2022年08月01日

念願の『幼魚水族館』がオープン!

今週は、岸壁幼魚採集家の
鈴木香里武さんをお迎えしています。

220801_karibu_1.jpg

香里武さんは、1992 年 東京生まれ。
学習院大学大学院 人文科学研究科の修了し、
現在は北里大学大学院 海洋生命科学研究科博士後期課程に在学し、
稚魚の生活史を研究されています。
「岸壁幼魚採集家」としてテレビ出演や執筆活動など多岐にわたり活躍中。
当番組には、2020年3月以来のご出演です。

香里武「魚は、卵から生まれると『仔魚(しぎょ)』になります。
    まだ、泳ぐ力はありません。
    ちょっと成長して『稚魚』になると、
    人間でいうとハイハイする赤ちゃんくらいでそこまで遊泳力はありません。
    そこからヒレが発達し、小学生みたいに動き出した頃を
    僕は『幼魚』と呼んでいます。子孫を残す体にはなっていません。」

そしてついに香里武さんが館長を務める、
世界唯一の幼魚水族館が、今年7月、静岡県清水町にオープンしました!
【幼魚水族館】

小黒「これは、香里武さんが小さい頃からの夢だったんですか?」

香里武「まさにそうです。僕の1番の夢が『水族館を作ること』だったんです。
    しかも、愛してやまない幼魚を主役にした水族館というのが、念願でした。
    叶って、今感無量です。」

小黒「水族館ですから、お金もかかったと思いますけど...」

香里武「そうです。実現してくださったのは、僕の師匠で、
    海の手配師と呼ばれている、石垣幸二さんなんです。
    この方、20年来の師匠で、僕が幼魚だった頃から見てきて下さった方で
    ”そんなに言うなら、頭の中を具現化してみよう”と言って下さって...
    ありがたいことです。」

今夜の選曲:SAIL AWAY / BRIAN WILSON AND VAN DYKE PARKS

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月28日

扇子の骨を活用したルームフレグランス『かざ』とは?

大西常商店の4代目、大西里枝さんをお迎えしています。

IMG_7086.JPG

※リモートでのご出演です。

大西さんは「大西常商店」4代目若女将として、        
京扇子の伝統を守りつつ、新しい取り組みも
されています。それが扇の特性を活かした
ルームフレグランス『かざ』の販売です。
IMG_7087.JPG
ルームフレグランス『かざ』

大西「扇子の骨は竹で出来ているんですが、
毛細管現象と言って、水や油を吸収して、
それを長く保てるという特徴があるんです。
竹に香料を1秒程度潜らせて、一年くらい
匂いが香ってくるようになるので、それを
商品にしています。
清水焼の器の中に香料を入れて、
その中に唐草模様の透かしを入れた
扇子の骨が入っていまして、そこから
匂いが香るようになっています。
匂いの種類には八重桜、檜、白山の
三つを用意していまして、和の要素を
感じられるようにしました。」

小黒「この商品を作るにあたって、
先代であるお父様の反応はいかが
でしたか?」

大西「そもそも、フレグランスの
存在を知らなかったので、何をする
ものなのか分からないという反応でした。
私自身、迷惑をかけたくなかったので、
前職の退職金を開発に全て突っ込んで
始めました。 
『かざ』という名前も京都ではもう
おばあちゃんしか使わない言葉で、
香りを意味する言葉を名づけました。」

▼大西常商店HPはこちら
https://www.ohnishitune.com

今夜の選曲… IT'S MAGIC / JANE HALL

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月26日

扇子の歴史と出来上がるまで…

大西常商店の4代目、大西里枝さんをお迎えしています。

IMG_7086.JPG

※リモートでのご出演です。

「大西常商店」で扱っている扇子の種類は、
約500品ほど。夏に扇ぐ用の扇子や、
日本舞踊で使う舞扇子、お葬式で使う
喪服扇子など、様々な種類があります。
一つ一つ手作りで作られています…!
87の工程を経て、一つの扇子が
出来上がるまで1ヶ月ほどかかるそうです。
IMG_7088.JPG
大西常商店で販売されている扇子

大西「昔は茶道、日本舞踊など
伝統芸能の稽古で使われていたので、
需要は年中あったのですが、今は夏に
向けて作るようになっています。
冬くらいに、どんな扇子を作るのか
企画を立てていき、そこから作って
いきます。」

小黒「扇子の絵柄っていうのは、
どのくらいの種類があるんですか?」

大西「厳密に何個とは言えないんですが、
夏の扇子はほとんどが秋の絵柄になっています。
というのも、夏の暑い時に使うので
少し涼しさの要素もあった方がいいんですよ。
季節を先取りするような展開になっています。」

▼大西常商店HPはこちら
https://www.ohnishitune.com

今夜の選曲… PEOPLE WILL SAY WE'RE IN LOVE / JANE HALL

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月25日

京扇子の老舗、伝統の継承と新たな取り組みとは?

大西常商店の4代目、大西里枝さんをお迎えしています。

IMG_7086.JPG

※リモートでのご出演です。

大西さんは、1990年京都市生まれ。
立命館大学卒業後、大手通信会社を経て、
2016年に家業の京扇子の製造卸
「大西常商店」に入社。
現在、4代目若女将として、伝統を
守りながら、新しい取り組みにも
挑戦されていらっしゃいます。

大西常商店は、着物屋さんとオフィスが
立ち並ぶ京都らしい立地にあります。
大学卒業後、家業をそのまま継ぐのでは
なく、一度大手の通信会社に入社された
大西さん。

大西「一人っ子だったので家業を継ぐ
というのは薄々は考えていたんですけど、
最初から扇子屋に入るというより、
大きい会社に入って勉強がしたかったんです。
大きな会社で当たり前のことって、
中小企業になるとそうではないので、
そのやり方を無理のない形で取り入れる
というのは勉強になりました。
元々、扇子づくりの知識は全くなくて、
職人さんに聴きながら、一から教えて
いただいて、手探りでやってきた形に
なります。」

▼大西常商店HPはこちら
https://www.ohnishitune.com

今夜の選曲… WITH A SONG IN MY HEART / JANE HALL

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月21日

園児と田植えで食育を…

元ラクビ―日本代表で、スポーツキャスターの、
大畑大介さんをお迎えしています。

IMG_3184.JPG

大畑大介商店では、子供たちへの
食育活動も行われています。
熊本県玉名市で米を生産している農家と
繋がったことがきっかけで、その田んぼの
目の前の保育園の園児に田植えの
体験をしてもらうといったもの。
園児たちが田植えをした稲を収穫し、
ご飯を炊いて一緒に食べた経験から、
子供たちへの食育だけでなく、
大畑さん自身の食育にもなったといいます。

大畑「僕自身がやりたいことを通して
いろんなことに繋がっていると思うので
こうした活動は続けていきたいなと
思っています。」

大畑さんが運営する通販サイト、大畑大介商店HPはこちら
https://ohatashouten.base.shop

今夜の選曲…NO MATTER WHAT YOU DO / ECHO IN THE CANYON FEAT.JAKOB DYLAN

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月20日

産地直送・大畑大介商店とは?

元ラクビ―日本代表で、スポーツキャスターの、
大畑大介さんをお迎えしています。

220718-LOHAS2.jpg

大畑さんは、全国の産直食材を扱う通販サイト
大畑大介商店」を運営されています。
海外遠征の時に食べて調子を整えていたほど、
子供の頃からの大好物であるじゃがいも。
コロナ禍で北海道の困窮していた北海道の
じゃがいも農家との交流から、自分の名前を
使いオンラインでのお店を開設。
その後も、他の地域で出荷先の無くなった
生産者の方との繋がりが広がっているといいます。

大門「関西の番組で生産者の方の所に
行かせてもらっていて、一番思っていたのが
どうしても流通の過程で栄養価が下がったり、
熟して見えるように早めに収穫する……
ということもあったんです。生産者が思う、
一番美味しい食べ頃のタイミングで消費者に
届くのが一番大事だと思って、産直という
形でやらせてもらっています。」

ECサイト、大畑大介商店の2周年記念で
発売されたのが『お米の缶詰
8年間の常温保存が可能、水または
お湯を注ぐだけで食べられるということで、
防災時の食品としても活用できます。

大畑さんが運営する通販サイト、大畑大介商店HPはこちら
https://ohatashouten.base.shop

今夜の選曲…IN MY ROOM / ECHO IN THE CANYON FEAT.JAKOB DYLAN

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月19日

リーグワン開幕と今後の課題

元ラクビ―日本代表で、スポーツキャスターの、
大畑大介さんをお迎えしています。

220718-LOHAS2.jpg

2019年のラグビーワールドカップでの
躍進を経て、今年の1月には新リーグ
『ジャパンラグビー リーグワン』が開幕しました。

大畑「ディビジョン1から3まで分かれて
まして、全部で24チームあります。
今まではリーグ、そして企業スポーツという
面が大きかったのですが、そこから一個
飛び出して、各チームがそれぞれ運営を
していく形をとっています。」


220718-LOHAS3.jpg

大畑「まだまだ未発展な点もありますが、まずは
第一段階には立ったな、と……
ただ、昨今のコロナ禍で中々思い切った
動きはできませんでした。
そのため、ワールドカップが終わってからの
トップリーグの集客と比べると、
あまり伸びなかったという結果はあります。
来年、ラグビーワールドカップがあるという
中で、選手たちのモチベーションはものすごく
高いです。私のようなラグビーに外から
携わる人間が少しでも選手たちに
最高の環境を作れることが大事だと
思っています。」

大畑さんが運営する通販サイト、大畑大介商店HPはこちら
https://ohatashouten.base.shop

今夜の選曲… Go Where You Wanna Go / Jakob Dylan & Jade Castrinos

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月18日

ラグビーは多様性

元ラクビ―日本代表で、スポーツキャスターの、
大畑大介さんをお迎えしています。

220718-LOHAS1b.jpg

大畑さんは1975年大阪市生まれ。
98年神戸製鋼に入社し、日本のトライゲッター、
エースとして、また日本代表キャプテンを務めるなど
日本のラグビー界を牽引され、2011年現役引退。
現在はラグビーの普及活動に努める一方、
テレビやラジオなど多岐にわたり活躍されています。

大畑さんがもつ、代表試合69トライという世界記録。
この記録はまだ破られていません。

大畑「この世界記録は当時の記録に近づいていくと、
周りの選手が『一緒に記録作ろう』と皆で
盛り上がってくれていたんです。
ラグビーって、1人の数字を自分が作り上げる
というよりも、みんなでプレイをつなげて、
一緒に記録を作り上げていったという認識でした。」

大畑さんはラグビーの魅力に、多様性と答えています。

大畑「比較的皆さんから、明るいとか社交的な
イメージを持たれていると思うんですが、
子供の頃はそんなことなかったんですよ。
自分の中で、自分を表現するのがとても
苦手な子だったんです。
友達欲しくても、うまく作れなくて
どうしたら自分に興味を持ってもらえる
だろうか、と考えたときにみんなが
やってないものをやって、すごいと
思わせられたらいいなと思って。
足の速さを活かしてラグビーを
始めたときに、自分に役割を与えて
もらえた…歪な人間でもチームにとって
役割を与えて貰えればそれが活きてくる
というのをラグビーに教えてもらえて。
そういう意味で多様性を感じたんですよね。」

大畑さんが運営する通販サイト、大畑大介商店HPはこちら
https://ohatashouten.base.shop

今夜の選曲… She / Jakob Dylan & Josh Homme

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月14日

新たな建材CLTを使った小屋「木庵」とは?

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。
IMG_0149.jpg
※リモートでの収録です。

小黒「植田板金店と隈研吾さんの
コラボレーション第2弾 CLT小屋プロジェクト
「木庵」の完成発表会が先日
国立競技場でありましたが、素晴らしかったですね! 」

植田「ありがとうございます(笑)
隈研吾さんの建築の中で日本最大なのが国立競技場。
ここでやりたいなぁと思ったのが、
今回発表した「木庵」というのが4.5畳なので、
国内最大(の作品)と最小(の作品)のシュールな感じが
インパクトあるんじゃないかと思い、
国立競技場でやらせていただきました。」


小黒「CLT小屋プロジェクトの“CLT”というのは?」

植田「CLTというのは、10年以上前に
ヨーロッパでできた建材なのですが、
(今では)日本でもCLTの工場があります。
今までの建材は、集成材という木、
縦方向に2.3cmの木を繋いで強度を出すというやり方なのですが、
CLTというのは縦横縦横と貼り付けるんですね。
なので、非常に強度がある。ヨーロッパでは
CLTだけで20階建ての建物が
建てられているぐらい頑丈という言われています。」

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年07月13日

建築家・隈研吾さんとのコラボレーション

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。

IMG_0149.jpg
※リモートでの収録です。

小黒「植田板金と隈研吾さんがコラボレーションした、
『小屋のワ』は2018年にグッドデザイン賞を受賞。
こちらをご紹介いただけますか?」

植田「『小屋のワ』はもともとは木造、
ツーバイフォーという構造なのですが、
それを基本に隈研吾さんに小屋を作って
欲しいと依頼させていただきました。
今までは大きな窓をつけていない
小屋が弊社では多かったのですが、
今回は、広い壁面を全面窓、
でも地震に強い構造のものを作ってもらいました。
全て金属、板金で仕上げていまして、
壁の金属に至っては、特徴的な模様が施されています。
アートのような感じの小屋に仕上げています。」

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー

カテゴリー