2010年04月07日

パプアニューギニア、築地でバイト。波瀾万丈の20代

藤浩志さんは、本当に興味深い経歴の持ち主。

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大学卒業後、1986年に青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校に赴任。途上国に行ったら時間軸を戻せる(60〜70年代)んじゃないかと思ったそうですが…実際は戻り過ぎ!原始生活のようだったとか。行った時はちょうど建国10年目。企業・放送局・新聞社が出来はじめた時期。それで芸術大学も出来たんだそうです。
1988年、バブル期の東京に戻り就職。そして働きながらお金を貯めるため、築地でも朝5〜12時まで働いたとか。ちなみに乾物屋さん。バイトで集まって来るのは、いろいろな国の人や音楽やっている人が多く、バラエティ豊かでとても面白かったとおっしゃっていました。
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今夜の選曲: HOME AGAIN / CAROLE KING

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年04月06日

好きな状況は「何だコレは!」

美術家藤浩志さんは、京都市立芸術大学大学院の卒業。最初は染織科に入学されたそうです。もともと細かい柄が好きだったんだとか。ご自身は鹿児島の生まれですが、ご両親は奄美大島出身。おばあさまは大島紬を作っていらっしゃったんだそうです。奄美や鹿児島には、大島紬の手織りの工場が多く、そこにみんなが集まり、ワイワイと機織りをする…そんな世の中の仕組みにも興味があったんだとか。

京都の大学に入った理由には、お寺が好きということも関連しているそうです。「三十三間堂にある1000体の仏像」など、なんだコレは?という常識を超えた状態、あり得ない状況が好きで、そういうのを作る仕組みにも興味があったんだそうです。
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今夜の選曲: BEAUTIFUL / CAROLE KING

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年04月05日

かえっこシステムって?

現在、秋葉原「3331アーツ千代田」で開催中の開館記念展で、藤浩志さんの作品<VPC(Vinyl Plastics Connection)発 Kaekko経由 Toys Paradise>を見ることが出来ます。
おもちゃを集めて制作された、怪獣のタワーやオブジェ。この展示物のおもちゃは全部、Kaekko(かえっこ)というシステムで集められたものなんですって。このKaekkoとは…2001年につくったシステムで、子供がいらなくなったおもちゃを持ってきて、お店屋さんごっこをするというもの。全国で開催しているそうです。いいおもちゃは、どんどんかえっこされていきますが、人気のないおもちゃは残っていきます。今までに全国3000ヶ所くらい開催し、貯まっていく人気のないおもちゃ…。

<VPC発 Kaekko経由 Toys Paradise>では、そんなおもちゃで作った作品が展示されています。
4月11日(日)まで、1階 展示室。一般 800円 / 高校・大学生 500円 /中学生以下無料になっています。

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今夜の選曲: I FEEL THE EARTH MOVE / CAROLE KING

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年04月02日

4月5日から9日のゲストは

藤浩志企画制作室代表、美術家 藤浩志さんです。 

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■■藤浩志(ふじ・ひろし)さん■■
1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て、1992年に藤浩志企画制作室を設立。パブリックに開かれた空間やシステムづくりを表現活動と捉えて、美術館やギャラリーでの発表に限らず、地域や生活に密着したアートプログラムを開発・展開していらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年04月02日

楽しいデザイン!

アートディレクター水谷孝次さんは笑顔をとる達人。そのコツは「最終的には気持ち!笑顔は気持ちの鏡。子供たちの笑顔は、実は自分なんです。心をこめて、愛を込めて、笑ってって願って撮影。自分の気持ちが子供たちにうつるかなんです。」


水谷さんが力を入れていらっしゃる「MERRY PROJECT」。地方の元気のない街をMERRYにしたい…と、愛知県犬山市を犬で盛り上げていらっしゃいます!犬山市には、犬のアートがたくさん!

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今夜の選曲: I'LL BE YOUR BABY TONIGHT / BOB DYLAN

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年04月01日

24時間オープン、笑顔の写真展

アートディレクター水谷孝次さん
これまでの、MERRY PROJECTの大きなプロジェクトは「愛・地球博」と「北京オリンピック開会式」。北京オリンピックでは、笑顔が傘にプリントされ、まさにたくさんの笑顔の花が咲いたような演出でした。
現在、六本木のホテルアイビス ミニギャラリーで「MERRY FROM WORLD 水谷孝次展」が開催中。5月11日まで。途上国の子供、17人の笑顔の写真が展示されています。ホテルのギャラリーということで、24時間誰でも見に来れるという場所を選んだ理由は、美術館などではなく、なるべく誰もが通る場所などパブリックな場所にしたかったからなんですって。

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六本木交差点から近い、ホテルアイビス。みなさんもぜひ、この無防備なくらい口を開けた万遍の笑顔を見に行ってみてください!

今夜の選曲: KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR / BOB DYLAN

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年03月31日

MERRY PROJECT、21世紀は笑顔の時代

独立して、原点から始めることを決意したアートディレクター水谷孝次さん
商業デザインではなく、社会デザインに情熱を持ちはじめたきっかけは、阪神淡路大震災だったそう。ポスターを作って支援、いろいろな場所に貼らせてもらって、お金を集めて神戸に届けたんだとか。
そして、「21世紀、笑顔は世界共通のコミュニケーションの時代だ!」と思い、1999年には「MERRY PROJECT」を設立。笑顔で何かしたいなと思い、撮影しためてきた子供たちの笑顔の写真で写真集を作ったんだそう。笑顔の撮影は、いまも続行中。これまでに、世界26カ国、3万人以上を撮影してきたんですって。

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今夜の選曲: I WANT YOU / BOB DYLAN

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2010年03月30日

バブルを経験して分かった、本当にやりたい仕事

現在、アートディレクターとして活躍される水谷孝次さん

大学卒業後、日本デザインセンターに入り、水谷さんが最初に認められて手応えがあった仕事は、ワコールのカレンダーとポスター。女性が下着の広告を見ても、知性と品格や爽やかさがあってイイと思われる作品に仕上がったのだとか。
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その後、数多くの広告デザインを手掛けた水谷さん。広告の世界を辞めたいと思ったキッカケは…バブルの頃、毎日のように海外に行っていた時期。LAでフランク・シナトラの広告撮影がありました。45分間に数億円かけた撮影。シナトラが写っていればいいような広告の撮影に対し「男の仕事として、いかがなものか?」と思ったんだそう。これをキッカケに、辞めて独立。さっぱりとしたイイ風が吹いていて、また原点から始められました。お金じゃなくて小さなことから心を込めてやろうと思い、それがあれば、もうあとは何もいらないと思ったんですって。

今夜の選曲: PLEDGING MY TIME / BOB DYLAN

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2010年03月29日

3歳で決意!?アートの世界に入るまで

アートディレクター水谷孝次さんは3歳のときに、世の中を良くしようと決意!フォークソングが大好きだった大学時代に「心を入れて何かを作ると、人を動かしたり感動したりすばらしい!」と思いコンサートのポスターのデザインなどを手掛け、自分はこういう仕事がしたいと思ったんですって。
そして大学卒業後、田中一光さんのデザイン事務所に入られました。

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今夜の選曲: BLOWIN' IN THE WIND / BOB DYLAN

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年03月26日

3月29日から4月2日までのゲストは

アートディレクター水谷孝次さんです。 

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■■水谷孝次さん■■
1951年名古屋市生まれ。中部大学工学部卒後、日本デザインセンター経て、83年に水谷事務所を設立。東京ADC賞を皮きりに、JAGDA新人賞、ニューヨーク.ADC国際展・金賞、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展金賞など、国内外のグラフィックデザイン界で、数々の賞を受賞されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク


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