2016年11月02日
アナログな墨であるからこそ伝わる、あるものとは?
墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんは、
大阪芸術大学デザイン科を卒業されています。
「僕は、80年に卒業していて、ちょうどその時、
劇団☆新感線とか、庵野監督も居て。
今をときめく邦画監督も大阪芸大多いですよね。」
現在ではイラストもデジタルで描かれるが多い時代になりました。
そんな中、墨で絵を描かれる茂本さんは、
”他のどんな画材よりも、墨は正直”とおっしゃいます。
「小さい頃、必ず日本では墨のアナログ感を
体験しているじゃないですか。
墨は、ゆっくり描くと滲むし、早く描くと掠れるって。
だからこそ、墨で描かれた絵を見ると、
勢いとかを、一瞬で感じ取ることができるんですよね。」
墨には、和墨と唐墨。
製造方法には、油煙墨と松煙墨など、種類があります。
「墨汁は、日本が発明したとされてて、
明治くらいにできて、結構歴史も浅いんです。
僕の場合は、たくさんの墨を使用するので、墨液を使用しますね」
今夜の選曲:CHEIKH IBRA FALL / YOUSSOU N’DOUR
| 20:48
| カテゴリー:ゲストトーク