2025年01月19日
サンパウロ公演が大成功!小池博史「蜃気楼のサウダージ」
異文化共演が生み出す、音楽と演劇の壮大なステージ
日本を代表する空間演出家・小池博史さんが演出、脚本、構成、振付を担当。能役者・小鼓奏者の今井尋也さん、日本舞踊家の西川壱弥さん、そしてオーディションで選ばれたブラジルの音楽家、俳優、舞踊家ら計11名が参加する国際共同制作プロジェクト『Saudade Na MIRAGEM・蜃気楼のサウダージ』が、2024年11月30日から12月15日まで、サンパウロのSESC(セスキ)ヴィラ・マリアーナで世界初演を迎えました。
この作品は、2022年から4ヵ年計画としてポーランド、マレーシア、ブラジルと日本のアーティストが新たな未来の物語を描く「火の鳥プロジェクト」の第3章。
19世紀末にブラジルのバイーアで起きたカヌードス戦争と、その戦争に基づく小説「世界終末戦争」がインスピレーションの源。日本語とポルトガル語によるセリフや謡(うたい)、ラップ、歌を交え、ブラジル音楽の打楽器やチェロ、アコーディオンなど多彩な楽器による生演奏が展開されました。また、生映像や動画のプロジェクションといった最新の映像技術も駆使し、演劇の枠を超えた大規模な総合アート体験を届けました。
サンパウロでの12公演は、全回、スタンディングオベージョンに包まれました。
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演奏・作曲:グレゴリー・スリバー(Gregory Slivar)
企画制作: 小池博史ブリッジプロジェクト - Odyssey、Périplo
Photos by João Caldas Fº