2017年10月29日

11/5はブラジル〜フランス。「2017年ブラジル・ディスク大賞」候補作も紹介

次週11月5日は、ブラジルとフランスをめぐる音楽の旅にご案内します。


リスナーの皆様からの投票を受付中!ブラジル音楽の年間アルバム・ベスト10「2017年ブラジル・ディスク大賞」の主な候補アルバムを曲と共にご紹介します。オンエアも参考に、ぜひ投票にご参加ください!

フランスのパートでは、11日からロードショー公開される映画「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」をご紹介します。劇場鑑賞券のリスナープレゼントも!

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2017年10月22日

10/29はブラジル〜スペイン。「2017年ブラジル・ディスク大賞」候補作品も紹介

次週10月29日は、ブラジルとスペインをめぐる音楽の旅にご案内します。

リスナーの皆様からの投票受付がスタートした、ブラジル音楽の年間アルバム・ベスト10「2017年ブラジル・ディスク大賞」。今週から5週連続で、今年の主な候補アルバムを曲と共にご紹介していきます。オンエアも参考に、ぜひ投票にご参加ください!

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2017年10月22日

10/22のゲスト:ダニ・グルジェル、ト・ブランヂリオーニ

10月22日のゲストは、9月に5年連続の来日公演を行なった、ブラジル・サンパウロのシンガー、ダニ・グルジェル(Dani Gurgel)と、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートのゲストとして初来日したシンガー/ソングライター、ト・ブランヂリオーニ(To Brandileone)。ダニ・グルジェルは11カ月ぶり、通算4度目の出演です。

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ダニ・グルジェルは2007年、「ダニ・グルジェル&ノヴォス・コンポジトーレス」と題するライヴのシリーズをスタートしました。

「ノヴォス・コンポジトーレス」の意味は「新しいコンポーザーたち」。

自分と同世代の、若手のシンガー/ソングライターとの共演を続け、レコーディングも行ない、その後「ムジカ・ヂ・グラッサ(無料の音楽)」と題するプロジェクトをスタートしました。

これは、若手からベテランまで、様々な音楽家の未発表の新曲をレコーディングして、インターネットで映像と共に公開するというプロジェクトでした。

そして今年、ダニ・グルジェルが、様々なコンポーザーやミュージシャンと共演する、スタジオライヴのテレビ番組「オウトロ・ソン」がスタート。

この番組のために行なったセッションが、ニューアルバム「オウトロ・ソン」に収録されています。

「このアルバムを通じて、今、サンパウロを中心に、ブラジルの音楽シーンで何が起こっているか、感じられると思います。

 ノヴォス・コンポジトーレスのプロジェクトを始めた当時の私たちは、まだ学生のようなもので、キャリアのスタート地点にいました。

 それから10年経って、新しいコンポーザーたちはグレート・コンポーザーに成長しました。

 そして今、私たちも直接は知らない、さらに新たなコンポーザーが登場してきています」。

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「Outro Som」Dani Gurgel
 (Rambling RECORDS:RBCP3204)MORE INFO

ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートのゲストとして初めて来日したシンガー/ソングライター、ト・ブランヂリオーニは、ノヴォス・コンポジトーレスを代表する音楽家。ソロとして、そして同世代のシンガー/ソングライターが集まったグループ、シンコ・ア・セコのメンバーとしても活躍しています。

ト・ブランヂリオーニとダニ・グルジェルは、サンパウロのハイスクールの同級生。

15年前に出会い、ハイスクール時代には、ふたつのバンドを一緒に組んでいました。ひとつは、ブルースやロックを中心に演奏。もうひとつのキンカスという名前のバンドで、ブラジル音楽の名曲を演奏し、自分たちのオリジナル曲も作り始めました。

2007年から、サンパウロのバーでダニ・グルジェルと一緒に歌い、当時はダニのお母さんのピアニスト、デボラ・グルジェルも参加していました。

「当時のライヴの映像を見ると、とても感慨深いものがあります。

 その頃の私たちは、特別なアイディアはなく、ただ自分たちのやりたいことを、やっていました。

 それから10年経って、こうして日本に来て一緒に演奏できることは、とても光栄であり、私たちが選んだ道が正しかったことの証明だと思います」。

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スタジオライヴ生演奏は2曲。デボラ・グルジェル(キーボード)、トと同じくゲストで来日したコンハード・ゴイス(ギター)も参加しました。

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2017年10月22日

11月 モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2017(最新情報あり)

昨年は、カエターノ・ヴェローゾ、テレーザ・クリスチーナ、ソンゼイラ・バンドなどブラジル人アーティストも大勢来日、出演した「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン」。2017年は11月に開催されます。

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★Montreux Jazz Festival Japan 2017

2017年11月3日(金・祝)4日(土)5日(日)
@恵比寿ザ・ガーデンホール

*場内が「オールスタンディング」から「着席へのご鑑賞」に変更となりました。ゆったり座ってお楽しみいただけます。

MJFJ公式サイト

最終日、11月5日(日)のヘッドライナーは、パリにも拠点を置いてワールドワイドに活躍している音楽家、三宅純。16人編成の多国籍ユニットで、バイーア出身/トロント在住の歌手、ブルーノ・カピナン、バイーア出身/パリ在住のパーカッション奏者、ゼー・ルイス・ナシメント、この2人のブラジル人がメンバーの中にいます。

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2017年5月「Japan House São Paulo」開館記念コンサートに出演した三宅純のアンサンブル。中央で歌っているのがブルーノ・カピナン

また、11月5日(日)はアルゼンチンから、昨年の初来日公演が大反響を呼んだアカ・セカ・トリオのピアニスト、アンドレス・ベエウサエルトの出演も決定。

さらにこの日はロビーのMontreux Jazz Loungeにて「サウージ!サウダージ」のプロデューサー、中原仁がDJをつとめます。

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staff| 17:14 | カテゴリー:live/event info

2017年10月22日

セルジオ・メンデス 11月末に来日

今年もセルジオ・メンデスが11月末に来日。ビルボードライブ東京に出演します。

★セルジオ・メンデス(Sergio Mendes)

11/26(日)
  1st Open 15:30 Start 16:30 / 2nd Open 18:15 Start 19:00

11/27(月)
  1st Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Open 20:15 Start 21:00

@BILLBOARD LIVE TOKYO

MORE INFO(残席わずか、お早めに)

セルジオ・メンデスは今年9月、ホームタウンのブラジル・リオを訪れ「BLUE NOTE RIO」でライヴを行いました。「MAGIC」(2014年)以来の新作の完成も間近です。

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staff| 17:00 | カテゴリー:live/event info

2017年10月15日

10/22はブラジル・スペシャル。ダニ・グルジェルの生演奏も!

次週10月22日は「秋のブラジル・スペシャル」。カラフルなブラジリアン・ミュージックが満載です。

ゲストは9月に5年連続で来日公演を行なったシンガー、ダニ・グルジェルと、ダニのライヴのゲストで初来日したシンガー/ソングライター、ト・ブランヂリオーニ

ハイスクールの同級生でもあった2人と、ダニの母のピアニストのデボラ・グルジェル、同じくゲストで来日したギタリスト、コンハード・ゴイスの4人で、スタジオライヴの生演奏を2曲、お送りします。

歌詞をご紹介するコーナー「ポエジーア・ブラジレイラ」では、今から50年前の10月22日に開催されたソング・フェスティヴァルで2位に入賞した "ブラジルの声"、ミルトン・ナシメントの名曲「トラヴェシーア」を取り上げます。

10月20日(金)から投票受付開始!リスナーの皆様からの投票で決定するブラジル音楽の年間アルバム・ベスト10「2017年ブラジル・ディスク大賞」のご案内も!

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ダニ・グルジェル(右)とト・ブランヂリオーニ(左)

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2017年10月15日

10/15のゲスト:ヴィアネ

10月15日のゲストはフランスで大人気のシンガー/ソングライター、ヴィアネ(Vianney)。滝川クリステルによるインタビューと、スタジオライヴの生演奏をお届けしました。

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ヴィアネはフランスの西部、スペインとの国境に近いピレネー=アトランティック県で現在、26歳。

陸軍のハイスクールからパリのビジネススクールに進学。さらにファッションのデザインスクールで学んだ後、2014年、23歳でデビュー。あっという間にスターの座につきました。

「子供の頃からファッションと音楽が好きで、10歳ぐらいから家で洋服のデザイン画を描き、曲や歌詞も作っていました。

 ファッションのデザイナーになって自分のブランドを持つことが夢だったので、必然的にファッションの学校に進みましたが、本来は3年間、学ぶところを2年間で終了。その2カ月後に、歌手としての最初のアルバムを出したところウマくいって、音楽の道に進むことになりました。

 音楽は自分にとって親友のようなもので、最初は家に帰って夜、自分が楽しむためのものだったけれど、今、こうして音楽で生きて行くことが出来て、とても嬉しいです」。

「作詞作曲に関しては、いろんなところでインスピレーションが浮かんでくるので、メモをとるようにしています。でもそれを歌詞に落とし込むには時間がかかります。

 実は今日、J-WAVEのスタジオに来る前に、ホテルで曲の構想が浮かんだので、ギターを弾きながら歌ってスマートフォンに録音しました」。

「自転車で旅をすることが好きで、ブルターニュからストックホルムまで3,500キロを2カ月間かけて走ったのが最長です。

 普段から、10日間とか2週間ぐらいの旅をしてきました。今は忙しくて旅に出られないけれど、いつでもまたやりたいと思っています」。

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スタジオライヴの生演奏では滝川クリステルも大好きな曲「Pas La(パ・ラ)」を歌ってくれました。

日本デビューアルバム「君へのラヴソング(idées blanches)」に関するインフォメーションはリスペクトレコード公式サイト内

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2017年10月08日

10/15はブラジル〜フランス。ゲストはヴィアネ。

次週10月15日は、ブラジルとフランスをめぐる音楽の旅にご案内します。

「ポエジーア・ブラジレイラ」のコーナーでは、今から50年前(1967年10月)に開催されたソング・フェスティヴァルで優勝した、エドゥ・ロボの名曲「ポンテイオ」を歌詞と共にご紹介します。

ゲストはフランスのシンガー/ソングライター、ヴィアネ。滝川クリステルによるインタビュー、スタジオライヴの生演奏も。

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2017年10月08日

10/8のゲスト:ペドロ・ミランダ

10月8日のゲストはサンバのシンガー、ペドロ・ミランダ。ジョイス・モレーノのライヴのスペシャルゲストとして9月に来日、コットンクラブとブルーノート東京に出演しました。

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ペドロ・ミランダ(Pedro Miranda)は1976年、リオデジャネイロ生まれ。90年代末、テレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチのメンバーとして、リオの中心地、ラパ地区のライヴハウスで活動を始め、サンバの新世代を代表する存在となりました。その後、独立して、パンデイロなどの打楽器を叩きながら歌うソロ・シンガーとして活躍しています。

ペドロ・ミランダはハイスクールの最終学年に、ブラジル北東部の巨匠ルイス・ゴンザーガの音楽を聴いてブラジル音楽の魅力に目覚め、アマチュアのミュージカルの劇団に入りました。劇団の音楽監督/音楽の先生が、モレーノ・ヴェローゾとドメニコ・ランセロッチ。ペドロはモレーノからパンデイロを教わり、大学で音楽好きの友人たちと知り合いました。

「私たちの世代にとって、昔の軍事政権やアメリカ文化の支配によって失われてしまったブラジル音楽の伝統を再発見することが、重要なテーマでした。

 様々な音楽との出会いは驚きであり、情熱をかき立てました。

 例えばルイス・ゴンザーガの音楽は、私にはエキゾチックに響きましたが、同時に自分のDNAに訴えるものでもありました。

 そこで私は大学を中退し劇団もやめて、もっと音楽を知るために、リオの中でサンバが盛んな地区、マドゥレイラに通い、ブラジルの様々な地域を旅してきました。

 そしてテレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチと出会い、ラパ地区のライヴハウスで活動を始めました。

 私たちの世代には、音楽を通じて自身のアイデンティティを発見することが必要で、それがラパを拠点とする音楽のムーヴメントになっていったのです。

 音楽は、私たちをいろんな場所に連れて行き、新たな出会いをもたらしてくれます。そこに、私は魅了されています」。

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カエターノ・ヴェローゾ、アート・リンゼイをゲストに迎え、サンバの名曲に現代の息吹を加えた最新作「SAMBA ORIGINAL」。7月に発表された「第28回ブラジル音楽賞(Prêmio da Música Brasileira)」でベスト・サンバ・アルバムを受賞しました!

「私は自分が歌う曲を、人々が喜ぶとか、よく知られている、といった理由では選びません。自分が歌いたいから、という個人的な基準です。

 このアルバムでは1930年代のサンバから2000年代のサンバまで歌っています。

 ラパ地区のライヴシーンで起きたサンバの伝統を再発見するムーヴメントは、とても重要な出来事でした。

 でも、音楽に限らず芸術は、自分たちが生きている今の時代とコミュニケートしていかなければと思います。

 ですから私がレパートリーを決めるとき、自分が感動できる曲であることはもちろんですが、その曲を今の時代、今の社会にも、生きた形で伝えられるか。そこが重要なポイントなのです」

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スタジオライヴの生演奏。8月末に81歳で世を去ったウィルソン・ダス・ネヴィスが作曲、パウロ・セーザル・ピニェイロが作詞し、ペドロがファースト・ソロ作で録音した「O Samba é meu dom」を、マッチ箱を叩いてリズムをとりながら歌いました。ギターの伴奏はジョイス・モレーノ!

staff| 17:52 | カテゴリー:GUEST

2017年10月08日

ヴィック・ムニーズ「Handmade」

10月8日放送のトピックでご紹介した、ブラジルの現代美術家ヴィック・ムニーズの個展です。

★ヴィック・ムニーズ「Handmade」

会場/nca(nichido contemporary art)
    中央区八丁堀4-3-3,B1
    tel (03)3555-2140
期間/11月4日(土)まで
   火〜土 11:00〜19:00(日・月・祝日は休廊)
公式サイト

ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)はサンパウロ生まれの現代美術家。現在はニューヨークとリオを拠点に活動しています。

90年代初頭から、針金、砂糖、ダイヤモンド、チョコレート、色紙などのさまざまな素材を用いて歴史的な報道写真や、美術史上の名作を再現したものを写真で発表してきました。

また、大地にブルドーザーを走らせてナスカの地上絵のような作品を描いたり、ゴミ処理場に集められた生活ゴミだけを使って、バスケットコート2面分の巨大な空間に、歴史上の人物の肖像画を再現する、というリサイクル・アートなど、既成の概念にとらわれないスケールの大きな作品も発表してきました。

「Handmade」は、実物の素材(3次元)とその素材の写真(2次元)を組み合わせて画面に有機的に構成する最新作のシリーズ。13点が展示されています。

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“Shapes and Levels 2”,
Handmade, 2017, One of a kind,
76,2 x 56 cm, Mixed media
©Vik Muniz
courtesy of nca | nichido contemporary art

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installation view at nca | nichido contemporary art
photo by Kei Okano

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installation view at nca | nichido contemporary art
photo by Kei Okano

以下はヴィック・ムニーズがジャケットのヴィジュアルを手がけたCD。共に番組が主催しているブラジル音楽の年間アルバム・ベスト10「ブラジル・ディスク大賞」で1位を獲得しました。

★ Tribalistas / Marisa Monte, Arnaldo Antunes, Carlinhos Brown
  「2003年ブラジル・ディスク大賞」第1位

★CRU / Seu Jorge
  「2005年ブラジル・ディスク大賞」第1位

staff| 17:14 | カテゴリー:BRASIL/ART

2017年10月01日

10/8はブラジルを中心に。ゲストはペドロ・ミランダ

次週10月8日は、ブラジルを中心に音楽の旅にご案内します。

カルチャー・トピックのコーナーでは、東京で開催中のブラジルの現代美術家、ヴィック・ムニーズの展覧会をご紹介します。

ゲストもお迎えします。9月、ジョイス・モレーノの来日公演にゲスト参加した、サンバのシンガー、ペドロ・ミランダ。昨年のアルバム「サンバ・オリジナル」は、今年の7月に発表された「第28回ブラジル音楽賞」でベスト・サンバ・アルバムを受賞しました。スタジオライヴの生演奏で、小粋なサンバを歌います。

前週に続き、東京で開催中の「第14回ラテンビート映画祭」の上映作品もご紹介します。

staff| 17:52 | カテゴリー:from staff

2017年10月01日

10/1のゲスト:ジョイス・モレーノ

放送29周年を迎えた10月1日のゲストは、番組への通算ゲスト出演最多回数を誇る、ジョイス・モレーノ(Joyce Moreno)

J-WAVE29周年のお祝いメッセージをいただき、敬愛するドリヴァル・カイミの作品集に当たる新作「ある旅をした」から、カイミの名曲「マラカンガーリャ」をスタジオライヴ生演奏で歌ってくれました。

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★ドリヴァル・カイミに関するジョイス・モレーノのコメント

「私が、生まれ育った場所は、リオのコパカバーナ地区のはずれ、イパネマ地区との境目に近い、ポスト・セイスと呼ばれるエリアでした。

そこにはブラジルの偉大な詩人、カルロス・ドゥルモン・ヂ・アンドラーヂ、そしてドリヴァル・カイミが住んでいて、近所の人たちは、しばしば彼が道を歩く姿を目撃していました。

私の家族にとって、ドリヴァル・カイミはアイドルでした。私の母はレコードを買い、兄弟たちもカイミの音楽が大好きでした。私も幼い頃から彼の音楽を聴いて育ちました。

ですからカイミの音楽は、私の少女時代の思い出と深く結びついていて、その頃への旅、まさに「ある旅をした」ということになります。

ドリヴァル・カイミの音楽は、私の少女時代の音楽そのものです」。

「ドリヴァル・カイミの音楽は、ジョルジ・アマードの小説と共に、バイーアの風土の象徴です。

カイミの音楽とアマードの小説がバイーアの独特のイメージを作り上げました。

その一方、ドリヴァル・カイミは、23歳でバイーアからリオに来て、70年間、リオに住んでいました。

バイーアを離れていても、カイミの内面には常にバイーアがありました。でも同時に彼は、カリオカ、リオっ子でもあるのです。
 
彼が作った曲の中には、「土曜日のコパカバーナ」をはじめ、1950年代のリオのナイトライフを描いたものも、数多くあります。それらは、自分の生活体験から生まれた曲なのです」。

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ジョイス・モレーノの横に座っているのは、今回のライヴにスペシャル・ゲストで参加したサンバの歌手、ペドロ・ミランダ。来週(10月8日)ゲストにお迎えします。

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「FIZ UMA VIAGEM(ある旅をした)」ジョイス・モレーノ
 (Rambling Records RBCP-3196)

staff| 17:51 | カテゴリー:GUEST

2017年10月01日

第14回ラテンビート映画祭

スペインをはじめヨーロッパや南北アメリカの国々で制作された、日本では未公開の新作映画を中心に上映し、映画ファンやラテン・カルチャーに興味がある人々の間で高い人気を誇る「ラテンビート映画祭」。今年も10数本の作品が上映されます。

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★第14回ラテンビート映画祭

10月5日(木)〜9日(月・祝)
13日(金)〜15日(日)
@新宿バルト9
第14回ラテンビート映画祭公式サイト

10月1日の放送では、下記の2作品を紹介しました。

★チャベーラ(Chavela)

コスタリカからメキシコに渡り、1950年代にスターの座についた伝説の女性シンガー、チャベーラ・バルガスの93年の人生を追ったドキュメンタリー映画。

彼女の歌声に惚れこんで映画の挿入歌に使いコンサートのプロデューサーもつとめた、ペドロ・アルモドバルも出演しています。

上映日時:10月8日(日)13:30

★J:ビヨンド・フラメンコ(Jota de Saura)

スペイン映画界の巨匠、カルロス・サウラ監督の最新作。自身の故郷でもあるスペイン北東部アラゴン州に伝わるダンスと音楽「ホタ」の魅力を描いた作品で、セリフや説明は一切なく、全編、ホタのダンス、歌、演奏が繰り広げられます。

カニサレス、カルロス・ヌニェスらも出演しています。

上映日時:10月7日(土)18:30

staff| 17:29 | カテゴリー:Europe/CINEMA


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