2024年12月26日
こどもたちの考えるしめ飾り
今週のゲストはグラフィックデザイナーで、しめ飾り研究家の森須磨子さんです。
森さんの最新著書『しめかざり探訪記』
本の中には、森さんが母校でしめ飾り講座を行った話も掲載されています。
しめ飾りについて解説する中で、藁の部分を実際にみてみよう!と、森さんが装飾を外したところ、子供たちに驚かれたそう!
「そんなことしていいの!?って。しめ飾りにそこまで興味が無かったはずの子供たちが、"そんなことをしちゃいけない、すごく神聖なものなのだ"という感覚が、子供にもあるんだなって思いましたね。」
しめ飾りの作り手の高齢化など、しめ飾りの数が減少しています。
消えそう、でも消えないということについて、森さんは「みんなの中に、どこか消してはいけないのではないか」という気持ちがあるのではないかと考察していました。
「しめ飾りって、自分が大切にしているものにつけるわけですよね。そういう意識があるので、何か大切なものという意識がみんなの中にあるのかなと。また、お正月に節目をつけたいという感覚は、誰しもあると思うので、その一つのツールとして、しめ飾りという選択肢があればいいのかなと。」