2025年10月28日
ADHDと向き合い、アートを「コミュニケーション」に変える
今週のゲストは葉っぱ切り絵アーティストのリトさんです。
リトさんは、ご自身のADHD(注意欠陥多動性障害)について、大人になってから診断を受けたそう。
会社員時代には「不注意や物忘れが多い」と注意されることが多く、
周りの人と比べて「できないところがある」と悩み、ご自身を責めていた時期があったといいます。
「お寿司屋さんって四方八方から次〇〇、ってお客さんからオーダーを受けるんですけど、
僕は一つのことにガーッて入り込んじゃうんですよ集中して。」
多くの情報に同時にアンテナを張ることが難しく、一つのことに集中しすぎてしまう特性が、仕事の現場でつまずく原因となっていたそうです。
しかし携帯で調べてみたら、同じように困っている人が発達障害ではないかと指摘されているのを見つけ、
病院で診断を受けたことで「自分の努力不足ではない、生まれつきの脳の特性だったらしょうがない」と、肩の荷が下りたといいます。
現在、リトさんはこの特性を葉っぱ切り絵という「高い集中力を活かせる場所」で昇華させています。
そして、リトさんの作品作りを支えているのは「見てくれる人が楽しめないと意味がない。」という明確な動機。
「僕はもう基本的にはもう作品を皆さんに見ていただいて、その感想をもらって
そこからまたさらにインスピレーションを広げて次の作品に生かしていくっていう感じなんですよね。」




