題になりました。
ですが、古見さんはインド洋のモルディブで
昨年は2月の時点で、珊瑚の白化現象の予兆を感じたそう。
「これは、日本も夏の時期に白化が起こるんじゃないかなって
 思いましたね。1つの地点だけではデータとしてわからないので、
 八重山諸島の中でもいろんな場所にいってましたね」

海の中で活動する、古見さんだからこそ、
いち早く温暖化を感じる事ができるのかもしれません。

今夜の選曲:MEMORIES OF A COLOR / STINA NORDENSTAM

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2017年02月10日

2月13日から17日は

水中写真家の古見きゅうさんをお迎えします。

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■プロフィール■
1978年東京都生まれ。
専門学校で、スキューバダイビングの
インストラクターの資格を得たのち、1999年から
和歌山県串本町でダイビングガイドとして
海中を案内するなかで、魚の撮影をスタート。
フォトコンテストに入賞したことをきっかけに、
現在は、水中写真家として活躍されていらっしゃいます。

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2017年02月10日

ミャンマーの次は、モンゴル! 世界を回る、新たな映画の構想。

音楽レーベル、AIRPLANE LABELを立ち上げ、
写真家、作曲家、映画プロデューサーとしても
活躍される、川端潤さんをお迎えしています。

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多くのジャンルで、様々な活動をされる川端さん。
2014年に長岡アジア映画祭に出品した、
ドキュメンタリー映画
『Beauty Of Tradition “ミャンマー民族音楽への旅”』のために
撮影していた、”ミャンマーの民族音楽”も、さらに掘り下げていくそう。
続編の撮影が終わった段階で、これから編集をしていくのだとか。

「以前から、モンゴルの民族音楽にも注目してて、
 前回は、馬頭琴とピアノの演奏のものだったんですけど、
 今度は、おじいさんが歌っているような伝統的な音楽だけを
 馬頭琴で演奏して、もう録音しました。」

世界各地を旅する 川端さんは、
毎年年末はヨーロッパに行き、昨年末はパリに行ったそう。
さらに、川端さんは、インドよりもアフリカ派!
「インドの、1日1つ何かすればいいっていう時間の流れとは違う、
 アフリカの時間の流れにハマったんです。
 ケニアのイクバルホテル行きました?
 あそこのカレーよく食べましたね(笑)」

今夜の選曲:ISLAND / JUN KAWABATA

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2017年02月09日

映画プロデューサー、さらには作曲家、写真家としての活動。

音楽レーベル、AIRPLANE LABELを立ち上げ、
写真家、作曲家、映画プロデューサーとしても
活躍される、川端潤さんをお迎えしています。

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2014年には、長岡アジア映画祭にドキュメンタリー映画
『Beauty Of Tradition “ミャンマー民族音楽への旅”』
を出品されました。
映画制作のきっかけは、先輩からの紹介で
事務所にミャンマー人の従業員が入ったことだったそう。

「うちのエンジニアが、ミャンマーに遊びに行ったら、
 どうせならミャンマーの音楽を録音しようってなりました。」
当時、首都ヤンゴンで、40日間、100曲を録音!
200年前のラブソングの収録にも成功し、
ポレポレ東中野でも上映されました。

1月25日には、ミュージシャン:三浦みゆきさんの
編み物の写真集『CARILLON』が発売されました。
三浦みゆきさんのアルバム『CARILLON』と
同じタイトルになっています。

国際会議などでのPA業、機材レンタル、
映像編集、ナレーション録音などの裏方もこなす川端さん。
最近では新たな写真集と映画の準備も進めているのとか!

今夜の選曲:HEAVEN / MIYUKI MIURA × MALIN HARUE

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2017年02月08日

写真家エド・ヴァン・デル・エルスケン氏のアシスタント時代について。

音楽レーベル、AIRPLANE LABELを立ち上げ、
写真家、作曲家、映画プロデューサーとしても
活躍される、川端潤さんをお迎えしています。

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川端さんは、オランダの写真家、
エド・ヴァン・デル・エルスケン氏の
アシスタントをされていました。出会いは、日本でした。
「僕写真が上手くなくて、教えてもらいなさいって
 紹介されたのがエルスケンで。
 撮る姿勢がすごくて、猪突猛進。
 追っかけまわして、歩き回って探すっていう
 そのスタイルがすごいなっていう印象ですね」

肉食系カメラマンのエルスケン氏は、日本で浅草の三社祭や
代々木の学生運動の写真を撮っていました。
「”あいつの写真撮りたいから交渉してこい”って言われて、
 その学生運動しているこに近づいて、
 突然広角で近づけて撮ってて、すごいなって」

歌舞伎や相撲などの日本の伝統文化ではなく、
横断歩道の信号機など、外国人であるからこその視点で
日本の様々な場所を撮影していたとか。

今夜の選曲:QUIET SUN / JUN KAWABATA

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