2026年01月11日
1月11日のゲスト:ペドロ・ミランダ
1月、4週連続でお送りしている、ブラジルから来日したアーティストの生演奏。2週目のゲストは、サンバの歌手/パーカッション奏者/ギタリスト、ペドロ・ミランダ(Pedro Miranda)をゲストにお迎えしました。2018年以来、約7年半ぶり、3回目のゲスト出演です。
ペドロ・ミランダは、1976年、リオデジャネイロ生まれ。90年代の終わりからリオの中心部、ラパのライヴハウスで歌手、パーカッション・プレイヤーとして活動を始めました。
参加していたサンバのバンド、テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチが大人気となり、ラパ地区のライヴシーンの盛り上がりを代表する存在となります。
その後、ソロになり、2016年のリーダーアルバム「サンバ・オリジナル」はブラジルのグラミー賞にあたる「プレミオ・ダ・ムジカ・ブラジレイラ」で「ベスト・サンバ・アルバム」を受賞しました。
2025年の11月下旬から12月に、7年ぶり4回目の来日。20年来の友人でもある日本のパーカッション・プレイヤー宮澤摩周さんが率いるバンド、グルーポ・セメンチとの共演でライヴを行ないました。
★ニューアルバム「Atlantica Senhora(アトランチカ・セニョーラ)」について
「このアルバムは、リオの市立自然公園で生まれました。コロナ禍の時期に、私はギターの演奏を学び始め、パンデミックが終わる頃、街に出て、ギターを弾いて歌いたくなりました。
公園でフリーライヴを行なうアイディアをSNSにアップしたら大きな反響があり1回目のライヴに400人が来てくれました。それから1年間、毎週日曜日に、自分で買った音響の装置を持っていって公園で歌ったら、大勢の人たちが投げ銭でカンパしてくれました。また、モアシール・ルース、パウロン・セッチ・コルダス、テレーザ・クリスチーナ、ベン・ジル、モレーノ・ヴェローゾなど、大勢の音楽家が飛び入りしてセッションを行ない、多くの新しい曲も生まれました。
そして、美しい自然に囲まれた公園での日曜日のフリーライヴを、いつしか人々が、ミサのような宗教的な集いと呼ぶようになったのです。
毎週日曜日のライヴは、私のキャリアを変える大切な経験でした。そしてアルバムは、公園があるマタ・アトランチカ(大西洋岸の森林地帯)、母なる大自然の中で生まれたので、リオの森林地帯に捧げて"アトランチカ・セニョーラ"、このタイトルをつけました」
★スタジオライヴで歌った曲「Vontade de Sair」について
「コロナ禍のパンデミックの時期に、マエストロのクリストーヴァン・バストスが私に、新しい曲を送ってくれました。そこには "歌詞を書け" というメッセージがあったので、私はびっくりしました。私の作詞作曲のキャリアは、短いからです。
ある日の午後、遅く目覚めた私は、窓を開けて、太陽の光を浴びました。当時はまだ、家から外に出るのが難しい時期でした。すると、頭の中に歌詞が浮かんできたのです。
"ビーチ沿いを歩く。泳ぐ。滝のシャワーを浴びる・・・"。
そして私が、自宅があるガヴェア地区で行なっていた、ショーロ、フォホー、サンバなどの音楽イベントのことなど、当時、やりたくても出来なかったことを、歌詞に入れました」
右からペドロ・ミランダ(ギター、ヴォーカル)宮澤摩周(パンデイロ)尾花毅(8弦ギター)
ペドロ・ミランダ with グルーポ・カデンシア ライヴの様子



