
「アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽」
ズーザ・オーメン・ヂ・メロ著
国安真奈訳
定価:本体3,400円[税別]
A5判・並製 | 440頁
発売日 : 2025年2月18日
ISBN 978-4-86559-303-7
アルテスパブリッシング
ジョアン・ジルベルトの人生、音楽、数々のエピソードを網羅した、これぞ決定版!と言える伝記です。ジョアンが世を去った翌年、2020年にブラジルで出版され、このたび日本語版が発売されることになりました。
著者のズーザ・オーメン・ヂ・メロは、この本がブラジルで出版された直後、87歳で世を去りましたが、ジョアンと長年の交流があり、信頼関係を築いていたので、知られざるエピソードも描いています。
今世紀に入ってからのジョアンの来日公演についても詳しく触れています。

『アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽』
刊行記念トークショー ~ジョアンとボサノヴァの真髄~
2025年6月15日(日)
開場11:30 / 開演12:00
@代官山:晴れたら空に豆まいて
出演:国安真奈、中原仁
特別ゲスト:伊藤ゴロー(作曲家/ボサノヴァ・ギタリスト/音楽プロデューサー)
予約 2,500円 /当日 3,000円 (共に1D別途)
※ご到着順のご案内となります。
※メールフォームまたは電話(03-5456-8880: 15-21時)からご予約ください。
※エントランス時のお支払いは現金のみとなります。
詳細、予約は晴れ豆公式サイト
『アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽』(アルテスパブリッシング)の邦訳の刊行を記念して、本書を翻訳した国安真奈さんと、ジョアンが歌った名曲も数多く紹介している『ブラジリアン・ミュージック200』の著者・中原仁さん、さらに特別ゲストとして、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート作品も発表しているミュージシャンの伊藤ゴローさんをお迎えしてのトークショーを開催します!
ヴィオラォンのバチーダ、話すような唱法、独創的なハーモニーによって、ブラジル音楽を変えたジョアンは、ボサノヴァの創始者でありながら、ボサノヴァを超えた至高の音楽を生み出した音楽家。『アモローゾ』は、ボサノヴァの誕生と史上初の録音、世界にボサノヴァを知らしめた名盤『ゲッツ/ジルベルト』、伝説のカーネギーホール公演、奇跡の日本公演などなど、数々のレコーディングやライヴ・パフォーマンスをつぶさに辿りながら、豊富なエピソードで織りなす評伝です。
このイヴェントでは、ジョアンの人となりが伺える心温まるエピソードにあふれた本書の読みどころ(奇跡と言われた来日公演の舞台裏やオデオンからリリースされた初期3作の権利問題なども詳しく語られています)を紹介しながら、ギターと歌が一体となったジョアンの音楽のどこがそれほどまでに独創的だったのかを語り合っていきます。
ジョアンのギターを研究し尽くしている伊藤ゴローさんには、ソロで演奏もまじえながら、ジョアンがサンバの古典をどうアレンジしたのか、長いキャリアのなかでスタイルがどう変わっていったかを、じっさいに音を出しながら、紐解いていただきます。