2017年04月07日

ジョイスティック車で北米一周の旅!現地で見た、障がい者が活躍する社会とは?

NPO法人日本バリアフリー協会代表理事の
貝谷嘉洋さん
をお迎えしています。
収録時は電動車椅子でお越し頂きました。

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旅好きでもある貝谷さんは渡米中、
ジョイスティック車を使いアメリカ、カナダ(一部)を一周されたそうです。
「54日間かけて周りました。ヘルパーさんが2人付いてくれて
運転は(貝谷さん含めて)交代でして、
介護はやってもらってという感じです。」
「やっぱり自分の意思で移動できるっていうことが
夢だったので非常に楽しかったですね。」

いざアメリカを周ってみると障がいを持っている人が、
健常者と変わらずに働いている姿があったそう。
「ガソリンスタンド働いている人が障がいを持っていたりとか、
厨房で働いている人が障がい者だったりとか…」
「当たり前に障がい者が活躍しているなっていうのが
アメリカを1周してみての印象でした。」


2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、
現在行っている音楽事業などを通して障がい者が様々な
イベントに出られるよう今後も活動していきたいそうです。

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『GC・グランドフェスティバル2017』
4月23日(日)EX THEATER ROPPONGI で17時から開催されます。


今夜の選曲:UNTIL YOU COME BACK TO ME(THATS WHAT I’M GONNA DO)/STEVIE WONDER

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年04月06日

日本の障がい者環境、その課題は? 健常者に伝えたいこと。

NPO法人日本バリアフリー協会 代表理事の
貝谷嘉洋さんをお迎えします。

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2003年に介護事業「パーソナル・アシスタント・サービス東京」を
設立されていらっしゃいます。
「基本的には個人的な生活をアシスタントするということで、
介護者がどうしたいということでなく、あくまでも障がい者本人が
何をしたいかを重視する。そういう考え方の元で立ち上げています。」

日本の障がい者環境の課題として
「相性とか障がい者に会うということが抜けていて、
(障がい者)本人がどうしたいかという視点が遅れていると思います。」
「介護技術の質は上がってはいますが、やっぱり障がい者の
プライバシーの中に入ってきますので、その人が誰か?(どんな人か?)
ということは本当に重要なことなんだけど、その部分が抜け落ちている。
その部分はまだまだ改善の余地があると思います。」


今夜の選曲:WE CAN WORK IT OUT/STEVIE WONDER

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年04月05日

障がい者が自立している街、カリフォルニア州バークレー。現地のバリアフリー環境とは?

NPO法人日本バリアフリー協会 代表理事の
貝谷嘉洋さんをお迎えしています。
貝谷さんは関西学院大学卒業後、
カリフォルニア州 バークレーに単身渡米されています。

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バークレーは、留学されていた当時から、
障がい者にとって環境が整っている街だったそう。
「小さなお店でも、バリアフリーが整っているのは驚きですね。
 バリアフリーの建物率は90%を越えるぐらいです。」

また介護している、パーソナルアシスタントのほとんどは、
街の学生が担っているのだとか。
「学生の街なので、普通の学生や留学生が
 生活費や学びのために介護をする。
 そういったことが当たり前になっているんです。」

今夜の選曲:DO YOURSELF A FAVOUR/STEVIE WONDER

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2017年04月04日

協会が手掛ける2つ音楽事業とは? 開催が迫ったGC・グランドフェスティバル2017について!

NPO法人日本バリアフリー協会代表理事の
貝谷嘉洋さんをお迎えしています。
協会のメイン事業はなんと音楽事業!その中の2つの音楽事業について

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今年で14年目を迎える『第14回ゴールドコンサート』
「これはパラリンピックの音楽バージョンみたいな感じで、
障がいを持つミュージシャンが毎年東京国際フォーラムに集まって
1000人のお客さんの前でグランプリを目指すというイベントですね。」
例年応募が100組ほどあり音源審査、地方予選会などを通過した
10組が本戦(東京国際フォーラム)でグランプリを決めていきます。


もう1つ音楽事業『GC・グランドフェスティバル2017』は今年で3回目。
「GC・グランドフェスティバルは障がい者が裏方に
回るというもので出演するのは著名なアーティストが出演します。」
「障がい者は何をやるのかというと印刷物のデザインやホームページ、
書類、グッズの作成などを障がい者が受注して行うということですね。」


当日の会場スタッフも障がい者の方が務めるそうです。
ただ、あくまでもエンターテイメントであって楽しんでもらうことが目的。
さりげなく障がい者が携わっていること見ていただければとのことです。


『GC・グランドフェスティバル2017』
日時:4月23日(日) 16:45 開場 17:00 開演
会場:EX THEATER ROPPONGI
出演者:the pillows/怒髪天/vivid undress/500.000.000YEN(Opening Act)


今夜の選曲:I WAS MADE TO LOVE HER/STEVIE WONDER

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年04月03日

協会設立のきっかけ。活動に込めた思いとは?

NPO法人日本バリアフリー協会代表理事の
貝谷嘉洋さんをお迎えしています。
貝谷さんは10歳で進行性筋ジストロフィーと診断され、
14歳から車椅子を使用されています。

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自身が設立したNPO法人日本バリアフリー協会、
この動機について「高校受験をしているんですけども、
その時に行きたかった高校の受験も入学も
認められないということがあったんですね。昔の話ですけども…」
「障がいを持っているだけでダメっていうのは
ないんじゃないかとずっと思っていました。」
「障がいがあってもチャンスを与えられれば、
できることは沢山あるってことを知ってもらいたい。それも楽しく、
広く一般の人に知って頂きたいという思いで立ち上げました。」


日本でバリアフリーという言葉が普及したのは1990年以降。
貝谷さんが育った80年代、当時の学校の環境について
「車椅子で学校の中を動くっていうのはすごく大変なことで… 
まだバリアフリーという考え方自体がなかったという時代ですね。」
「そもそも車椅子の人が普通の学校に行くということを前提に
設計されてなかったということだと思います。」


今夜の選曲:FOR ONCE IN MY LIFE/STEVIE WONDER

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年03月31日

4月3日から4月7日は

NPO法人日本バリアフリー協会 代表理事の貝谷嘉洋さんをお迎えします。

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協会が目指すもの、主催する音楽事業のお話などたっぷりと伺います。

【プロフィール】
1970年岐阜市生まれ。関西学院大学卒業後に渡米し、
1999年にカリフォルニア大学バークレー校で行政学修士号を取得。
帰国後、2000年にNPO法人日本バリアフリー協会を設立されていらっしゃいます。

staff| 20:52 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年03月31日

社会問題をスポーツで解決する! 廃校を活用した合宿所とは。

先日丸の内MC Forest で行われた、
番組公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、元陸上選手で、スポーツコメンテーターとして
活躍されている、為末大さんです。

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為末さんは、社会問題をスポーツで解決する立場になる、
と決意され、教育や社会に関する活動を積極的にされています。
「実は、社会とスポーツの接点をやってる人って
 あんまり居なかったんですよね。
 引退者選手の9割くらいが、次の金メダリストを作るか、
 次世代の子供を育てるところに行くんです。 
 それって、スポーツの世界にすっぽり埋まってますよね」

為末さんの友人の海外選手は、HIVの問題をスポーツで解決したいと、
地域の人をスポーツイベントを行い、啓蒙されていたそう。
これを見て、”スポーツを使い、スポーツ以外の問題の解決する”
という事が可能だと知り、日本でも行いたいと思ったのだそう。

そんな為末さんは、株式会社R.projectの経営に参加し、
廃校をリニューアルし、合宿所にする企画を行ってます。
「地方に行くと、保養所とかあるじゃないですか。廃校もあるし。
 それって使い道がない上に、街の真ん中の学校が何も使われていないって
 すごいインパクトなので、中身を改装して宿泊できるようにして。」
都心部の子供達は、練習場と宿泊地が近い場所を合宿場所に選びます。
学校であればグラウンドが目の前、
さらに、田舎であればグラウンドも広く、喜ばれるのだとか。

今夜の選曲:TOP OF THE WORLD / CARPENTERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年03月30日

体験でアスリートを感じる、六本木で開催中のアスリート展!

先日丸の内MC Forest で行われた、
番組公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、元陸上選手で、スポーツコメンテーターとして
活躍されている、為末大さんです。

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現在、六本木の 21_21 DESIGN SIGHT で開催中の
企画展『アスリート展』でディレクターを務めていらっしゃいます。
「アスリートって、そもそも範囲が広いじゃないですか。
 野球もサッカーも、オリンピック選手も皇居の周りのランナーも。
 デザイナーという方々が見る、アスリートが新鮮で面白かったです」

企画展『アスリート展』では、
アスリートの速度や動きをプロジェクション映像で感じる『驚異の部屋』や、
来場者がどの競技者に近い体型かを見る『アスリートの体型特性』など
体験型の展示も多くあります。

さらに、スポーツ指導でもよく使われる、『アナロジー ラーニング』も。
「100メートル走る時に、地面からとにかく足が早く離れる事が大事なので、
 速く回せというよりも、”地面が熱したフライパンだと思え”というと
 子供にはかなりテキメンで。早く走る事ができます。」

企画展『アスリート展』は、6月4日(日)まで開催。
4月22日には、トークショーもおこなれます。
21_21 DESIGN SIGHT 企画展『アスリート展』詳細はこちら

今夜の選曲:HURTING EACH OTHER / CARPENTERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年03月29日

スポーツを通じる様々な活動。父子チャレンジプロジェクトとは?

先日丸の内MC Forest で行われた、
番組公開収録の模様をお届けしています。
ゲストは、元陸上選手で、スポーツコメンテーターとして
活躍されている、為末大さんです。

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活動の1つに、スポーツを通じた教育と社会のあり方を考える
『父子(ちちこ) チャレンジアカデミー』があります。
この活動では、スポーツを使い、
親子、さらには子供同士も交流してきます。

「父子って珍しいですよね。親子でいいって炎上しそうですけど
 でも、これって、父子にすることで、
 お母さんと子供、お父さんと子供の比率が半々になるんですよ。
 親子にすると、お母さんが9割になってしまうんです。」
開催場所は、なるべく東京周辺以外で、
日帰りできないような地方で行うようにされています。

「ウォーミングアップって、結構2人で対になっていて。
 例えば、子供をおんぶして、その子供が親の体を
 地面に足をつけずに、回るっていうのとか。
 いきなり2人だと気恥ずかしいかもしれないけど。」

昨年11月には、三菱商事が取り組む、
障がい者スポーツ応援プロジェクト DREAM AS ONE. と一緒に
『父子(ちちこ) チャレンジアカデミー SPECIAL FES』を開催しました。
こちらは、色んな競技の体験をして周るというイベントでした。

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「普通に告知すると、障がいを持った子供が1人、2人だけになって
 世の中見渡すとそんな事は無いので。
 もう少し当たり前に、障がいに関係無く、自然にスポーツをする環境を
 作れないかな、と思っていまして。」

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楽しんでスポーツをする子供たち、さらには障がいを持つ子供たちが
陸上スポーツへの興味の高まりを感じたそう。
「耳が聞こえない子が居たんです。
 彼らは言葉でコミュニケーションをしないと出来ない
 チームスポーツが難しいんですけど、
 陸上競技は、見たものを真似すれば成立するので。
 そういう子が、陸上やってみたい、って言ってくれて。
 喜んでくれる子もいたし、良かったなって。」

今夜の選曲:SING / CARPENTERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク

2017年03月28日

新豊洲に、誰でもスポーツができる場所を!

先日丸の内MC Forest で行われた、
番組公開収録の模様をお届けしています。

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2012年で引退され、”スポーツと様々なモノを繋げる”
活動を続けている、為末大さん
昨年12月にオープンした『新豊洲 Brillia ランニングスタジアム』
館長を務めていらっしゃいます。

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こちらの施設は、ドーム型で、60mの陸上トラック、ラボが入っています。
「60mって、室内競技の公式距離なんです。
 素材は、リオのオリ・パラでも使われたもので、
 きっと新国立競技場にも使われるだろう、と言われています。
 コンセプトは、”障がいも年齢も、隔たりが無くスポーツできる事”で、
 今では、3~4割は障がいをお持ちの方がいらしてます。」

『新豊洲 Brillia ランニングスタジアム』には、
競技用義足、”Xiborg”の制作、研究室があります。
こちらでは、カーボン素材でつくられる板バネを
トラックを走ることで、角度など微調整を行っています。

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リオのパラリンピックでは、Xiborg の義足を使用した
佐藤圭太選手がリレーで銅メダルに輝きます。
「でもまだ、世界との差は大きな差があって、
 2020年には、彼個人で決勝に残れるように、
 Brillia ランニングスタジアムで練習をしています。」
カーボンを何層重ねるのか、どのような角度で曲げるか
どの圧力で繋げるのか、などは 選手それぞれ。
日々、選手の走行を研究しているそう。

今夜の選曲:IT’S GOING TO TAKE SOME TIME / CARPENTERS

staff| 20:48 | カテゴリー:ゲストトーク


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