2010年12月08日

オークションを楽しもう!

株式会社AGホールディングズ代表取締役の柴山哲治さんは、1994年から2005年まで世界最古の競売会社サザビーズ・ジャパンの社長をされていました。

日本人はオークションに慣れていない方が多いので、最初はパドルを上げる手が震えたりタイミングを逃したり…なかなか上手く行かないようです。ところが2〜3回目から見違えるようにパドルを上げるようになるそうです!
柴山さん曰く、予算を決めてそこまでパドルを上げればいい!とのこと。たとえば10万円まで出してもいいなぁという作品だったらパドルを上げ続け、場合によっては思っていたよりも安く買えることも…。

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<三菱商事アート・ゲート・プログラム>ではオークション開始の30分前は、アーティストとお客さんが懇談する場。シャンパンも用意してあって、和やかな雰囲気の中でお話しされるそうです。

今夜の選曲: SWEETER THAN THE DAY BEFORE / THE VALENTINOS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年12月07日

アートゲートプログラムとは?

若手アーティストの育成とキャリア支援ということで、株式会社AGホールディングズでは<三菱商事アート・ゲート・プログラム>を企画運営しています。代表取締役の柴山哲治さんに詳しく説明をしていただきました。

「無名アーティストの卵を支援する活動で、毎年200点を公募によって入選作品を選び買い取ります。一律10万円。最初は三菱商事社内で展示し、その後、表参道ジャイルのギャラリーで10日間展示。三菱商事に戻ってきて、一般の方に1万円からオークション開始。若手芸術家の市場デビューを支援し、一般の方にアートオークションを楽しんでもらうというプログラムです。」
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オークションの収益金は全額、美術系学生や若手アーティストの奨学金に寄付されるそうです。

次の開催は今週末!12月10日(金)、11日(土)。
アナタもアーティストの卵を発掘してみませんか?


今夜の選曲: TOM CAT / MUDDY WATERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年12月06日

日本企業の、文化や芸術支援の現状

株式会社AGホールディングズ代表取締役の柴山哲治さんは「日本における企業の文化・芸術への支援は、欧米に比べてまだまだ遅れている」とおっしゃっています。でも歴史的に見て、戦後、経済が復興すれば文化の復興の時代、これからだとのこと。

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「メディチ家がダヴィンチを支援していた」という歴史は有名ですが、メディチ家はもともと金融。ルネサンスから中世に渡って繁栄していました。フィレンツェには「ウフィツィ美術館」がありますが、このウフィツィはイタリア語で書くと Ufficioで、英語の Offices !14世紀、オフィスにアートを飾っていたのが、そのまま美術館になったそうです。まさにビジネスとアート、アートが生活の一部だったわけです。

今夜の選曲: WANG DANG DOODLE / KO KO TAYLOR

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年12月03日

12月6日から12月10日のゲストは

株式会社AGホールディングズ代表取締役の柴山哲治(しばやま・てつじ)さんです。
若手アーティストの育成とキャリア支援、産業としての芸術など、たっぷりとお伺いします。

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■■プロフィール■■
東京都出身。一橋大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。
ロックフェラー家投資会社、サザビーズ・ジャパン社長を経て、2006年にAGホールディングズを設立され、文化・芸術を中心とした企業のCSRコンサルティングや若手芸術家の育成事業に、ご尽力されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年12月03日

将棋の教育的意義

私立暁星小学校教諭の安次嶺隆幸さん。日本将棋連盟の学校教育アドバイザーでもあります。学校教育アドバイザー…実は日本でただ一人だけ。

安次嶺さん曰く「たまたま将棋の教育的意義を個人で研究していただけで、将棋をやっている人は薄々、その教育的意義を実感しているのでは?」。安次嶺さんは、たまたま教員をしていたので、教育界と将棋界とのパイプ役をしているとおっしゃっています。全国には肩書きが無くても、将棋を子供に教えたり頑張っている方がたくさんいます。その方たちの指針になるような活動を目指しているそうです。

「将来は女性や子どもたち、もちろん大人にも、将棋をやってみて面白い!と思ってほしい」
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今夜の選曲: SITTING IN THE PARK / BILLY STEWART

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2010年12月02日

世界的に見る将棋

私立暁星小学校教諭、そして日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんをお迎えして4日目。
将棋は海外でも人気なんだそうです!将棋に似た競技でいうと、海外ではチェスなどがありますが、日本将棋だけが再利用できます。これは無駄を省く、すべての駒を仲間として使う…など、日本人の精神を表しているとも。

将棋は、試合をたった二人で行って、負けを認めて、二人だけで完結します。自己責任の世界…これもとても日本的ですね。

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今夜の選曲: 300 POUNDS OF JOY / HOWLIN' WOLF

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年12月01日

プロ棋士の奥深い世界

私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんに、プロ棋士の世界をお伺いしました。大きなタイトル戦は2日間に分けて行うそう、それでも1日中対戦をしているんですって。でも、試合の後には、何時間もかけて感想戦を行います。まるで第三者のように、あの一手がよかったなどと反省会を開くんだそう。
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スタジオに駒を持ってきてくださいました!これはツゲの駒。実は羽生善治名人の駒。よーく見ると、銀の裏だけがすり減っています。固い駒なのに、すり減るほど練習をしている証なんですね。プロ棋士の世界には、対局以外にも陰の努力がある、笑顔の裏には日頃の練習があるんだと知ったとき、安次嶺さんは手が震えたそう!
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今夜の選曲: SITTING IN THE PARK / BILLY STEWART

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2010年11月30日

将棋にある3つの礼

今週のゲスト、私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんの最新本『将棋をやっている子供は、なぜ「伸びしろ」が大きいのか』(講談社)は、羽生名人も大推薦! 

勝ち負けにこだわらない部分、将棋をしている子どもたちはどういう苦しみや悩み、葛藤があるのか、心の部分をエッセイ風に書かれたそうです。 ajimine_book.jpg


この本の中で紹介されている「将棋にある3つの例」。それは… 『お願いします』人と人とが向き合って、お互いがいるから将棋が出来るという思い。そして、無言のまま対戦は進み、次の言葉はなんと『負けました』。自らの負けを宣言する競技は珍しいですね。そして、その後、お互いに感想戦(反省会)を行い、最後の言葉が『ありがとうございました』。 この精神が今の教育にとても大事だとおっしゃっています。
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今夜の選曲: SALLY,GO ROUND THE ROSES / JAYNETTS
staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年11月29日

将棋の中にある教育的ヒント

日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんは、私立暁星小学校の先生。今夜も授業を終えてスタジオにいらしてくださいました。
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子どもたちの中で、例えば「面倒くさい」という大人が使う言葉を使いますが、その言葉に違和感を感じていたそうです。将棋はまさに面倒くさい世界!将棋の中に、日本人の忘れ物と言うか、教育的ヒントがあるのでは?と思ったそうです。

現在、学校カリキュラムの中に、どこの学校でも「日本の伝統文化の奨励」として囲碁や将棋、歌舞伎も入っているそう。私立暁星小学校では週一時間、将棋クラブがあるそうです。
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今夜の選曲: RESCUE ME / FONTELLA BASS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年11月26日

11月29日から12月3日のゲストは

私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸(あじみね たかゆき)さんをお迎えします。

将棋の教育的意義、将棋の奥深い世界など、たっぷりとお伺いします。
お楽しみに。

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■■プロフィール■■
明星大学人文学部卒業後、1984年に、私立暁星小学校に着任。
以来、教壇に立つかたわら、日本将棋連盟の学校教育アドバイザーとして、将棋の教育的意義を提唱し、将棋の普及活動を行っていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク


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