2023年01月10日

妊婦に向けたトリートメントとセラピーとは?

endear spa treatment salonのセラピスト、
中牟田有紀さんをお迎えしています。
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中牟田さんは、1985年生まれ。
国際ライセンスの資格を取得後、トップセラピストとして、
5つ星ホテルでの活動を経て、
2021年「endear spa treatment salon」の、
オープニングスタッフとして立ち上げから携わり、
セラピストとして活動中です。

こちらのサロンは主に、産前産後の女性や
女性ホルモンのバランスを乱している女性を
応援するというコンセプトのもと1日3名限定で
施術を行うサロンになっています。

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小黒「1人のお客さんにどのくらいの時間を
かけて対応されるんですか?」
中牟田「一番人気のコースが、2時間のトリート
メントを受けていただく形になっているのですが、
前後にカウンセリングの時間などを設けています。
なので、3時間ほど滞在される形になります。
やっぱり妊婦さんって、産前産後でホルモンバランスが
すごく変わるんです。植物のアロマを使って
ホルモンバランスの変化によるところを
癒していきたい、という思いがありました。」

そして、endear spa treatment salon
では、使っているオイルにも特徴が…。
今回はスタジオにお持ちいただきました。

中牟田「今、endear spa treatment salonでは
2種類のオイルを展開しています。
1つは生理前に使っていただいて女性ホルモンの
バランスを整えるオイル。
もう1つは、ピンク色のものは生理後に使って
いただきたい月のリズムに合わせたオイルです。
元々、アロマの教室を開いていたオーナーが、
自身の出産の時の経験を元に作りました。
メリッサ、べチパー、フランキンセンスなど、
ホルモンバランスを整えたり、リラックスの
効能がある精油をブレンドしています。」

こちらのオイルは全身に使用が可能!
髪の毛のセットや、運転時のリフレッシュなど
持ち運んで使える“お守りのような”オイルに
なっています。

▼endear spa treatment salon HPはこちら
https://endearspa.com

今夜の選曲…Alison/Everything But The Girl

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2023年01月05日

2023年の年始『今、読むべき1冊』とは?

当番組で年末年始恒例となっている、
生物学者の福岡伸一さんの
『今、読むべき1冊』を紹介して頂きました。

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2023年の推薦書は…
『我々はどこから来て、今どこにいるのか?
アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか [上巻・下巻]』

著:エマニュエル・トッド(歴史学者)

福岡「アメリカでも、白人の人口比率が半分を切りそうになっていて
   ラテン系や黒人系、アジア系が増えています。
   その危機感から、トランプのような存在が現れてきました。
   アングロサクソンが、一時は世界を制覇しましたが、
   徐々に退潮しつつあると。何故か西洋主導の文明が広がったのか、
   というのを、エマニュエル・トッドさんが、
   人口動態や家族形態、識字率などから、読み解いてる、という本です」

小黒「この方は、どういう方なんですか?」

福岡「人口論の研究をされていて、大きくいうと歴史学者でもあります。
   何年かに1度、こういう文明論の本が出てくるわけでして
   今回は、彼の本が注目されつつある、と。」

もう1冊として、今年2月に新書化される、
福岡さんご自身の著書『動的平衡3』もご紹介いただきました。


今夜の選曲:LOST THEME / 坂本龍一

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2023年01月04日

2025年大阪・関西万博のパビリオンをプロデュース。

生物学者の福岡伸一さんは、
2025年大阪・関西万博にて、1つのパビリオンを担当されます。

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福岡「テーマ館の1つ、命・動的平衡館、というパビリオンの
   プロデューサーを任されています。
   このパビリオンでは、”我々の命は、流れの中にあり、
   環境から絶えずさまざまなものが流れ込み、
   一瞬自分の生命を形作りますが、それが流れていき
   また他の生命に手渡される”…そんな動的平衡の流れを
   体験していただける、『生命絵巻』をみなさんに知って頂き
   生きていることはどういうことなのか?
   いばるな、人間!というのを改めて思い出して欲しいな、と。
   私は もともと、虫を追いかけたり、蝶々を展翅したりする
   オタク少年だったので…そんな生徒会長みたいな仕事は
   苦手だったんですが。成り行きで引き受けてしまい。
   今、大変苦労しています(笑)」

小黒「そのパビリオンは、完全デジタルですか?」

福岡「それが難しいところで、たくさんのパビリオンが出来て
   大半がCGやデジタル、ARなど、視覚体験で構成しようと
   されているんですね。私はどちらかというと、
   アナログ的に見せたい、とは思っていますが、
   動的平衡の流れは、粒子の領主的な流れなので、
   そう簡単にアナログできない、という悩みがあります。」

プロジェクションマッピングもありながら、
LEDライトを使用したドローンショーなどで空間をアナログ的に使用し
床・空間・天井がシームレスに繋がるようなプランを現在模索中だとか!
大阪・関西万博は、2025年に開催予定。期待が高まります。


今夜の選曲:HAPPYEND / 坂本龍一

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2023年01月03日

世界のフェルメールファン歓喜!史上最大の『フェルメール展』開催。

2023年は、生物学者の福岡伸一さんにとって
とても重要な年なのだとか!その理由について伺いました。

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福岡「世界で続く分断…それを繋ぐのは、科学と芸術だと思っています。
   その芸術の分野で、2023年2月から、史上最大の『フェルメール展』が
   オランダのアムステルダムで開催されます。
   世界に37作品しかないと言われている中、28点が結集するという
   空前絶後のフェルメール展が開催と…ワクワクドキドキしています。」

ヨハネス・フェルメールは、
『真珠の耳飾りの少女』や『牛乳を注ぐ女』などの作品が有名な
17世紀 バロック期を代表する画家の1人です。

福岡伸一さんは、生粋の ”フェルメール オタク”!
今から10年ほど前には、全37枚のフェルメール作品を
デジタルで、原色・原寸大のリクリエイトをした美術展を開催されました。
そんな中、『真珠の耳飾りの少女』を保有する、
オランダ・マウリッツハイス美術館から福岡さんの元へ連絡が…。

福岡「私は最初、怒られると思ったんですけど(笑)
   そうではなく、『フェルメールオタク代表として、
   当館リニューアルオープンのプロモーションビデオに出演して欲しい』と
   そういうオファーで、出演いたしました。
   ですから、私は”フェルメール オタク”として、
   本家本元からお墨付きをいただいた、というわけなんです(笑)」

世界中のフェルメールファンが、オランダに足を運ぶことになる、
37作品中、28点が集結する、史上最大の『フェルメール展』。
その展示に関して、福岡先生がある事を企んでいるとのこと…!

福岡「アムステルダムに行ったあとは、きっと
   フェルメールの故郷:デルフトも見ていこうと思うはずです。
   デルフトには、1枚も作品がありませんが、フェルメールを知ることができる、
   フェルメールセンターという施設があります。
   その素晴らしい施設の地下のギャラリーをお借りしまして、
   我々が持っている、リクリエイトのフェルメール作品37枚すべてを
   一堂に並べて、もう一度フェルメールを追体験できると!
   そういうプランを考えておりますので、アムステルダムにいかれた方は
   ぜひ、デルフトにも足を運んでください!」

小黒「ま、でも、今回は怒られるかもしれないね(笑)」

福岡「あはは(笑)」


今夜の選曲:THOUSAND KNIVES / 坂本龍一

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2023年01月02日

長引く新型コロナウイルスでの混乱。終息は…

2023年最初のゲストは、生物学者の福岡伸一さんです。

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福岡さんは、京都大学を卒業後、米国ハーバード大学医学部博士研究員、
京都大学助教授などを経て、現在は、青山学院大学教授、
米国ロックフェラー大学 客員研究者でいらっしゃいます。

昨年も新型コロナウイルスの影響を受け、
日本のみならず世界は引き続き混乱していました。
現在、アメリカなどの海外では
コロナ禍は終息を感じる程度の生活に戻っています。

福岡「最初は、未知のエイリアンが攻め込んできたと、
   我々は、ある種のパニックに陥りましたが、
   ウイルスは自走能力も攻め込む力もないですから
   昔からそこにいて、少しずつ変異を繰り返しながら他の生命体と
   共存してきたので、完全に排除することは出来ず、
   ウイルスと共存していかなければいけません。
   段々と”心理的な免疫”も出来てきました。
   そういう意味で、ウイルスと人間との間に動的平衡が形成されて、
   やがて新型コロナも季節性の感染症になっていく、と思っています。」

福岡さんも、アメリカ滞在中に新型コロナウイルスに感染されていました。
3回目ワクチン後だったため、重症化することはなかったそうで
1週間ほど、微熱・咳などの症状を経験されたとのこと。

今夜の選曲:TIBETAN DANCE / 坂本龍一

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年12月29日

お正月に1番大切にして欲しい事は『家族で幸せに過ごすこと』

2022年最後のゲストは、株式会社紀文食品 商品開発室の 堀内慎也さん。

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小黒「かまぼこって切り方で味が違う感じがするんですけど、
   これも紀文で調査とかしてますか?」

堀内「紀文で調査というよりは、かまぼこ協会の統一見解として…」

小黒「かまぼこ協会の統一見解?!」

堀内「はい。12mmで切って欲しいということです。
   一般的に見ると、少し厚めかと思いますけど、
   魚の旨味、しなやかさ、弾力が1番感じられるそうです。」

株式会社紀文食品では、
SNS映えや食卓での子供を意識し、かまぼこの飾り切りを紹介されています。

家族で楽しむ飾り切り&デコ - 紀文食品

練り物である『かまぼこ: 日の出に似ているため縁起物』
『伊達巻:大事な書面をイメージし知力向上』などの
意味、願いがこもっています。

堀内「お節料理というのは、年神様へのお供物です。
   本音を言えば、もっと練り物を食べて欲しいというのもありますけど(笑)
   1番大事なのは、 ”家族で一年幸せに過ごすこと" なんです。
   年明け最初の家族の思い出作りが、お正月だと思いますので、
   その時間を大事にしてほしい、と思っています。」

本日で、2022年最後の放送となりました。
本年も当番組にお付き合い頂き ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

今夜の選曲:MIHYN / 高木正勝

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク

2022年12月28日

地域によって異なる、お雑煮の餅や具材。

株式会社紀文食品 商品開発室の 堀内慎也さんに、
お節料理の関するお話を引き続き伺っています。

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株式会社紀文食品の実施している
”お節料理やお正月に関する全国区調査" によれば、
お節料理の中で人気があるのは、1位かまぼこ、2位黒豆、3位お雑煮。

小黒「雑煮の餅も、角餅と丸餅ってありますよね。」

堀内「一般的には、三重県や岐阜県あたりを境に
   東日本が角餅、西日本は丸餅と言われていますよね。
   もともとは、全国丸餅でした。
   それが、江戸時代に人口増加によって、
   丸める時間がもったいないと、平たくしてカットしたのが
   角餅の始まりと言われています。」

さらに、汁も清汁や白味噌、具材も野菜や肉、海鮮など、
地域によって、お雑煮はさまざま異なっています。

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糖質制限などの健康志向が広がる中、株式会社紀文食品では、
塩分50%オフシリーズ、糖質50%オフシリーズを開発!

開発当初は、”正月でもわざわざこちらを選ぶかどうか”
という不安を感じ堀内さんは、糖質制限をされている方々が集う場に
試作品を持っていったのだそう。

堀内「その時に言われたのが、
   『私は目の前の食材と調味料を見れば、
    どれだけ使えば美味しい料理が作れるかはわかりますが、
    自分では作れない、かまぼこなどの商品を販売してくださると
    すごくありがたい』って。その言葉が刺さって、
    売れるか分からないけど発売しよう、と決めました。
    おかげさまで、今では定番商品として定着しています。」

今夜の選曲:SPRING / 高木正勝

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2022年12月27日

お節料理は、作る派?買う派?

株式会社紀文食品 商品開発室の 堀内慎也さんは、
お正月文化やお節料理の継承に尽力されています。

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株式会社紀文食品では、2010年から役7000人の方を対象に
毎年 ”お節料理やお正月に関する全国区調査" をされています。
首都圏660名ほどを対象にしたものは、もっと前から開始されており、
記録に残っていない調査は、40年ほど前からされている、とのこと。

小黒「今年も調査されたみたいですけど、
   どんな結果が出て、どんなことが見えてきましたか?」

堀内「今年も前年も、一番大きいのはコロナ禍の影響です。
   お正月は、家族が集まるめでたい日なんですけど、
   どうしても集えないという方もいらっしゃいます。
   1年に1度、子供や孫に会えるのを楽しみにしていた方々は
   寂しい思いをされていましたし、
   帰省する方々で、お節作りに挑戦した家庭もありました。」

調査の中で、お節を食べるという方は、およそ8割弱。
さらに、お節料理を作る方は 5割、
お重箱に詰められたものを購入して食べる方は 2割という結果。

小黒「お節料理を手作りする人ってもっと少ないかと思いました。」

堀内「いらっしゃいますね。
   お重箱に詰めセットを買われる方の中にも、
   それに追加で手作りする方もいらっしゃいますので、
   買うだけの方は、まだ少ないかと思います。」

小黒「お重箱自体を持っている方も少ない気がしますが…」

堀内「保有率は、5割前後で、少し下がっています。
   もう一方で、お重箱に詰めたいという憧れは
   みなさん結構保たれています。
   ハードルが高いと思われていますが、実際にやっていただければ、
   そうでもないと感じていただけるかと思います。」

今夜の選曲:FROUSFRE / 高木正勝

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2022年12月26日

お節料理がお重箱に入っている理由とは?

今週は、株式会社紀文食品 商品開発室の 堀内慎也 さんをお迎えしています。

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堀内さんは、千葉県出身。専修大学卒業後に、
株式会社紀文食品に入社。商品開発などに携わり、
お正月文化やお節料理の継承に尽力されています。

1938年(昭和13年)創業の株式会社紀文食品は、
今年で85年目を迎えています。
創業当初は、米を取り扱う店舗としてスタートし、
その後に果物店、海産物の卸売り、を経て
昭和22年に魚肉練り製品の製造を始めています。

小黒「そもそも、練り製品の原料ってどんな魚なんですか?」

堀内「練り製品使用するのは、主に白身魚でして
   スケソウダラ、タイ、イシモチ、グチなどですね。
   それを遠洋の船で獲って、船の上で
   すり身に加工したものが良いものと言われています。」

小黒「今聞くと、高級な魚ばっかりですね?!」

堀内「ありがとうございます、良いお魚を使っています!」

年末に差し掛かり、お正月が近づいています。
お正月に欠かせないのは、お節料理です。

お節料理は、年神様を我が家に迎え、
1年の幸せを祈るためのお供物なのだそう。

堀内「1番のご馳走をお供えして、それをおろして家族で食べる、
   ということで、五穀豊穣などが込められた行事です。
   一般的には、年が明けたらお供えからおろして頂きますが
   一部地域では、大晦日にいただく風習もあります。
   これは、新暦、旧暦で年明けのタイミングが違うからです。」

小黒「お重箱に入っているのも、意味があるんでしょうか?

堀内「お重箱に入れて重ねるということは、
   『福を重ねる』という意味があります。」

今夜の選曲:FAUSEL / 高木正勝

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2022年12月22日

忙しい時にこそしたい!『自分を褒める』

精神科医として勤務されながら、音楽活動や執筆をされている、
星野概念さんをお迎えしました。

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これから迎える年末年始。
忙しくなり、心の余裕を無くしてしまう人も…
そんなときは、どう対処していくべきか、星野さんに伺いました。

星野「具体的な方法というよりも…忙しい時って
   頭の中ぐちゃぐちゃで、実はもう頑張っていると思うんですよね。
   いっぱいいっぱいになりながら、その時期を越えようと
   『自分は頑張っていて、えらい!』って自分に言ってあげられると、
   少しだけ余裕が取り戻せるかな、と思います。
   本当に忙しいと自分バカバカってなりがちですけど、
   結構偉いぞって自分に言うのは難しいけど、効果あるかと思います。」

小黒「寝る前と、起きた時、いつ自分をほめればいいですか?」

星野「僕は、朝起きた時がフィットしますけど
   どんなタイミングでも良いと思います。
   移動中でも、自分も喜ぶんじゃないかなと思います。」

新型コロナウイルスの蔓延で、さまざまな変化が訪れているここ数年。
そんな変化に揺さぶられないように、来年2023年も
”地に足つけて過ごしたい”と、星野さん。

さらに、歌いたい人が集まるコーラスグループのような団体を
いつかつくりたい、と考えているとのこと。

4日に渡り、お話ありがとうございました!


今夜の選曲:UM FILME
      / FRACTAL LIMIT, VARDAN OVSEPIAN & TATIANA PARRA

staff| 21:00 | カテゴリー:ゲストトーク


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