2010年09月17日

そして、アマゾンへ…

フォトグラファー山口大志さんの撮影のテーマは「風景としての生き物、生き物としての風景」。ただ、風景がキレイだなって思っていても、どういうもので構成されているのかな、と思うんだそうです。たとえば、磯の香り。どんどん下に目を向けて行くと、実に面白い美しい動物たちがたくさんひしめき合っている。その循環の中にいるのが、たまらなく気持ちがいいんですって!それをカメラで撮影して行きたい…と。

山口さんはこのあと、アマゾンへ出発されます。今回は魚をメインに撮影しようと思っているそう!最初に行こうと思っている場所が、ダムの建設が決まっている場所。でも、そこにはシマシマの美しいナマズがいて、このナマズもダムが出来ると絶滅確実だろうと言われているそうです。来年2月に帰国予定…半年の間に、さぁ山口さんはどんな発見をするのでしょうか?


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今夜の選曲: ALL THOSE YEARS AGO / GEORGE HARRISON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月16日

故郷、佐賀県唐津の風景

フォトグラファーの山口大志さんは、現在、実家住まい。場所は、佐賀県唐津市。「珍しいものは無いけど、土と緑溢れ、空気と水がきれい。その循環の中にきちんと人が住んでいて、みんないい笑顔・いい言葉で生きています。」と山口さん。地元では、棚田など、素朴な風景を撮影していらっしゃいます。

世界各国を旅している山口さん。アマゾンに始めて行った時は観光で3週間くらいの滞在。地球の裏まで続いているような緑の絨毯、その圧倒的な存在感にビックリしたそうです。また、インドネシア・ジャワ島にはジャワヒョウを撮影しに。1〜2ヶ月間、けもの道に入ったりしていたそうです。(イリオモテヤマネコを追いかけていた成果があったそう!)
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今夜の選曲: HERE COMES THE SUN / THE BEATLES

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2010年09月15日

写真家・三好和義さんに弟子入り

西表島に5年間住んだ、山口大志さん。楽しいけど、このままだと遊んで終わってしまう…と思い、写真でなんとか出来ないかと東京へ。

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知り合いの編集者に「三好さんと楽園へ行かないか?」と言われ、もちろん即答OK。それもそのはず…西表島に住んでいたとき、年に1回は研修で東京に来ていたそうで、そのときに見た三好さんの屋久島の写真展を見て、鳥肌が立つほど感動!どんな人なんだろうと思っていたんですって。そして、実際に会ったときに「ところで先生のアシスタントは??」とポロッと聞いてみたのが始まり。

今夜の選曲: IF NOT FOR YOU / GEORGE HARRISON

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2010年09月14日

西表島でイリオモテヤマネコを追いかける!

高校卒業後、まずは石垣島の専門学校へ進んだフォトグラファーの山口大志さん。そのころに写真が楽しいと思って、バイトして一眼レフを買ったんだそう。そんな山口さんがなぜ西表島に住むことに?
学校に行っていたときに、イリオモテヤマネコ調査のアルバイトで、ときどき西表島へ行っていたんですって。そうしたら、働かないかとスカウトが。西表島には住んでみたいなとも思っていたそうで、即決&即移住!

環境省の施設である野生生物保護センターに勤務、そこではイリオモテヤマネコのモニタリングをしていたそうです。100頭ほどしかいないイリオモテヤマネコ、いつ絶滅してもおかしくありません。そこで、どこにいて何をしているかを常に観察しているわけです。年に1、2回、罠をかけて捕獲し、計測後、発信器を付けて放し、電波をおいかけます。


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今夜の選曲: CLOUD 9 / GEORGE HARRISON

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2010年09月13日

小惑星探査機はやぶさ帰還の決定的瞬間☆

フォトグラファーの山口大志さんは、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還した時の決定的な写真を撮影したことでも知られていらっしゃいます。
写真はノンフィクション作家の山根一眞さんの本「はやぶさ大冒険」のための写真。JAXAからあらかじめ、はやぶさがどこに帰還するのか予測はもらっていたそうで、現地、オーストラリア、ウーメラ砂漠へ。でも、実際はどんな方向からなのか、明るさなのか、早さなのか分からないため、難しい撮影だったそうです。
また、ウーメラ砂漠では星の数の多さにびっくり!星が写りすぎて、はやぶさの光が写らなかったらどうしようかとも、思ったそうです。

はやぶさが大気圏に突入し、燃え尽きるまでの時間は45秒間。音ひとつしない静寂の世界だったそうですが、山口さんの心の中には「シュン」という音が聞こえたそうです。
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今夜の選曲: SOMETHING / BEATLES

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月10日

9月13日から17日のゲストは

フォトグラファーの山口大志(やまぐち・ひろし)さんです。
小惑星探査機はやぶさ帰還の決定的写真撮影の裏側や、故郷:唐津のお話など、たっぷりとお伺いします。

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■■プロフィール■■
1975年、佐賀県唐津市生まれ。高校卒業後、石垣島、西表島へと移住。西表島では環境省野生生物保護センターに勤務され、生物観察と撮影に取り組み始められます。2004年より、写真家・三好和義を師事し国内外の撮影に同行。2008年に独立され、現在は唐津を拠点に国内外で活動されていらっしゃいます。
最近では、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還した時の決定的な瞬間をとらえた写真で有名に。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月10日

水俣病があったからこそ・・・

環境省水俣病発生地域環境福祉推進室の森枝聖子さんは、一度東京で就職、再び水俣に戻られました。子供の頃、水俣湾は汚いイメージしか無かったそう。実際、小学校5年のときに水俣湾にスケッチしに行った絵はドロドロの海の絵で、それが入選したんですって(驚)。28歳で水俣に戻った時、海がとてもキレイで、透き通っているのに感激したようです。

水俣市では、市民共同で環境の取り組みに力を入れています。水俣病があったからこそ、環境を大事にした生活。ゴミは23分別も!

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今夜の選曲:THE LIKE IN LOVE YOU / BRIAN WILSON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月09日

自然豊かな水俣の特産品

環境省水俣病発生地域環境福祉推進室の森枝聖子さんをお迎えして4日目。水俣市は熊本県。でも、一番近い空港は鹿児島空港なんだそうです。車で1時間20〜30分。でも東京からは、熊本空港経由で来る人が多いんですって。特産品は、お茶/サラダ玉ねぎ/棚田のお米:大関米など…。香りがするお米:香り米というのもあるんですって!

一度は減ってしまった水俣市の人口、そして観光。自然も復活し、新しい観光地として栄える可能性を感じる水俣です。


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今夜の選曲:THE LIKE IN LOVE YOU / BRIAN WILSON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月08日

水俣、観光のススメ

環境省水俣病発生地域環境福祉推進室の森枝聖子さんは、おっしゃいます。「水俣病のことを知らない世代も増えてきました。水俣病の正しい知識、そして復活した水俣の海を、地元の若い世代、熊本以外の人々に知ってもらいたい。」

森枝さんが推進室の業務として、観光地として力を入れているのが、温泉街の整備。山側にある「湯の鶴温泉」、海側にある「湯の児温泉」。

来年3月には九州新幹線も全線開通して、鹿児島中央から大阪まで直通になり、水俣へのアクセスが楽になりますよ!みなさんも、足を伸ばしてみてはいかがでしょう? minamata_wed.JPG


今夜の選曲:I'VE GOT A CRUSH ON YOU / BRIAN WILSON
staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2010年09月07日

自然豊かな水俣

「海の環境は復元されています!」と環境省水俣病発生地域環境福祉推進室の森枝聖子さん。珊瑚も確認され、ダイビングショップもあるんですって!毎年、熊本県で水質検査もしているそうです。

水俣湾の埋め立て地には広大な公園、エコパーク水俣。山間部には、美しい棚田。
そして、海を作るのは森。森が豊かであれば川をつたって海へ…。豊かな海を作るには、豊かな森が必要、循環しているのです。


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今夜の選曲:I GO RHYTHM / BRIAN WILSON

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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