2019年12月26日

最終的に科学は言葉である?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡先生のツイートされていた中で、
「最終的に科学は言葉である」という
言葉がありましたが、
これはどういうことなのでしょう?
福岡さん「科学と芸術って相反すると
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
科学も芸術も結局のところ、ゴールはこの世界が
どういう風に成り立っているのだとか、
生きているとはなんなのだとか、美しさとはなんなのかとか、
大きな問いを立ててそれに答えようとしているわけですよね。
芸術は、音楽とか絵とか彫刻とか、、、言葉を使わないことに
よって世界を表現しようという試みですよね。
科学の方はみんなに共通するわかりやすい言葉を使って、
世界の成り立ちを解き明かそうとしているので、
やはり科学の1番最後の出口は、分かりやすい言葉で
生命とは何かを問う、私の場合でいうと
「動的平衡」ということですね。」

今夜の選曲:BRIDGE OVER TROUBLED WATER / ARETHA FRANKLIN

来週も福岡伸一さんにお話を伺います!

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2019年12月25日

八丁味噌に注目! その美味しいさ、面白さとは?

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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今年1年、食べ物番組に出られていましたが、
面白い食材や発見などはありましたか?
福岡さん「ごはんジャパンというグルメ番組なんですが、
旬の食材を探し出してきて、それを調理し、
その旬の食材がなぜ旬なのか? という秘密を探る番組となっています。
旬というのは上旬下旬というように10日ぐらいなんですね。
ですから、本当にその食材が美味しいのは、
1年のうちの10日ぐらいしかないです。
なぜかと言うと、食材というのは生命活動に
よってもたらされたものなので、ちょうど産卵期前とか
植物が栄養をためている時とか、そういう時に
人間が食べちゃうという食物連鎖の真実があるんです。

最近面白いと思ったのは八丁味噌という味噌なんですが、
味噌ってわりと、大豆だけではなく、
米とか麦から作られいるんです。
で、八丁味噌は大豆から作られていて、
しかも酒を使っていた樽を使って、
そこに元々いた酵母とか乳酸菌を利用して、
非常に長い時間をかけて熟成させて旨み成分を増やす。
それから味噌って茶色ですが、着色しているのではなく、
アミノ酸と糖が結びついて起こる
アミノカルボニル反応という特別な反応でなるんです。
茶色になると美味しくなる食材って色々あると思うんですが、
あれ同じ原理が使われているんです。」

今夜の選曲:HOMEWARD BOUND / CHER

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2019年12月24日

今年のノーベル物理学賞に注目!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡さんが今年注目したノーベル賞は?
福岡さん「私が注目したのはノーベル物理学賞でして、
ノーベル物理学賞は何を取ったかというと、
太陽系以外の星に地球と同じような星があるんじゃないかと
昔からSFなどでは言われていたんですけど、
太陽のように自発的に光っている星が観測できますけど、
地球のような星は暗くて見えないので
誰にも発見できなかったんですけど、
そういった星が太陽の前を横切った時に
起こる影とか微小なものを観測することによって、
地球のような星があるかもしれない、つまり
宇宙人がこの世界のどこかにいるかもしれない
という扉を開いた、マイヨール先生とケロー先生に
ノーベル物理学賞が与えられたんです。」

今夜の選曲:THE 59TH STREET BRIDGE SONG(FEELIN' GROOVY) / HARPERS BIZARRE

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2019年12月23日

注目のダ・ヴィンチ本のお話から、ノーベル賞のお話など、 福岡さんが、2019年、気になったことを振り返ります!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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今年もあとわずかとなりましたが、
2019年の振り返り、
福岡さんが注目したことはなんでしょう? 
福岡さん「2019年というと、レオナルド ダ ヴィンチが
死んだ1519年から没後500年ということで、
人間の文化史の節目の年だなと思いました。
レオナルド ダ ヴィンチの没後500年を記念する
お祭りがヴィンチ村という彼の生まれ故郷の
博物館で、式典があったはずです。」

福岡さんには、レオナルド ダ ヴィンチが
どのように写っている?
福岡さん「今年、ウォルター・アイザックソンという
伝記作家がいまして、彼が上下2冊の
レオナルド・ダ・ヴィンチという大きな本を書きまして、
この本が私の今年の一押しなんです。
この本を読むと、ダ ヴィンチは万能の天才と
言われているんですが、実は悩み多き人生を送った
ということもわかって面白い本になっています。」

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2019年12月19日

12月23日から1月2日は

生物学者の福岡伸一さんをお迎えします。

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1959年東京生まれ。京都大学を卒業され、
米国ハーバード大学医学部博士研究員、
京都大学助教授などを経て
現在、青山学院大学教授・
米国ロックフェラー大学客員教授でいらっしゃいます。

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2019年12月19日

新著「チョンキンマンションのボスは知っている: アングラ経済の人類学」

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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今年発売された著書チョンキンマンションの
ボスは知っている:アングラ経済の人類学」、
こちらについて教えて頂けますか?
小川さん「これは2000年代の初頭に、
発展途上国を中心に零細な交易人たちが
中国を目指すというチャイニーズドリームが
旋風していたんです。アフリカもそのうちの一つで、
アフリカ諸国の商人たちも安くて高性能な
中国製品を仕入れに中国を目指していくんですね。
中国を目指して行った人たちの玄関口が香港で、
その香港の交易人とバックパッカーが集まるところが
重慶大厦というところなんです。私はその重慶大厦で
活動しているタンザニア人のブローカーたちと
交易人たちのインフォーマルな交易システムを調査していました。」

今夜の選曲:SOFT PARADE / VULFPECK

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2019年12月18日

価値観の違い? 嘘は、知恵の発露?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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タンザニアの現地の人って
結構嘘をつきますけど、
それについてどう考えですか?
小川さん「私自身は、嘘をつくことは
知恵の発露だと思っているんです。
嘘をつく=悪いことだという感覚が全くないんです。
昔、笑いの論文を昔書いたことがあるんですが、
日本の人たちって窮地に追い込まれると、
見苦しい言い訳をしたりですとか、逃亡したりですとか、
逆ギレしたりとか、不可思議な人間行動をとってしまう、
(普段は)立派な行動しているけど、
本当は怒りっぽいのかなとか、
弱い人なのかと思ってしまいがちなんですが、
彼らはそうは思わないんですね。窮地に置いて出てくるのは、
その人の本性や、素顔じゃなくて窮地は窮地なりの
いろんな切り抜けパターンがあると思うんです。
私たちは窮地に追い込まれた時に恥ずかしい
行動をしたくないと思うから、窮地が怖いと思いますけど、
なるほど、この人はこう切り抜けパターンがあるのか!
以上終わりみたいな。そう思うと、心が軽くなりますよね。」

今夜の選曲:LOST MY TREBLE LONG AGO / VULFPECK

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2019年12月17日

タンザニアのスラムでの生活ぶりは?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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タンザニアのスラムでの生活ぶりは?
小川さん「確かに生活は大変なのですが、
結構楽しんです。若い人たちばかりなんです。
私が当時暮らしいた、都市の人口って
30歳以下が8割、40歳以下が9割みたいな世界なんです。
そうすると長屋の寮って大学みたいな感じで、
何を話すかというと、好きな人の話や恋バナ、
仕事の話、スポーツの話、音楽の話みたいな
感じのことを、毎晩やっているんです。」

今夜の選曲:LOVE IS A BEAUTIFUL THING
/ VULFPECK FEAT.THEO KATZMAN/MONICA MARTIN

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2019年12月16日

タンザニアの商人の仕事と生活を調査、その活動とは?

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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小川さんは長年、タンザニアで、
マチンガという行商人の生活と
仕事の調査をされてきています。
足掛け何年になるのでしょう?
小川さん「最初にタンザニアに行ったのが2000年度なので、
もう19年くらいになります。もともと経済活動に興味が
あったんです。あとはゴミゴミしたところが好きで、
農村とかよりも都会の方がドキドキするという理由ですね。
そんなに深い意味はないんですけど。
(現地では古着を売っていた?) 
そうですね。初め指導教員には木工職人の徒弟制度に
ついて調査をしますと言っていたんです。
ただ、あまりうまくいかないこともあって、
路上商人の方が華やかに見えて、
あっちにしようってなったんです。」

今夜の選曲:LOST MY TREBLE LONG AGO / VULFPECK

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2019年12月12日

12月16日から12月19日は

文化人類学者の小川さやかさんをお迎えします。

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1978年愛知県生まれ。日本学術振興会特別研究員、
国立民族学博物館研究戦略センターを経て、
現在、立命館大学大学院教授。  
専門は、文化人類学とアフリカ研究。
著書『都市を生きぬくための狡知』で、   
2011年サントリー学芸賞を受賞されていらっしゃいます。

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