2015年07月26日
8/2はブラジル〜タヒチ
次週8月2日はブラジルと、南太平洋に浮かぶフランス領ポリネシアの島、タヒチにご案内します。
ブラジル・リオのコパカバーナ・ビーチで生まれたラケットスポーツ、フレスコボールの「ジャパンオープン」(8月8日、9日、三浦海岸で開催)に関するトピック、取材でタヒチを訪れた滝川クリステルのレポートもお伝えします。
次週8月2日はブラジルと、南太平洋に浮かぶフランス領ポリネシアの島、タヒチにご案内します。
ブラジル・リオのコパカバーナ・ビーチで生まれたラケットスポーツ、フレスコボールの「ジャパンオープン」(8月8日、9日、三浦海岸で開催)に関するトピック、取材でタヒチを訪れた滝川クリステルのレポートもお伝えします。
リオのミクスチャー・ポップ・バンド、ペドロ・ルイス&ア・パレーヂが開催したパーカッションのワークショップを母体に、2000年に発足したリオのストリート・パーカッション・グループ、モノブロコ(Monobloco)が5年ぶりの来日公演を行ないます。ヴォーカル+弦楽器+パーカッション隊で総勢13名!
★MONOBLOCO Japan Tour 2015
9月5日(土)@恵比寿リキッドルーム
open 17:00 / start 18:00
前売6,500円 / 当日7,500円(別途ドリンク代 / All Standing)
詳細はこちらの公式サイト
※サンシャインシティ フェスタ・ド・ブラジル2015にも出演! 9月13日(日)の池袋ブラジル・ストリート・カーニバル(サンシャイン60通り)にゲスト出演してパレードする他、サンシャインシティ内で公開練習やライヴ・パフォーマンスも行ないます。
2010年の来日公演の写真
ミルトン・ナシメント、トニーニョ・オルタ、ロー・ボルジス、ベト・ゲヂスらと共に、ブラジル・ミナスジェライス州のミュージシャンズ・ファミリー「クルビ・ダ・エスキーナ(Clube da Esquina)」を形成してきたシンガー/ソングライター/キーボード奏者/ギタリスト、フラヴィオ・ヴェントゥリーニ(Flávio Venturini)が初来日します。
★フラヴィオ・ヴェントゥリーニ JAPAN TOUR 2015
8月28日(金)@牛込箪笥区民ホール
(都営地下鉄新宿線・牛込神楽坂駅 A1出口横)
open 18:30 / start 19:00
出演:フラヴィオ・ヴェントゥリーニ
共演:グスターヴォ・アナクレート(sax,fl)コモブチキイチロウ(bass)黒田清高(drums)ゲスト:藤本一馬(guitar)
料金:前売5,000円 / 当日5.500円
詳細はこちら
7月26日の放送でご紹介した映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」が8月1日(土)からロードショー公開されます。
“神の目を持つ” と呼ばれているブラジルの報道写真家、セバスチャン・サルガドの人生と作品をとらえたドキュメンタリー映画で、監督は「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩(うた)」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」などを手がけたヴィム・ヴェンダースと、サルガドの息子ジュリアーノ・リベイロ・サルガド。
セバスチャン・サルガドは1944年、ブラジル内陸部で農園を経営する家庭に生まれました。サンパウロ大学で経済学を専攻し、その後、軍事政権の弾圧を逃れ、奥様と一緒にパリに移住しました。最初はエコノミストとして働いていましたが、アフリカを訪れた際に人生観が変わり、29歳で報道写真家に転向。中南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中の国々を訪れ、先住民や少数民族、労働者、飢餓に苦しむ人々、難民などと共同生活を送りながら、マージナルな存在の人間たちをカメラに収め、数々の賞を受賞してきました。
その後、ブラジルに戻りましたが、故郷の農園の枯れ果てた風景にショックを受け、奥さんと共に植林を行なって緑の森を取り戻します。こうして環境保護の活動を始め、今世紀に入ってからは、写真の被写体も野生動物や大自然の風景へと変化しました。
映画では、セバスチャン・サルガドの人生と活動の旅路を、本人、息子、ヴィム・ヴェンダースなどのモノローグをまじえて、たどっていきます。もちろん、長年にわたって撮影してきた数々の作品も、スクリーンに登場します。
★セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター
監督:ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
プロデューサー:デヴィッド・ロジエール
エグゼクティブプロデューサー:ヴィム・ヴェンダース
撮影:ヒューゴ・バルビエ、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
音楽:ローラン・プティガン
2014年/フランス・ブラジル・イタリア/110分/DCP/カラー
原題:The Salt of The Earth
配給:RESPECT(レスペ)×トランスフォーマー
宣伝:Lem
©Sebastião Salgado ©Donata Wenders ©Sara Rangel ©Juliano Ribeiro Salgado
8月1日(土)Bunkamuraル・シネマほかでロードショー公開
※リスナープレゼント
劇場鑑賞券のリスナープレゼント(抽選で3組、6名様)のご応募は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
次週7月26日は、ブラジルとフランスをめぐる音楽の旅にご案内します。
"神の目を持つ" と呼ばれる世界的に有名なブラジルの報道写真家、セバスチャン・サルガドの人生と作品をとらえたドキュメンタリー映画「セバスチャン・サルガド〜地球へのラブレター」(8月1日よりロードショー公開)をご紹介。監督の一人はヴィム・ヴェンダースです。映画のチケットプレゼントも!
8月から9月にかけて来日するブラジル人アーティストのライヴ・インフォメーションもご案内します。
7月19日の放送でご紹介した、今から70年前にブラジル・リオのコパカバーナ・ビーチで誕生したラケットスポーツ「フレスコボール(FrescoBall)」。
フレスコボールはラケットでボールを打ち合う、一種のビーチテニスです。ラケットの素材は、木材もしくはファイバーで、大きさは縦が「柄」の部分を含めて40センチあまり。横が約25センチ。丸みを帯びた羽子板のような形状のラケットで、直径6センチ弱のゴムのボールを打ち合いますが、フレスコボールは相手を負かす対戦型の競技ではありません。2人がペアを組んで一定の時間内、ラリーを続けます。それを複数の審判が見て、ラリーの回数やアタック、ディフェンスの技術点などを審査。ペアごとの総得点を競うというルールです。
ペアを組む2人のチームワークが勝敗を左右する、というわけです。
フレスコボールはリオのビーチからブラジル各地、中南米、欧米の国々まで広がり、2013年、日本フレスコボール協会が発足しました。
2015年3月、メキシコのビーチで第1回フレスコボール・ワールドカップが開催され、14カ国が参加。日本からも男性のペア2組4名が出場しました。
日本フレスコボール協会のホームビーチは神奈川県の三浦海岸。ここが "日本のコパカバーナ" ということになります。
そして8月8日と9日、三浦海岸の特設コートで「フレスコボール・ジャパンオープン」が初開催されます。
★FrescoBall Japan Open 2015
会期:2015年8月8日(土)〜 8月9日(日)11:00 〜 16:00
場所:三浦海岸海水浴場(神奈川県三浦市南下浦町上宮田)
海の家 夏小屋 フレスコボール特設コート
主催:JFBA 一般社団法人日本フレスコボール協会
特別招待選手としてブラジルから、今年のワールドカップで優勝した女性のペアも来日します(下の写真のペア)
今年、メキシコで行なわれたワールドカップをはじめ、ブラジル国内の大会でも優勝を重ねている、世界最強の女性ペア、シルヴィア・シルヴァ・デ・オリベイラ、そして日系ブラジル人のカミーラ・サユリ・ドイ・ダ・シルヴァ。
タイムテーブルはこちら
★リスナープレゼント
日本フレスコボール協会からご提供いただきました、フレスコボールのラケット2本とボール2つのセットに、フレスコボール・ジャパンオープンが開催される三浦海岸の海の家「夏小屋」のトートバックを添えて、抽選で3名様にプレゼント!
プレゼントのご応募は7月21日(火)で締切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。当選者の発表は賞品の発送をもって、かえさせていただきます。
プレゼントするラケットは木製・無地です。カラフルなペイントを施すと上の写真のようになります。ぜひトライしてください。
次週7月19日は、ブラジルとスペインをめぐる音楽の旅にご案内します。海の日の前日、ビーチな気分で夏モード全開の選曲です。
ブラジルのカルチャートピックは、リオのコパカバーナ・ビーチで誕生したラケットスポーツ「フレスコボール」をご紹介します。リオで誕生してから70年、今年の3月にはメキシコで初のワールドカップが開催され、日本代表も出場しました。8月には三浦海岸で日本初のジャパンオープンも開催されます。
フレスコボールのラケットとボールが当たるリスナープレゼントも!
ブラジルが生んだ世界的な建築家、オスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)。その膨大な功績を振り返る、日本では初めての大規模な回顧展が開催されます。
★オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男
2015年7月18日(土)〜10月12日(月)@東京都現代美術館
展覧会のみどころ、休館日の情報など詳細はこちらの公式サイト
※オスカー・ニーマイヤー
1907年、リオデジャネイロで生まれ、1930年代から建築家として活動。ブラジル国内の建築物だけでなく、ニューヨークの国連本部ビルの設計にもたずさわり、国際的な名声を確立しました。
その後、ブラジルの新首都、ブラジリアの都市計画と建築にかかわり、議事堂、最高裁判所、大聖堂など、主な建築物の設計を手がけました。
ブラジルが軍事政権だった時代は約20年間、パリで活動。1985年、ブラジルに戻り、80歳、90歳、そして100歳を越えても、現役で活動を続け、2012年に104歳で大往生しました。
オスカー・ニーマイヤー《ブラジリア大聖堂》Photo: Leonardo Finotti
オスカー・ニーマイヤー《イビラプエラ公園 講堂内部》Photo: Leonardo Finotti
オスカー・ニーマイヤー《ニテロイ現代美術館》Photo: Leonardo Finotti
オスカー・ニーマイヤーが設計したサンパウロのイビラプエラ公園が、会場内のアトリウムに1/30サイズで再現されています。
会場内で上映中の、オスカー・ニーマイヤーのドキュメンタリー映画(約60分)の上映スケジュールです。
★リスナープレゼント
「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」のご招待券(抽選で5組・10名様にプレゼント)のご応募は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
次週7月12日は、ブラジルとイタリアをめぐる音楽の旅にご案内します。
カルチャートピックのコーナーでは、東京都現代美術館で18日から約3カ月にわたって開催される、ブラジルが生んだ世界的な建築家、オスカー・ニーマイヤーの回顧展「オスカー・ニーマイヤー展〜ブラジルの世界遺産をつくった男」をご紹介します。入場券のリスナープレゼントも!
7月5日は、ジャパンツアー中のブラジル・ギターデュオ、ジョアン・リラ&ジョアン・カマレーロ(João Lyra & João Camarero)を迎えて、スタジオライヴの生演奏を2曲お送りしました。
ジョアン・リラ(66歳)は、ブラジル北東部の出身。リオを拠点に大勢のシンガーと共演してきたほか、インストゥルメンタルのグループでも活動している、ガットギターの大御所です。日本との縁も深く、ここ数年は、たびたび来日してきました。
今年は7弦ギタリスト、ジョアン・カマレーロ(25歳)とのデュオで、6月から7月にかけて、ジャパンツアーを行なっています。
★ジョアン・リラ&ジョアン・カマレーロ JAPAN TOUR 2015
7/10(金)19:30 /21:00(入れ替えなし)
@渋谷 JZ Brat
ゲスト:石川智(perc)
詳細はジョアン・リラ公式サイト(日本語)
「Tocador」João Lyra
7月5日の放送でご紹介したフランス映画「ボヴァリー夫人とパン屋」。ココ・シャネルの伝記映画などを手がけた女性監督、アンヌ・フォンネーヌの最新作です。
物語の舞台はフランスのノルマンディー地方、美しい自然に囲まれた小さな村。主人公の初老の男性、マルタンは、パリの出版社で働いた後、故郷の村に戻り、家業のパン屋さんを継いでいます。
文学が大好きなマルタンの愛読書は、19世紀のフランスの小説家、フローベールの名作「ボヴァリー夫人」。ある日、マルタンの家の向かいに、イギリス人の夫婦が引っ越してきました。苗字はボヴァリー。奥さんのジェマ・ボヴァリーと小説の主人公がマルタンの脳内でひとつになり、ジェマは小説さながらに、複数の男性と関係を重ねていきます。そして最後に待っていたのは、マルタンの行動が原因で迎える、悲劇的な結末でした。
★ボヴァリー夫人とパン屋
© 2014 – Albertine Productions – Ciné-@ - Gaumont – Cinéfrance 1888 – France 2 Cinéma – British Film Institute
配給:コムストック・グループ
7月11日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国公開
公式サイト
★リスナープレゼント(劇場鑑賞券を、抽選で3組6名様)のご応募受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。当選された方には7月8日付けで発送しました。
★伊藤大輔写真展:Morador de Favera ファベーラの住人
7月9日(木)〜15(水)
@キャノンギャラリー銀座(中央区銀座3-9-7)
10:30〜18:30(12日・日曜日は休館。最終日は15:00まで)
入場無料
伊藤大輔さんは2002年、中南米に渡り、ブラジル・リオのファベーラ(スラム街)で生活しながら写真家としての活動を開始しました。
その後いったん帰国しましたが、4年前、奥様と一緒にリオに移住。コパカバーナのビーチを見下ろすバビロニアの丘のファベーラに住んで、ファベーラの風景と、そこで暮らす人々の表情を撮影しています。
今回の写真展で展示する作品は、およそ40点。10年以上に及ぶ活動の集大成的な内容です。
2013年10月1日、番組の25周年の特番を放送したときに、伊藤大輔さんに電話で出演いただき、ファベーラの現状などを伝えてもらいました。