2025年05月26日

みんなの読み聞かせ絵本大賞開催中!

今週のゲストは、『みんなのよみきかせ絵本大賞』実行委員会事務局を担当されている米澤優香さんです。

S__54747142_0.jpg

米澤さんは、1972年、札幌出身。転職で2016年に生活協同組合コープさっぽろに入協。『えほんがトドック』など子育て支援を担当しており、現在は組合員活動部の部長としてグループの管理をするとともに、『みんなのよみきかせ絵本大賞』の事務局などを担当されています。

yomikikase (1).png

今回お聞きしたのは、コープさっぽろ60周年記念事業として立ち上げた「みんなの読み聞かせ絵本大賞」についてです。
この取り組み、コープさっぽろだけでなく、全国の37の生協が参加!
「本屋大賞に次ぐような存在まで育て上げたい。実は狙っております」と意気込みを語られました。

またこの大賞の基盤となっているのが、コープさっぽろで2010年から続く「えほんがトドック」というサービスです。
組合員の1~2歳の子どもやお孫さんを対象に、無料で絵本を届けるというサービスです。

「ずっと親子の宝物っていうのをコンセプトに、年に8回絵本を送っています。」

このサービス、これまで、15年間で延べ14万2000人に約65万冊、48タイトルを配布してきた実績があります!

なぜコープさっぽろでは、子育て支援に絵本を選んだのか。
「オムツやミルクなどの消耗品だと一過性のものでしかない。絵本を通じて親子の絆が深まり、読む人によって感覚や受け止め方も違う。心の思い出もずっと残して欲しい」というコープさっぽろの大見理事長の考えから絵本が選ばれたそうです。

なお『みんなのよみきかせ絵本大賞』
現在「絵本大好きさん部門」では、
全国の絵本を愛する方からのエントリー、上位15冊を選出し、2025年4月1日より最終投票を開催中です!!

ノミネート作品はコチラからご確認いただけます。

投票は6月30日まで受付中!
どなたでも投票に参加できます。ぜひ!

staff| 21:00 | カテゴリー:

2025年05月19日

4割がスギ・ヒノキ!

今週のゲストは、一般社団法人more trees事務局長の水谷伸吉さんです。
前回は4年前、2021年にリモートでのご出演でした。

IMG_4802.JPG

水谷さんは、1978年東京生まれ、慶応義塾大学/経済学部卒業後、株式会社クボタに入社。環境プラント部門に従事された後、NPO団体でインドネシアでの植林プロジェクトに携わり、2007年、森林保全団体more treesの事務局長に就任、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。

改めてmore treesとは・・・
森林破壊が進んでいるということに、危機感を覚えた音楽家の坂本龍一さんが2007年に立ち上げた団体です。
2023年からは坂本さんが亡くなったことに伴い、建築家の隈研吾さんが新代表に就任していますが「坂本さんの意思を継いで森づくりに邁進していく」ということで、団体の方向性は変わっていないとのことです。

More treesでは、多様性のある森づくりとして、植林を実施されています。
日本は森林大国ですが、そんな森に主に植えられているのは、スギ・ヒノキ。
これは、戦後の復興と経済成長の中で、早く育ち使える木材として大量に植えられたことが要因です。
現在、日本の森林の約4割がスギ・ヒノキを中心とした針葉樹になっています。

ただ、本来の日本には「500種類とも1000種類とも言われる多様な樹木があり、北国の白樺から九州の樹種まで様々」という状態だったということ。

More treesの目指す「多様性のある森づくり」はまさに「それぞれの地域の地形や気候に合った森に戻していこう」という取り組みということで、かつての日本の森林に戻す、いわば先祖返り的な部分があるということです。

「本当に地形や気候に合った樹種っていうのが、それぞれの各地域であるはずなので。そこにあった木を中心にした森に戻していこうっていうことですよね。」

staff| 21:00 | カテゴリー:

2025年05月14日

熱中症対策!予防と備えとは?

今週のゲストは、日本気象協会 「熱中症ゼロへ」プロジェクト リーダーの泉澤里帆さんです。

S__142802964_0.jpg

毎年『例年より暑い夏!』という言葉を耳にしますが、、実際近年の温度変化として、2023年、2024年と2年連続で統計開始以降、過去最も暑い夏となっているそう。
また最高気温が35度以上の猛暑日の積算日数を比較すると...
1971年~1980年の間には「11日」、2015年~2024年では「112日」と10倍以上に増加という衝撃的なデータになっています。

このように暑い時期の長期化で気になるのが、災害時の熱中症対策。
泉澤さんは「ライフラインの停止による室温上昇や、飲食を控えることによる脱水が懸念されます」と指摘しています。
そのため、備蓄品としては、ノンカフェインの飲料、塩分補給グッズ、通気性・速乾性に優れた衣服、冷却グッズなどの準備が効果的だということ。
特にカフェインやアルコールは利尿作用があるため避けるべきとのこと。

また大阪・関西万博の開催などから、今年も多くの外国人観光客の来日が予想されます。
プロジェクトが2020年に行った調査では、2017年~2019年の夏に訪日経験のある外国人200名のうち、98%が熱中症を知っていると回答。また約57%が「日本で熱中症とみられる症状を経験している」という結果が出ているそうです。

また夏が近づくと、携帯扇風機を持っている人を多く目にしますが、、実際の効果はどうなのか?ということも聞いてみました。
「猛暑時に使うと、熱風を回すことになり効果を感じにくい場合も。ただ冷たいタオルや保冷剤と併用して使うと気化熱で効果的」と実用的なアドバイスをいただきました。
冷却グッズについては「首・脇の下・足の付け根など太い血管が通っている場所を冷やすのは効果的」とのこと。
熱中症対策の知識を、わかりやすく教えていただきました。

熱中症対策について、いろいろな情報を取り扱っている『熱中症ゼロへプロジェクト』HPもぜひ一度ご覧になってみてください!
https://www.netsuzero.jp/

staff| 21:00 | カテゴリー:

2025年05月12日

熱中症予防を推進する日本気象協会の取り組み

今週のゲストは、日本気象協会 「熱中症ゼロへ」プロジェクト リーダーの泉澤里帆さんです。

S__142802962_0.jpg

泉澤さんは、青山学院大学卒業後、2017年に日本気象協会に入社。熱中症予防の普及啓発を行う「熱中症ゼロへ」プロジェクトのリーダーを担当。「熱中症は未然に防げる気象災害」をテーマに、熱中症に関する正しい知識と対策をより多くの方に知ってもらう活動を展開しています。

日本気象協会は、1950年に設立されており、民間の気象コンサルティング企業の先駆けとなっています。協会では天気予報だけでなく、環境や防災に関する調査解析や情報提供を行っており、一般財団法人ながら民間企業として気象データのビジネス活用を提案しています。
また気象庁とは別組織で、気象庁のデータを基に独自の情報を作成して提供しているとのこと。

そして泉澤さんがリーダーを務める「熱中症ゼロへプロジェクト」は2013年に発足。
以前から熱中症情報を発信はしていましたが、より具体的な対策や予防方法を伝えることを目的に、立ち上げられました。

そもそも、熱中症という言葉は、日射病、熱射病など様々な言い方があったものが2000年に統合されて使われるようになりました。
また意外にも「熱中症」に関して...2013年頃から行っている定例調査では、「熱中症を詳しく知っている」または「何となく知っている」という人は、90%以上いるという結果が出ています。

「割と熱中症という言葉と意識自体は、一般の方にもしっかりあったのかなというのは、そういった調査でも見えてはいるところなんですよね。」

staff| 21:00 | カテゴリー:

2025年05月01日

八十八夜当日!新茶をおいしく飲むには!古くなったお茶はどうすればよい?

今週のゲストは、日本茶インストラクターの酒井知子さんです。

IMG_4526.JPG

本日5月1日は八十八夜!この時期に摘み採られた新茶を飲むと、長生きすると言われています。

新茶とは、摘んだばかりのお茶のこと。お茶を摘んで、その葉を蒸した後揉みながら乾燥させますが、そのあと保存するもの、出荷するものと2ルートに分かれます。ここですぐに出荷されるものを新茶と呼びます。

「春の間冬の間から春の間にかけて根から吸収された養分で、やっと芽吹いたところを積んだ一番茶とも呼ばれるんですけど、その一番フレッシュな状態で飲めるよっていうのが新茶です」

IMG_4493.JPG

またお茶の保存方法についても伺いました。
まずお茶にはパッケージに賞味期限が書いてあり、封を開けなければ常温でOK。
ただ一度開封すると酸化が進み、香りや味が変わってきます。
そのためできるだけ小さいパッケージで購入し、1ヶ月以内に冷蔵保存で飲むことで一番おいしく飲めるとアドバイスをいただきました。

また、茶葉がたくさんある!という時や暑い時期のおすすめの飲み方として、
水だし煎茶もおすすめいただきました。
1.茶葉を容器に入れる。1ℓ当たり10~20gがめやす。
2.お水を入れ、冷蔵庫で1時間以上置く。濃いめが好きな人は4時間~6時間。
寝る前に作っておくと朝にはできているので簡単!
3.飲む前に軽くひと混ぜして、容器の中の茶葉が落ち着いたら濾しながらグラスなどに注ぐ。

こちらは、Yahooの記事でも詳しく紹介されています!
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eda3c14db59b80cd859162a5b966b5a530905c57

また知子さん主催の「TOMO88日本茶サロン」では、リアルでのワークショップを不定期開催中です!1回60分、4名までで一人4,000〜5,000円とのこと。
詳しい情報は知子さんのインスタグラムで確認できます。

知子さんですが、日本茶ナビゲーターTomokoとしてYahoo!ニュースエキスパートにて日本茶の情報記事を執筆されています!
関連の記事はコチラ...!ぜひお読みになってみてください!
新茶の季節に覚えておきたい「お茶の保存方法」美味しいうちに飲み切るコツ!

その茶葉まだ捨てないで!年末の大掃除で発掘された古い茶葉を活用するアイディア3選

4日間にわたり身近すぎてあまり気づけない日本茶の世界の奥深さを伺わせていただきました...!
ありがとうございました!

staff| 21:00 | カテゴリー:


バックナンバー

カテゴリー