2024年11月19日
『東京いい店はやる店―バブル前夜からコロナ後まで―』
今週のゲストは一般社団法人日本ガストロノミー協会 会長柏原光太郎さんです。
最新著書『東京いい店はやる店―バブル前夜からコロナ後まで―』が現在、新潮社より発売されています。
柏原さん、昨年講談社より出版された『ニッポン美食立国論』では、地方を中心にして"日本において美食が一番最強のコンテンツだ!"と書いています。そこで今回の著書執筆のきっかけは"縦軸が欲しい"ということでした。
柏原さんにとっての縦軸は"東京の外食の歴史はどうなっているのか"柏原さん自身が知っている80年代以降-バブル前夜から、コロナ後まで。
そして、その前の高度成長期についても、その時代を知っている人安倍寧さんなどに聞き取りをして、一冊にまとめた、グルメの現代史を総ざらいできる内容となっています。
東京のグルメの歴史において、フレンチが世を席巻する中、イタリアンの波がやってきます。柏原さん曰く"日本人はイタリアンに合う"ということ。
「フレンチってやっぱり堅苦しいところがあるんですよね、
ソースを楽しむ、レシピもある程度しっかりしたものがあるっていう...。イタリアンってすごくそこが自由闊達なものができて..."あれでいいんだよ"と。日本人が高度経済やバブルで解き放たれていくのと、一緒になったのかなっていう気はしますよね。」